幼稚園の日記(ブログ)

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  2012年2月11日 土曜日

 今週の水曜日。ぴよちゃんの部屋の窓から見えたのは、大きなダンプカー、ショベルカー、そしてたくさんのトラックでした。すぐに気が付いた子ども達は「あ?!!!!」と大きな声をあげて窓に張り付いてみていました。「先生、見てみて!大きいよ!」 「なんしよんやろ?」 「こっちの方が見えるよ!」などとそれぞれが大きな声で話すので、保育士もあっちに行ったりこっちに行ったりとお付き合いに大変!Rくんは車が大好きで何の車かすぐに名前が出てきます。「あっ!ダンプカー」 「大きいショベルカーや」 「かっこいいなぁ」とたくさん話してくれました。いつのまにか窓際は、子ども達でいっぱいになっていました。そんな様子に月齢の低い子も、保育士に“抱っこして”と両手を上にあげアピールして抱っこしてもらって眺めていました。そして時折、指をさして何かを伝えようとする様子が見られました。後から登園してきた子も「なんかしよった!」と指差して説明する子、耳を塞いで「うるさかった!」と表現する子、それぞれが感じたことを伝えてくれました。ダンプカーやショベルカー、トラックは団地の駐車場に生えていた大きな木を切り倒していました。大きな木がどんどん倒れていく姿に初めは驚き「わー!」と歓声をあげていた子ども達も、次第になぜか「がんばれーがんばれー!」と応援の声に変わっていました。木が倒れるたびに「すごいね!」と友達や保育士と顔を見合わせて拍手をする子ども達は飽きずに何十分も応援していました。

       

 その日の夕方今度は雪が降り始め、またまた窓に張り付く子ども達。「雪が降りよるね!」 「やったー!」と大喜びです。降ったりやんだりする雪にすぐに反応し、保育士よりもはやく気づいて教えてくれました。Aちゃんは雪を見て「ゆーきやこんこ…」と歌い始めました。そーっと隣に行き保育士が歌うとニコッとほほえみ一緒に歌ってくれました。いつもなら恥ずかしがりすぐに歌うのをやめたり、逃げてしまうAちゃんですが、この体験はAちゃんの心も自然に解け込んでいったのでしょう。にっこりと一緒に歌ってくれました。また、1歳半のTくんは雪を見て「ゆきがふりよるねぇ」と保育士一人ひとりに言いに来ました。言葉のオウム返しが上手になったTくんは、お兄ちゃん達が言った言葉をしっかりと覚えて伝えに来たのでした。保育士が「ほんとだね!きれだねぇ」と言うと今度は「きれいだねぇ」とみんなに言いに行きました。かわいらしい一瞬でした。

  

 火曜日の外遊びで、砂遊びを始めた男の子3人組。その中でYくんが指揮をとり何やら始めました。「こっちにもってこい!」とたくさんのパイプを運ぶようにほかの2人に言って、2人が運んできたパイプをYくんが丁寧に並べ始めました。そして、たくさんのパイプがずらーっと並びました。何をしているのかしばらく様子を見ていると、今度は小さなスコップを持ってYくんが「次は砂よ!」とスコップですくった砂をパイプに乗せ始めました。それに続いて他の2人も真似て一緒に何やら楽しそうに会話をしながら進めていました。そこで保育士が「なにをしているの?おもしろそうだね!」と声をかけると「だめでーす!」と仲間に入れてくれません。「どうして?」と尋ねると「工事でーす!危ないでーす!」とYくん。続いて他の2人も「工事でーす!危ないでーす!」と続けます。どうやら工事をしている様子でした。そのあとも3人とも、工事現場の人になりきり「砂でーす!」 「こっちもくれ!」などと声をかけ合いながら遊んでいました。子ども同士で考えながら遊ぶことができ始め、その中にリーダーシップを取る子がいる、なんだか幼稚園児を見ているような気持になりました。まだまだ真似っこ遊びですが、その中でも友達同士の関わりがしっかりできてきている子ども達の姿に驚きと感動をもらいました。そういう何気ない遊びの時間からふと子どもの成長を感じている今日この頃です。

      

 木曜日。生活発表会のリハーサルに市民会館に出かけました。朝からバスに乗れると大はしゃぎの子ども達。お兄ちゃんのお膝に乗せてもらってご満悦の様子でした。外に見えるトラックやお店を指差しては、お兄ちゃん・お姉ちゃんとお話していました。市民会館に着くといつもとは違う様子に少し不安そうな顔を浮かべていました。泣いてしまう子もいましたが、着替えを済まし舞台に立つと昨日一緒に踊ってくれた大好きな年長のお姉ちゃん達が来てくれました。不安な顔も一気になくなり、安心して大きな舞台に立つことができました。音楽がかかると、1発で踊り始めた子ども達。お姉ちゃん達のお陰です。いつもは踊らなかったTくんも張り切って踊っていました。頑張って練習したけれど、当日はたくさんのお客さんを見てどんな様子を見せるのでしょうか。どうぞ優しく見守ってください。

 金曜日に幼稚園のお姉ちゃんがぴよぴよの部屋にやってきました。おうちで使わなくなった絵本を持ってきてくれたのです。子ども達はすぐに絵本を手に取りみんなで仲良く見ていました。「ありがとうございました。」も上手にいうことができ、しばらくお姉ちゃんと絵本を読みました。本当にありがとうございました。