2012年6月25日 月曜日
今日は朝から雨が降っており、楽しみにしていた田植えが出来ないのかなと心配しましたが、なんとか雨も小降りになり、無事にすることが出来ました。バスに乗ると窓から田んぼがたくさん見え、副園長が「昔の人は雨の時は藁でできたカッパを着て植えていたんだよ。お行儀よく並んでいないと大きく大きくなった時に大変なんだよ。」と、話してくれました。小雨が降る中、子どもたちは裸足になり、田んぼのあぜ道を歩くと、雨でぬかるんだ所にはミミズがたくさん出てきて泣き出す子や、キャーキャー逃げ惑う子もいて大騒ぎしました。しかし苗を植える時には笑顔になっていました。
まず最初は遠藤さんが田植え機で植える様子を見せてくださいました。機械の後方に積んだ苗がくるくると、回って次々ときれいに並んで植えは付けられていく様子を興味を持って見ていました。そして縦、横にきれいに植えつけられている苗を見ると、「わあー。」と声があがりりました。
役員さんから4、5本の苗を4株ずつもらい、1株は利き手、反対の手に3株持ち、苗の部分じゃなく根っこの部分を持って植えていきました。植える前に副園長から「アヒルの口にして苗の根っこを持って。」と言われると、子どもたちは上手に持っていました。またAちゃんは「アヒルの手。」と言われ口までアヒルになっていて、とても可愛かったです。以前幼稚園でも植えたことがあるので「〇〇ちゃんはここから4つね。」と伝えるとアヒルの手ですいすい植えていきました。
また植えた子どもからあぜ道に上がって行くのですが、足を取られてなかなかまっすぐ歩くことが出来ず、思わず尻もちをつく子もいましたが、副園長から「自分で歩きなさい。」と言われて、教師の手を借りずに歩くことが出来ました。こんな所にも副園長の子どもたちに少しでも経験させたいという配慮が感じられました。教師たちも慣れない田植えに緊張し、終わった時には子どもたちと一緒に興奮状態で、使った足拭きやタオルやシートなど、そのままにして帰ってしまい副園長にあきれられてしまいました。準備から片付けまで、自分たちで出来るようにしていきたいです。
幼稚園へ戻ると先に帰ったクラスの教師が給食を用意してくれていました。今日の給食はトマトパン、カレースパゲッティ、グレープフルーツでした。朝からとってもいいにおいがして楽しみにしていた子どもたちはお腹もペコペコだったので、おかわりもたくさんしました。
田植えの帰りに遠藤さんからさといもの苗を頂きました。さといもの葉で転がる雨のしずくが宝石のようにキラキラ輝いてとてもきれいでした。根っこに小さな里芋がついた苗を3本もらって帰って幼稚園に植えました。幼稚園の庭の雨上がりに里芋の葉っぱの上でコロコロと輝く水晶のような水滴を子どもたちと楽しみたいと思います。