2012年11月29日 木曜日
昨日、年中のお兄ちゃんお姉ちゃんに焼き芋を分けてもらったひまわり組の子ども達は、早速家から新聞紙とアルミホイルを持ってきました。「先生!新聞とアルミホイル持ってきたよ!」「早く焼き芋作ろう!」と、焼き芋作りをとても楽しみにしていました。 今回の焼き芋では、「自分の物は、自分で用意しよう」ということで新聞紙やアルミホイルは、自分で用意した物を使っています。今日は、各クラスで色々なエピソードがありました。
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ひよこ組のKちゃんは、焼き芋に新聞紙とアルミホイルがいることをお母さんに伝えて、用意した新聞紙とアルミホイルをしっかりと握って幼稚園まで持ってきました。
ぱんだ組のAちゃんは、昨日友達がアルミホイルを持ってきていなかったことを心配して、今日、もう1本アルミホイルを持ってきたのでした。お母さんから、「これ以上持っていくとお家のご飯が作れなくなるよ。」と言われたようです。
すみれ組のSちゃんは、友達のAくんがアルミホイルを持っていなかったことで、焼き芋を食べられないと心配して泣いてしまいました。そして、自分のアルミホイルをAくんに分けてあげて一緒に焼き芋を作ったのでした。
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このようにたくさんのエピソードがありました。「必要な物は自分で用意すること」当たり前のことのようですが、子ども達には経験させていなかったのではないかと反省した教師達でした。
さあ、いよいよ焼き芋作りの開始です!きれいに洗ったさつま芋を水でぬらした新聞紙で包みます。新聞紙がしっかりとぬれていないと新聞紙がアルミホイルの内側で燃えてしまい、さつま芋が焦げてきれいに焼けないのです。次に、新聞紙で包んださつま芋をアルミホイルで包みます。アルミホイルを巻くときに隙間ができてしまうと、そこから火が入ってしまい、これも焦げる原因になります。子ども達は、アルミホイルが破れないように慎重に巻いていました。子ども達がくるんださつま芋を受け取った教師は、「おいしく焼くからね!楽しみにしていてね!」と言って焚き火の中に入れました。おいしい焼き芋を作るには、焦げないように火の加減や焼き時間に気をつけなければいけませんが、子ども達が新聞紙やアルミホイルを巻く行程も、とても大切なのです。おいしい焼き芋作りのなかにも科学的な要素がたくさん詰まっていました。焼き芋作りを通して、子ども達はまた1つ新しい科学を勉強することができました。焼き芋作りという活動1つをとって見ても、子ども達の学びはたくさんあるのだと改めて感じました。
今日は、ぱんだ組とうさぎ組が干し柿づくりをしていました。うさぎ組では、柿以外にしいたけと大根も干していました。太陽に当てて乾燥させることで、甘味や栄養価が増す話をすると、子ども達は興味津々で聞いていました。今年は、園児数分の干し柿が2階のテラスに干されています。今年は例年以上に2階の軒下がにぎわっています。
くじら組と宮前校区の子ども達は、宮前フェスティバルに参加しました。小学校の先生やお兄さん、お姉さんの話を静かに聞いて大変頼もしかったようです。フェスティバルでは、ゲームや作るコーナーを楽しみました。作った物やもらったプレゼントをお土産として大切に持ち帰り、楽しい思い出ができました。