幼稚園の日記(ブログ)

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  2012年10月17日 水曜日

 今日は久しぶりの雨でした。子ども達は口々に「雨だから今日は部屋の続きしよう。」と嬉しそうに話していました。

 年中児は、昨日年長児が壁に「うさぎとかめ」のおはなしを聞いて描いた絵を貼っていたのを見ていて、今日は自分達が「かちかち山」のおはなしを聞いて絵を描くことにしました。おはなしが流れている間、真剣に聞いた後、Iちゃんが「魚釣りしよるとこ描く!」と言って描き始めると、それに続き次々と自分の頭に残っている場面をそれぞれが思い思いに描いていきました。描き終わった後は階段の壁や窓に自分達で貼りたいところに友達と話しながら貼っていきました。A君は大根を描いて貼りました。大根が貼ってあるのを見たK君が、「大根30本くらい植えてあるんよ。」と言ったのを聞いて、周りの友達が次々に大根を描いて貼っていきました。大根が何本植えてあるのかという細かいところまで聞いて覚えていたということに驚きました。

 さて、ぺんぎん組では昨日散歩に行ったので子ども達で部屋の壁面に街を作ることにしました。紙を渡すと紙全体に一人で絵を描き上げる子もいれば、「電車を描きたい!」と言って大きく描いている子もいました。描き終えると、その絵をはさみで切って裏にセロハンテープを貼って自分達で話し合って貼っていました。貼りながら、「電車はあるけど線路がない。」とA君が言うと「じゃあ、僕が線路を作るね。」と言ってB君が作っていました。

 弁当を食べていると放送が流れてきました。年長児からのお知らせで、「12時30分から、お店屋さんとピタゴラ遊園地を開店するので来て下さい。」という内容でした。子ども達は、早く食べなきゃと言って食べていました。そして、急いで降園準備をしていると、くじら組の友達が部屋に来てくれて、「700円持ってきて下さい。」と言ってくれたので子ども達はすぐにはさみとパステルを取ってきて作り始めました。そしてお金を持ってさっそく行ってみると、子ども達は目をきらきらさせて楽しんでいました。「もっと買いたかったけどお金がなくなったから今日は帰ろう。また明日お金持ってくる!」と言っている子もいました。たこ焼きを買った子達は、フーフーしてから食べたり、「早く食べていい?」と言いながら食べる真似をして楽しんでいました。

 お店屋さんは、お客さんがくると売れていくので品物がどんどんなっくなっていってしまうということを実感し、作る人と売る人と役割を決めてしていました。どのようにしたらもっとお客さんが来てくれるのかと考えて案を出し合いながら、まとめる子を中心にどんどん工夫していました。

 ピタゴラ遊園地では、副園長から「お客さんが来たら、入り口で約束事を言っておかないと壊されてしまうよ。」とアドバイスをもらい、K君とY君は廊下で待っている子にしっかりと自分達でルールを決めて注意していました。女児は、ピタゴラを見るのに順番を待っている子が退屈にならないように手遊びをしてあげていました。

 子ども達一人ひとりが、成長に合った工夫をしたり、作るにあたり役割を決めたりしています。明日はどんな工夫がみられるのか楽しみです。