2012年3月8日 木曜日
今朝は園庭の工事現場にドカンと座った大きなクレーン車に登園した子どもたちは目が釘づけでした。バスの中でも「あれ何?」と年少児が言うと「クレーン車だ!幼稚園とどっちが高いのかな?」と口ぐちに言いながらバスから降りると一目散に走って見に行く姿がありました。今日は大安でこの日にたてまえができるように工事を進めてくださっていたのです。昨日まで見ていた工事の様子とは違って、立体的になっていました。釘を打たずに木を組み合わせていく様子に驚きながら子どもたちは我を忘れて見入っていました。大黒柱は神社の柱のように大きな、しっかりしたツルツルの丸太が使われていて見るからにどっしりと建物を支えています。トラックに乗った木材は近寄ると久万の杉の木でとても良い香りがしていました。年中児も工事の様子を見て、釘を使わなくて元々あいた穴に木と木をはめ込んで大きな木槌で打ち込んでいく様子を見ながら絵を描き始めました。また1階のテラスでも工事の様子を見ていた年少児が「絵を描く。」と画板を用意してクレーン車を見上げて集中して描き始めていました。年少児の目線からはフェンスも印象的でフェンスを描いたり、木を組み合わせていく様子を描いたり、自分のパステルの色とクレーン車の色を見比べてよく似た色を慎重に選びながら描いていきました。
そんな中りす組のAちゃんが「鬼ごっこしよう。」と声をかけてくれたので、クラスの子を誘って入ることにしました。そして鬼ごっこを始めると子どもたちが足が速くなっていることに驚きました。何度かするうちに、「たくさんの友だちとしたい!」と言うのでぺんぎん組の子どもたちがしていたけいどろに入れてもらうことにしました。じゃんけんをして警察になった子は帽子の色を変えて皆で数を数えて追いかけに行ってました。ルールを理解して遊ぶこともできていて、警察になった子はつかまえたどろぼうを逃がさないように囲んで見張る子、捕まえて連れてくる子と分担していました。
そして年長児は最後の手話教室がありました。これまでに「手のひらを太陽に」「もりのくまさん」「さんぽ」「見上げてごらん、夜の星を」の4曲の手話と簡単な日常の言葉を覚えました。今日それをやってみながら完璧に覚えている子どもたちに山中先生も感動して下さいました。最後に山中先生にお礼の寄せ書きを渡して感謝の気持ちを伝えました。今回教えて頂いたことが子どもたちには手話の心と心の表現として残るでしょう。