2007年12月8日 土曜日
先週、年少組の参観日の後「次はぼくたちだね」と、うどん作りをすることを知って子ども達は今か今かと今日の日を待ち続けていました。
うきうきしながらお母さん達と一緒に登園してきて、きれいに手を洗ってから説明を聞き、いざ、うどん作りスタート!!中には「本当に食べられるのですか」と不安そうに聞いて来られる方もいましかが・・・。
小麦粉400gに塩水180ccを入れて混ぜると、はじめはポロポロ状だったものが次第に1つにまとまってきてびっくり。お母さん達からも「へぇー」と声があがりました。よくこねてこねて、広げたり丸めたりを繰り返してある程度までこねてからナイロン袋に入れて足で踏んで伸ばしていきます。子ども達が交代で足踏みした後、ひつじ組ではFくんのお母さんが踏んでみました。そしてお母さんは「あったかいよ、気持ちいいよ」とまわりのお母さんに勧め、その声にのったお母さん達も順に感触を楽しまれていました。広がったうどんを丸くまとめて30分ねかす間に小麦粉の不思議について話をしました。りす組ではお母さんも参加して劇をしました。
30分後に麺棒でひし形にして厚さ3mmまで伸ばす作業が始まりました。それには力が必要でここは力のあるお父さんの出番をお願いしました。りす組のAちゃんのお父さんもAちゃんに「やって」と背中を押されてうどん作りに加わって下さいました。
初めは照れくさそうだったお父さんも楽しくなり、力いっぱいうどんを伸ばして下さいました。それを見たAちゃんもお母さんもお父さんの「初めて参観日でこんな姿を見た」と、とても嬉しそうでした。
うさぎ組のTちゃんのお父さんは汗をかきかきエプロン姿で初めから終わりまで作って下さりTちゃんも大喜び。Mちゃんのお父さんは他のグループの麺作りも手伝って、手際よく包丁で切って、周りのお母さん方からも大拍手が起きました。ぺんぎん組のRちゃんのお家では時々うどん作りをしているとのことで、その手際のよさにまわりのお母さん達もびっくりでした。
うすく伸ばした生地を細く切って生うどんができました。その生うどんは台所へ運ばれて待ち構えていた年長、年少の先生達に茹でてもらいました。そして古森先生手作りのだし汁にうどんが花の形の人参などてきれいにトッピングされて一人一人のおわんに盛られて返ってきました。それを見たみんなは「うわー!」と歓声をあげました。おわんの上にはおまけにグリンピースごはんとえのき、ピーマンの炒め物までついてきたのです。みんなおいしそうにパクパク食べていました。自分達が作ったうどんは格別の味で思わず「おかわり!」の声があがりました。ぺんぎん組のMちゃんはお母さんの分まで食べてしまいました。「ひよこや年少の時には食が細かったのに、こんなに食べてくれて」とお母さんはとても嬉しそうでした。
今日の保育参観は親子で一緒にうどん作りを通してお母さんのする所、お父さんがする所、子ども達がする所と分担したことで、その姿を見て「お父さん、お母さんすごいな」という気持ちをもたせることができます。今の時代にはとっても必要なことで、今日のうどん作りをした2時間30分はとてもいい時間を過ごせたと感じます。