2013年3月1日 金曜日
参観日、最終日となりました。今日も園庭は子ども達の笑顔で溢れていました。花いちもんめを楽しんでいる子が多く、くま組の子ども達は兄弟のさくら組の子達を誘い、年中組の子ども達は同じ年中の他のクラスの友達を誘い、そこそこで友達とかかわりながら花いちもんめなどの集団遊びを楽しんでいました。砂場へ行くと、何人かの年少組の子ども達が大きな山の周りに集まっていました。覗いてみると、みんなで作った大きな山に鍋やフライパンで顔を作り、鍋の蓋で受け皿のように作った口にはままごとコーナーから持ってきた野菜をのせて食べさせてあげていました。話を聞くと、最初は山の中に入っていた口でしたが、さくら組のYちゃんが園山から少し引き出して、口に食べ物が置けるようにしたのだそうです。
次から次へとご飯が運ばれ泥山人形は子ども達の仲間となっていました。ふと、そこから離れたところへ目をやると、ひよこ組のRくんが泣きながら歩いているところに、たんぽぽ組のOちゃんがやってきて、話を聞いてあげていました。先生に作ってもらった泥団子を落として、割れてしまったので泣いていたのだそうです。そこで、Oちゃんが自分で作った泥団子を持ってきて「あげるね」と優しくかかわってあげていたのです。すると、またまたRくんが泣きながら「さっきの泥団子が落ちてなくなってしまった」と言ってやってきました。今度は、さくら組のHちゃんが「落ちとったよ?」と拾って持ってきてくれました。それを見たRくんの顔はすぐにほころびました。
わずか1歳しか違わない3歳児のお姉ちゃん達の優しさがとても温かく、教師も心がぽかぽかになりました。
さて、青コースの年長(きりん・らいおん組)は、ミニ発表会があり、沢山の保護者が来て下さっていました。発表会でした劇を久しぶりにした子ども達はとても生き生きとして嬉しそうで、保護者の皆さんも笑顔で見守ってくださっていました。様子を見に上がってきた副園長は、歌が終わった後に保護者にアンコールの合図を送り、「今日の日はさようなら」の手話をした後、そのまま終わるのはちょっと寂しいかな?と2つ目のアンコールを保護者にアピールしました。すると、子どもたちから「園歌ができる」と声が上がり、園歌を手話で元気いっぱい歌いました。すると、今度は保護者からアンコールが湧き上がり、次は子ども達と相談して手話で「さんぽ」を歌いました。その間教師は突然の要求でCD探し、楽譜探しに走り、どたばたといなくなっていました。3人とも教師がいなくなったのを見た副園長の「保育放棄ですね?」の一言に大笑いの保護者達。ミニ発表会は、副園長の「これ以上続けたら先生のボロが出るのでおしまい!」の言葉で幕を閉じました。温かい笑いに包まれてぽかぽかになったミニ発表会でした。
しかし、保育者として反省すべき点がぽろぽろと見えた時間でもあり、本日の反省会では、笑いを交えながらも、みんなで保育者として準備の大切さを実感し、自分を振り返る機会となりました。
そして、待ちに待った昼食の時間、配膳に並んでいる子ども達からは「わあー。豪華やねー。」と大歓声です。とてもおいしいだしの効いた煮物に、豚肉のしょうが焼きは、子ども達の心も身体もぽかぽかにしてくれました。
去り行く3月。子どもたちを笑顔で送り出せるよう、日々の保育でたくさん遊んでたくさん楽しい時間を作れるようにしていきたいと思います。
《今日のメニュー》
ごはん・煮物・豚肉の生姜焼き・ニラもやし炒め(カレー味)・トマトのサラダ・バナナ