幼稚園の日記(ブログ)

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  2012年1月26日 木曜日

 体の芯がきゅっと締まるような寒さに包まれていましたが、みつばっ子たちは今日も元気です。今日は、宮前小学校の2年生が里帰り訪問ということで、卒園生を含めた約20名が遊びに来てくれました。卒園生のC君がマイクで元気いっぱい「こんにちは」と挨拶をしてくれて、「お兄さんお姉さんが来たね、何をしてくれるのかな。」と、ドキドキしていたみつばっ子たちです。お部屋で絵本を読んでくれたり、折り紙を教えてくれたり、みんなを巻き込んで鬼ごっこをしたりして、楽しく遊んでいました。『変わってないな。』と思う所もあり、『大きくなったな、しっかりしたな。』と思う所もあり、何だか懐かしい気持ちになりました。

      

 そして、今日ぺんぎん組は、歩風里交流に行きました。「おじいちゃん、おばあちゃんたちに元気をあげに行くんよね。」と言って登園してきた子もいれば、「ドキドキしすぎて怖い。」と言って、ちょっぴり泣いてしまう子もいました。でも、そんな友だちを見て、「深呼吸しよう。スーハー、スーハー。」と言って、大きく目と口を見開いて言ったA君の顔がなんだかおもしろくって、その場が和み、みんなで深呼吸をしたり、変な顔をしたりして笑っていました。少し緊張がほぐれた所で、バスに乗っていざ出発!!

 初めて訪問する老人施設でしたが、スタッフさんも、お年寄りの方も、みんな歓迎して下さり、自然とみんなニコニコになりました。歌やおどりは、1人ひとりが一生懸命で、おじいちゃん、おばあちゃんたちから手拍子も頂き、とっても嬉しくなりました。ふれあい遊びは、『お寺のおしょうさん』と『キンダーポルカ』をしました。おじいちゃん、おばあちゃんの所に行くと、子どもの名札を見て、「おぉ、B君って言うんじゃな。」と名前を読んで下さり、嬉しくなったB君。「あなたのお名前はなんですか?」と、こちらからも質問していました。じゃんけんもとっても盛り上がり、「うわぁ、負けた。」「次こそは!!」と、色んな場所から声が聞こえてきて、どのペアも顔を見合わせて笑ったり、お話したりしている姿が見られました。

         

 そして、お正月明けからみんなでしていた大好きな『カルタ遊び』も、今日はお年寄りの方に読み札を読んでもらって行うことができました。「おじいちゃん、おばあちゃんの声を最後までゆっくり聞いて取るんだよ。」と言うと、静かに耳をすませて集中していました。「ハイ!」と言う声と一緒にカルタを取ると、おじいちゃん、おばあちゃんも「わぁっ。」と盛り上がり拍手喝采!「この札を取ったよ。」と見せると、読み札を読んで下さった方と目が合って、2人でニコッと微笑んでいました。一生懸命読んでくれるその声に集中する姿、取った時の嬉しさ、読み手と取り手の通じ合う気持ち、それらが十分に伝わってくる、楽しい時間になりました。『カルタとり』という遊びのすごさ、すばらしさを改めて感じました。

            

 そして、最後に歩風里の方から、なんと『感謝状』を頂き、その場で読んで下さいました。予想外のプレゼントに、子どもたちも嬉し恥ずかし、ちょっぴり照れながら、喜んで受け取りました。今回の施設訪問に向けて、子どもたちと何がしたいか話し合ったり、時間の合間に歌ったり踊ったりと、練習を進めてきた中で、しっかりと話をしている人の顔を見て聞く事や、人のために何かをするということ、誰かを喜ばせてあげたいという子どもたちの気持ちが、どんどん大きくなっていくのが分かり、この短期間でみんなの成長が感じられ、とても胸いっぱいになりました。今日経験した事を、明日からの生活につないで、年長さんへの準備がしっかりできるようにしていきたいと思います。