幼稚園の日記(ブログ)

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  2012年2月17日 金曜日

 今日、年長児は待ちに待った雪遊びに行ってきました。どの子も昨日からとても楽しみにしていて久万スキーランドの運転手さんに元気いっぱいの挨拶が出来ていました。行きのバスの中では副園長が「久万高原町まで30キロ」の標識を見つけて子ども達に声を掛けてくれました。バスがどんどん進んで行くと次は「久万高原町まで28キロ」の標識がありました。副園長の「何キロ進んだかな?」という問いにZ君は「2キロ!」とすぐに計算をして答えました。興味をもった子ども達は次々に標識を見つけて「Oキロ進んで、あとOキロ」という計算をしながら行きました。砥部焼きセンターの横を通った時は絵付けをしたことを思い出しながら久万高原町への山道を登って行きました。

  

 山道を登っていくと松山の街が小人の街のように見えてきて、バスの車内も温度が下がってきました。少しずつ周りに雪が積もっているのが見えてきて、スキーランドの入口になるとらいおん組のY君が「わぁ!銀世界や!」と歓喜をあげました。…といっても雪はまだまだちょっぴりしか積もっていなかったのですが、子ども達の気分はもう盛り上がっていました。スキー場に着いてバスから降りた時は吹いてくる冷たい風で顔が切れるような寒さだったのですが、子ども達はソリ滑りも雪遊びも元気いっぱい楽しんでいました。

      

 お昼のおうどんは食べ始めた時から「おかわりないん?」との声があっちでもこっちでも。さすが三葉っ子!日頃、副園長が作ってくれる手作り給食でいつでもおかわりができているのが普通の感覚なのです。子ども達はお汁までペロッとたいらげて「誰か残さないかなぁ?」とキョロキョロ。それを見て副園長は特別におかわりのうどんを追加注文してくれ子ども達は大喜びでした。作って下さった方に「ありがとう!おいしかった!」と感謝の気持ちを伝えることの大切さも学んで帰りました。

    

 昼食後はみんなで雪山の上から鉛筆のようになって転がったり、山を駆け上がったりしてとても楽しい一日になりました。帰りのバスではあめももらって「幸せな一日やぁ!」とI君のつぶやきも聞こえてきました。

     

 

 お土産の雪で遊んでいるところです。

 一方、幼稚園では年長児がいなくてのびのびとしていたのか年中の子ども達が年少児、プレ年少児を引き連れて砂場で穴掘りを始めました。そのきっかけが寒いから自分達が入れる穴を作ろうと思ったらしく、穴の周りに塀のように砂を固めて大きなおーきな穴を作りました。そこに入って年中児を中心に教師も風が来ない土のお家の暖かさを確かめて楽しみました。そして、年中児がいなくなったそのお家を占領したのはプレ年少組のひよこさんでした。ひよこぐみのお風呂ごっこが始まりました。ちょうど水道の壁で風は遮られ、背中は太陽がポカポカあたって本当にお風呂のようにあったかでした。幼稚園内でいつの間にか縦社会ができ、その中でたくましく育っていくそれぞれの子ども達の姿がみられます。今日もお兄ちゃん達の遊びの足跡はとても魅力的な空間でした。年中児達がいなくなると早速その場所を確保して満3歳児なりの経験を生かした遊びをしっかり楽しんでいたのでした。このようにして、縦社会の中で育ち合いこれからの成長につながっていくんだなと感じました。