2013年3月11日 月曜日
園庭の桜のつぼみが少しずつふくらみ始めチューリップの芽も伸びてきて春の訪れが近づいたことを子ども達も気づき始めています。 今朝は寒さが戻って霜が降りていましたが、子ども達が戸外に出てきた頃には温かい陽が射してきて子ども達も鳥や花に負けない位、生き生きと活動していました。
朝一番にままごとコーナーでひよこ組さん達が人参を見つけてザクザクと大きな輪切りにして器に入れていたのをみていた年中りす組の子ども達は「もったいないね。」とつぶやいていました。そして、ひよこ組さんがいなくなるとテーブルの上の人参を細かくきざんだり薄くスライスしたりしていきました。そのうち年少のすみれ組さん達が担任と一緒にやってきて、切った野菜をきれいに盛り付け始めました。大きめの野菜は側に落ちていた小枝に刺して串焼き風に作ると「バーベキューだ!焼き鳥だ!」と言って網のうえに乗せて焼く真似をして遊んでいました。
大根や人参をすり降ろして丸めたお団子など次々と美味しそうなごちそうがふえていきました。そこで「これでレストランごっこしようや!」ということになり子ども達を誘って別のテーブルを用意してテーブルクロスをかけ、菜の花(野菜のカゴに入っていた。)を飾りました。次第にレストランの雰囲気になり何だかワクワクしてきました。丸い椅子を2つ置いていましたが足りないので持ってこようとしていた時、すみれ組のM君が三輪車を横づけにしてそこにちょこんと座っていました。 朝の活動が楽しかったのか午後のバス待ちの時にも残りの野菜でまた遊ぶ姿が見られて、今日は年少さんのごちそう作りが盛んになった一日でした。
室内に戻ってくるとさていよいよ今週末は卒園式、前日のさよなら会の準備や打ち合わせを年中、年少児が合同でしていました。又、卒園式に飾る花を作るのも年中さん、年少さんの役割です。心を込めてきれいな花を作っていました。年長児に渡すプレゼントも準備万端、お別れの言葉やさよなら会の進行も少し練習して、「年長さんありがとう」という気持ちをどうやって伝るか意識するようになってきました。
一方年長さんでは、3階ホールで真剣な表情で卒園式の練習をしていました。後ろから入って行くときちんと制服の上着を着て緊張感を持って参加している姿に「さすが卒園間近の年長児だな。」と頼もしく思いました。
また、今日はパン給食の日で付け合わせは具だくさんの味噌汁でした。配膳の時に運ばれてきた大鍋の蓋をあけると本当に沢山の具が入っていました。何と具の種類は玉ねぎ、人参、シメジ、大根、かぼちゃ、ちくわ、豆腐、油揚げ、青ネギの9品目でした。一口飲んで子ども達は「おいしいー」と声をあげてあっと言う間に「おかわりー!」の連発でした。黒糖パンとオレンジ、具だくさんの味噌汁と牛乳、だしはイリコでとっていて栄養満点の給食でした。
ちょと裏話、だしをとった後の沢山のイリコに玉ねぎの根っこと玉ねぎの切れ端、そしてきざみ生姜を混ぜて小麦粉を加えて練り合わせ油で揚げると美味しいおつまみができます。(すみません子ども達が帰ってから先生達で食べました。噛めば噛むほど味が出て美味しかったです。)
年長児はもちろんですが、年中、年少、プレ年少児も進級まで残りわずかとなって一つひとつ片付けたり、自分の物をまとめたりしていると教師達もちょっぴり寂しさを感じている今日この頃です。