幼稚園の日記(ブログ)

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  2012年9月7日 金曜日

幼稚園の夏休みが終わりに近づいた8月の下旬、保育所では地震の避難訓練をしました。まず、避難訓練の前に『じしんがあるとき、どうするの?』という紙芝居を見ることにしました。紙芝居の中の絵を見ながら「頭を隠して小さく小さくなーれ!」「かくれんぼよ」と言うと、保育士を見ながら子ども達も頭を隠して小さくなってみせてくれました。紙芝居が終わり避難訓練です。「グラグラグラ 地震よ。こっちに来て隠れて」と言いながらマットをあげると、子ども達は遊びをやめて、少しずつマットの中に入ってきます。

 

始めはキョトンとしていて玩具を持っていた子ども達もやってきて入りました。保育所は次々と入園してくるので、避難訓練のたびに初めての子がいるのです。揺れが止まると、帽子をかぶって三階の会議室まで上がります。どの子も静かに歩いてトコトコと階段を上がっていきました。広い会議室に着くと思わずいつものように走りかけましたが、「ここに集まって座って!」という真剣な表情の保育士の言葉に静かに座ってお話を聞くことができました。毎月、訓練を重ねているので、泣く子は次第に少なくなり、この日は誰も泣くことなく お話も静かに聞いていました。いつ、本当の地震が起こるかもしれません。震災がないことを祈りながらも「地震よ!」の呼びかけに小さいながらも反応し、保育士の話に耳を傾け行動できるように、また、保育士も役割分担して子ども達をすばやく誘導できるように訓練を重ねて身につけていきたいと思います。