2025年1月17日 金曜日
14日(火)に三葉幼稚園に届いた雪も、毎日少しずつ溶けていよいよ今日が最後かな。と話しながら朝の環境を準備していました。後で聞いた話ですが、この雪は先週の12日(日)に久万に降った雪で、本物の雪だからこそ今日まで溶けず遊べたんだと、人口で作った氷(かき氷も)はすぐに溶けるでしょ。と豆知識を教わりました。
いよいよ今日で最後かな、と出していた雪に一番に興味を持ったのは古森先生でした。「もう少しになった雪で何をして遊ぼうかしら。」と遊び始めると、1人、又ひとりと年長の女の子がやってきて、遊びに加わります。初めは、葉っぱで目を付けてたぬきを作ったり、雪のトンネルを掘ったりしていました。それでも十分楽しんでいたのですが、古森先生は何をしでかすかわかりません。おもむろに花瓶にさしていたサザンカの木を持ってくると、雪山に「ブスッ」とさしたのです。古森先生の行動に僕はこの後どうしようとイメージを広げられずにいましたが、古森先生の周りで遊んでいた年長の女の子達はさすがの三葉っ子、次々イメージが湧いてきた様でせっせと手を動かし始めました。
そして、気付けば5人いた女の子達が話し合う間もなく、『雪のお城』というテーマができていたのです。雪のお城を整えるSちゃんとOちゃん、お城の前の城壁を整えるNちゃんとRちゃん、サザンカの木に雪を降らせて、なんとも幻想的なお城にするMちゃん、5人の協同作業に驚かされました。日が当たるとキラキラ光り輝く雪のお城が完成しました。しかし、年長さんは大忙しで気付けば椿号に絵本を借りに行く時間です。古森先生と5人の女の子達はこの雪を何とか月曜日まで置いとけないだろうかと作戦会議をして、お日様が当たらないよう段ボールで屋根や壁を作り、置いておくこととしました。月曜日にどうなっているのかまた一つ楽しみが増えました。
今日は生活発表会に向けて座席のくじ引きを行いました。年少児の中でもプレ年少で発表会の経験ありの子ども達は、「たんぽぽの時もしたよね。」「お父さん、お母さん見つけれたんよ。」と期待が膨らみます。初めての子ども達は、『くじを引く』ということが嬉しくて、引いた後教師に「Aの13です」と言われると、どのくじでも当たりくじ!?で「よっしゃ!」と喜ぶ姿がなんとも微笑ましく感じました。
年長児になると、この発表会のくじ引きは意味が変わってきます。お母さんお父さんの座席が決まると、ピリッと背筋が伸び「私はお父さんもお母さんも来てくれるから頑張らなくっちゃ。」「お母さんの席決まったけど、劇も合奏もまだ出来てないよね。」と子ども同士で顔を合わせ『頑張らなくっちゃ!』と気合が入ります。らいおん組のK君は「先生!劇でくわを使うんやけど本物のくわってどんなになってるの?」と勢いよく聞いてきて、本物のくわを見せると「わかった!!」眼をキラキラさせて作っていました。発表会まで1ヶ月!!三葉の発表会は正に子ども達の創る生活発表会です。ご期待ください。
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