2012年12月18日 火曜日
今朝、副園長が干し柿の出来具合を見に行ったところ、そのそばに干してあった一本の大根の不思議な現象を見つけました。
12月末に干したその大根は、太陽の光を浴びて、しなしなになり、細くなっているにもかかわらず葉っぱは生き生きとしているではありませんか。子どもたちもそれを見て「わーホント!お水にさしてたみたいだね」と驚いていました。一度は、しおれかけていた葉っぱも大根の中にある水分と栄養分を吸収して三週間の間元気だったんだよ」という話を副園長から聞いた教師達も普段は何気なく見過ごしている出来事も、見方一つで植物の生長パワーを感じ、不思議さに気付くことができるのだと又一つ、学ぶことができました。
さて干し柿はと言うと・・・・・子どもたちと一緒につるした柿は、そろそろ食べ頃になったと言うことで、明日のお餅つきの昼食の一品として並びます。すみれ組の子達は、部屋の前につるしてある柿を見ながら「明日みんなで食べれるね」と、とても楽しみにしているようです。
さて今日は、年長さん最後の施設訪問です。今回は、年長児全員がクラスに関係なく入り交じり、四カ所、四グループに分かれての訪問です。
年長さんは、お泊まり保育、運動会、お店屋さんごっこと機会あるごとに大勢でコミュニケーションを取ることができていたので、どのグループも違和感なくすぐに「仲間」になっていました。
そして出発前、副園長から最後の施設訪問の心構えを話してもらった後、3つの約束をしました。
1笑顔 2元気 3みんなで力を合わせること ・・これができたら、施設の方への最高のプレゼントになること。プレゼントというのは物をあげることだけでなく、心のプレゼントもあるのだということを話してくれました。その話をうなづきながら聞いていた子どもたちは、それぞれの訪問先で精一杯の笑顔と元気と力を合わせての演技を見せていました。
Rちゃんは、なかなか起きあがれないおじいちゃんのそばへ行って優しく手を握りながら歌を歌ってあげていました。するとそのおじいちゃんは、少し元気になって、スタッフの方に体を起こしてもらうと一緒に手遊びを楽しんでくれました。
又お風呂に入る順番を待つために背を向けて座っていたおじいちゃんも鼓笛隊演奏を聴いて、手と足でリズムを取りながら楽しそうに聞いていました。はじめは、表情が堅かった方もかわいいサンタ服の子どもたちとこちょこちょしたり、ぎゅっと抱きついたりするといつの間にか笑顔になってふれあい遊びを楽しんでいました。
こどもたちの演技に見入っていたおばあちゃんは、「子どもたちが一生懸命!一生懸命するからほんとうにかわいい1見ていると涙が出るよ」と言って涙ぐんでおられました。お別れの握手の時には、涙を流して子どもたちの手をぎゅっと握ってくださるお年寄りに子どもたちはその涙が心に響いた様で、帰りのバスの中では、「嬉しくて涙が出たんだね」と話していました。みんなの「心のプレゼント」は何よりも素敵なことなのだと感じ取ったようでした。次回からは、年中さんにバトンタッチとなります。年中さん達もその「こころ」を受け継いでくれることと思います。
明日は、楽しみにしていたお餅つきです。
朝から子どもたちと一緒に机を運んだり、お芋を洗ったりして準備をしました。調理室からは、副園長が作っているあんこやヨモギの良い香りがして次々と子どもたちが覗いていました。明日は、子どもたちがついたお餅をお雑煮にして食べます。手作りのお弁当はいりません。
今学期最後の行事です。・楽しく、心に残るお餅つきにしたいと思います。