幼稚園の日記(ブログ)

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  2012年7月14日 土曜日

園庭に魚つりのコーナーがあったのを見つけたOくんは「さかな!さかな!」と指をさして教えてくれました。園児たちが廃材で作った魚が泳いでいるのを見て手で魚を表現しながら「スーイスーイ」と真似ていました。それを見ていた他の子ども達もOくんの真似をして「スーイスーイ」と言ってみたり「これがいい!」と魚選びをしたりと、とても興味を示していました。

そこで、ぴよぴよでも魚づくりをしてみることにしました。今回は1歳児も2歳児もみんなのりを使うことにしました。初めてのりを使う子もいて「これ何?」 「してもいい?」と興味津々。1歳児は魚の形に切ってある厚紙に保育士に手伝ってもらってちぎった包装紙を貼りました。1歳児は初めての活動が物珍しく、夢中で魚づくりしていました。初めて触るのりには、少し変な顔をしながらも、繰り返す作業に飽きることなく「これも!」と包装紙を保育士に差し出す姿も見られました。時間がなく魚づくりが次回になってしまったTくんは「したかったー」と涙を浮かべて訴えていました。

2歳児は、トイレットペーパーの芯に包装紙をちぎって貼りました。立体的なものに何かをくっつけるのは初めてだったので難しいかな?と思っていたのですが、子ども達は芯が転がっていかないように左手でしっかりと押さえる姿が見られました。すべて声をかけて援助しなくても自分達で考えて行動にうつすことが少しずつですができていることがよくわかりました。のりを使う時のお約束「指は1にしてちょんちょんとつけるだけ!」をしっかりと覚えていた2歳児はのりの量も加減しながら自分で選んでちぎった包装紙のウロコをたくさん貼りました。丸も上手に描けるようになったので、少し難しかったのですが黒のクレヨンで魚の目も描きました。2歳児達は1つ1つできあがると「見てー!」と自慢げに見せてきました。「上手にできたね!」と声をかけると「もっとする!」と嬉しそうに続きをしていました。いつもならすぐにあっちに行ったりこっちに来たりとなかなか落ち着く時間がないのですが、大好きな制作の時間には子ども達の集中した姿を見ることができました。出来上がると、手で持って泳がしてみたり「できた!」とアピールしたりしていました。自分の力で作ったことで子ども達の自信につながった制作になりました。制作活動も取り入れながら楽しい時間を提供していきたいなと改めて感じました。