2024年11月22日 金曜日
朝みんなが登園してしばらくすると、「お外で楽しいことをしているからパソコン(iPad)を持ってきてください。」とぱんだ組の子どもたちが呼びにきてくれました。どうやらおもしろいこと、楽しいことがあると私たちが写真を撮ること、そしてブログにのることを知っているようです。何があるのだろう・・・わくわくしながら急いで行きました。するとなんと、わらの上でとっても気持ちよさそうに寝そべっています。「あ〜あったかい。」「ずっと寝ていられる。」「お友達も一緒に寝れるの楽しい。」「温泉みたい。」といい表情、幸せそうなうっとりした表情で寝ていました。そして、「これはお金持ちの家だ!!!」こんな言葉まで出てきました。わらの家というと、昔話の・・・、馬小屋のわらということを思い出しがちな私が恥ずかしくなりました。子どもたちの素直な心、素直な表現っていいなぁ〜、大人って色々なことを知ってしまったなぁと。映画やまんがの世界が味わえた、なかなかできない体験をした子どもたちでした。
こんな楽しいわらのお家の横で、宮前小学校のフェスティバルへと招待してもらった年長さんが「柿を干したら甘い柿になります。」「分かった、言うね。」と言っているのが聞こえました。おみやげで干し柿にするしぶ柿とわらで編んだ縄を小学校に招待された年長児たちがプレゼントで持っていくことになったのです。小学校の先生たちは知っているかなぁ・・・三葉幼稚園だったお兄さん・お姉さんは覚えているかなぁ。
年長さんが出発すると、しぶ柿をむいてくれている古森先生のまわりに1人2人・・・と、子どもたちが近寄ってきました。きっとこれは楽しいことをしているのに違いない!!よく分かっています。古森先生が「しぶ柿をむいているのよ。まだしぶいからお日さまと仲良くしたらもっと甘くなるんだよ。」と話してくれました。その目は、「食べたい!!」そう言っています。そこで、少しだけ食べてみることにしました。するとどうでしょう・・・「むむむ・・・」なんとも言えない表情になりました。これは先生たちにも食べてもらおう!!園庭にいる先生たちに持っていきました。すると、あっちで「ぎゃ〜!!」こっちで「ぎゃ〜!!」そっちでも「ぎゃ〜!!」と聞こえてきました。これはみんなにも知らせよう。教えてあげよう。「みんな集まれ〜!」
さて、ここからは『試食会!!』の始まりです。三葉幼稚園のみんなが集まっての試食会。の前に・・・まだいました。食べていないT先生とS先生。先にしぶ柿を食べた子たちが「はいどうぞ。甘いですよ。」っと、ちょっと悪い顔をして渡すと、「ありがとう。」と2人の先生。すると・・・「ぎゃー!!」「ひりひりするー!」「だましたなぁー!」うまくいったので子どもたちは大笑いでした。
ちょっとドキドキするけど、こわいけどしたくなるのが子どもたち。みんなも食べてみることにしました。その食べた表情がこちらです↓↓
どうですか?このなんとも言えない表情。「うげー!」「にっこり」「うわー」「べー」 しぶいを体験しました。甘い、辛い、苦い、すっぱい・・・そして、今日のしぶい。味って色々あるねぇ。また1つ覚えました。あっ、中にはくせになるしぶさなのか、まだ食べたいという子もいましたが小さいの1つでやめておきました。「しぶ柿は、皮をむいて熱いお風呂に入って干すと、お日さまがしぶいのをとってくれて黒くなり甘くなります。クリスマスには、お砂糖のように甘い柿を食べようね。」と約束しました。とても楽しい、新しい発見のあった1日でした。その時にしか味わえない自然の物を大切にしていきたいと思います。ちなみに・・・保育園の先生、事務所の方も「しぶい!」を味わってもらいました。そして、毎年恒例となっている皮むき大会、今年の優勝はA先生でした。やはり普段家事をしているからだなぁ〜なんてね。
来週は、自由参観日そして作品展です。どうぞ子どもたちのかわいい表情、作品をご覧ください。お待ちしております。皮をむいていないしぶ柿がまだ残っています。お手伝い募集しま〜す!!!
2024年11月21日 木曜日
秋も深まり、園庭のイチョウの木が黄色く色付き始めました。イチョウの木の下では、ちゅうりっぷ組のAちゃんとCちゃんが落ち葉を集めて遊んでいましたが、「先生見て!これお花みたいでしょ!」と言って、イチョウの葉を束ねて作った花束を嬉しそうに見せてくれました。今年の夏はとても暑かったため、園庭の桜の木は紅葉を迎える前に散ってしまったものが多かったのですが、園庭のイチョウや裏山のどんぐりの木は季節の移り変わりを教えてくれています。又、昨日から卒園児にいただいた渋柿で干し柿作りを始めました。2階テラスの軒下には干し柿が吊るされ、園内は徐々に冬の装いに変わりつつあります。
さて、今日も戸外で元気いっぱいに遊んでいるみつばっ子たちですが、寒くなったことで数日前からなわとびが新しく遊びの中に出ました。一人で跳ぶなわとびでは、友達と跳べた回数を競い合い、長縄ではどれだけたくさん跳べるかをみんなで数を数えながら、応援して楽しんでいました。
ふと、テラスに目をやるとすみれ組の男の子たちがわらの温泉で楽しそうに遊んでました。テラスは陽当たりがよくぽかぽかして、とても気持ちが良いのですが、気づけば温泉の周りにわらが散らばってしまっていました。それを見た古森先生は「あらあら…。」と言うと、わらのコーナーからわらを一束持ってきて、それをくるくるっとわらで縛って、あっという間にほうきを作ったのでした。「これでお掃除をしながら遊んでね。」と言うと、子どもたちは遊びと同じように掃除も楽しみながらやり始めました。これぞ、古森先生の魔法です!保育も子育ても子どもに掛ける言葉や方法ひとつで、『やらされる』が『楽しみながらやる』に変わるのです。私たち教師も保育のコツを学んだ出来事でした。
今日は今年度2回目の内科検診がありました。内科検診で驚かされるのは、どの学年も検診中にとても静かに待てること、きちんと自分の名前やお礼が言えることです。検診を通して体に異常がないかを診てもらうことは当然なのですが、周りの人の迷惑にならないようにモラルやマナーを身につける良い機会でもあるのです。今日で今年度の検診は終わりました。後日、シール帳の健康診断のページに結果を記入しますので、異常があった方は通院するようにしてください。
2024年11月20日 水曜日
今日はお日さまが心地よく照らしてくれて、先日から始まったわら遊びのわらのお風呂を覗くと「あったか〜い!!」と、子ども達が言いながら気持ちよさそうに入って楽しむ姿が見られました。
年中児は、秀野邸に玉ねぎの苗を植えに行きました。出発する前に古森先生から苗の植え方を教わりました。根っこの玉ねぎができるあたりに土のお布団をかぶせて緑の葉の部分はお日さまパワーを吸収することができるようにして植えるようにすること、そうすると、今はまだ赤ちゃんの苗なので立つことが出来ないけれど土の栄養とお日さまパワー、水を吸収してぐんぐんと大きくなるとみんなのように自分で立つことができるようになることを教えてもらいました。そして、今日の苗植えは、古森先生や年長さんも行かないので大事な役割を任されていると分かった子ども達は大きな声で「任せてください!!」と一言!!最後に古森先生パワーを受けとって、秀野邸に向かいました。
到着すると、改めて古森先生から教わったことのおさらいです。
自分が苗になって、仲良くくっついて植えるのと、間をあけて植えるのどっちが大きくなるのか、考えたり、お日さまパワーをたくさん吸収するために葉をどの方向にむけて植えるのか確認したりしました。さっそく、1人4本の苗をもって昨年同様、古森先生がしてくれた、椿の実の外皮を4つの穴ごとに目印として並べてその間に子ども達が座って植えていきました。想像以上に緊張気味の子ども達でしたがそおっと優しい手つきで土をかぶせ、苗を植えることが出来ました。運転手の山本さんから、マルチは雑草が生えにくいのと、ほどよく水分が吸収できることも教えてもらい、自分達が来れない間のお世話をお願いしました。また、子ども達と一緒に苗の様子を見に行ってお世話したいと思います。その後は、秀野邸の周りを散策しました。かわいい小さなどんぐりや珍しい大きな枯葉が落ちていて、子ども達は大はしゃぎでした。
2024年11月19日 火曜日
先週までの暖かさからうって変わって今日は、急に冷えを感じる日となりました。バスに乗ってきた子どもたちも「今日、お母さんが寒いって言ってた!」「〇〇くんのお母さんも寒そうにしていたね」等と話していました。また、ぞうぐみのYくんは「今日は太陽さんが負けてるんじゃない?」「幼稚園のみんな外で遊んでいるかな〜」と心配していました。でも大丈夫です。バスの中から園庭が見えてくると「ぱんだの帽子が見えた!」「みんな遊んでる!」と、三葉っ子は寒さに負けず、今日も元気に遊んでいました。
そして、年長児は昨日〝第2回こども会議´´を行いました。議題はおみせやさんについてです。昨年、年長さんのお店に行って楽しかったあこがれのおみせやさん。子どもたちがやってみたいおみせをあげていくと、なんと22個ものおみせやさんがありました。そんな数のおみせをしていたら、従業員が1つの店に4.5人ずつになってしまいます。それでは、来週までにオープンすることはできません。すると、古森先生が、似ているお店は一緒にやったらいいんだよと教えてくれました。「服やさんと、ネックレスやさんに、ブレスレットやさん。全部かわいくしてくれる物だね。古森先生はオシャレな靴もほしいな」と、オシャレやさんができました。他にも、おかしやさん、ごはんやさん、おもちゃやさん、銀行と5つのおみせになりました。子どもたちはそれぞれやってみたいおみせに分かれました。
そして、今日子どもたちはおみせをつくるために「こんな廃材持ってきたよ〜」と材料になる物を手に集まってきて、開店準備の始まりです。おかしやさんでは、古森先生のおいもアイスやゴーヤチップスなど作りたいものがたくさん。綿菓子の機械を作っていたSちゃんとY君は綿菓子の看板を作ると、年少さん、たんぽぽさんも分かるように絵も付けました。
まだまだ作りたいものがたくさんあるので、先生たちのアルバイトも募集しています。
2024年11月18日 月曜日
今日も園庭は大盛り上がり!わらのコーナーが大人気で年少児も年中、年長児がしているのを見て作ってみることにしました。ちゅうりっぷ組のS君は以前園長とわらのお人形を作ったのが楽しくて友達を誘って作りはじめました。「おうまさん作ろうかな」と決めて作っていたのですが、体を作っているうちにサメに見えてきたそうです。「まつぼっくりがあるから目にできるじゃん!」とわらとわらの間に入れて作っていきました。「じゃあここは口だから2つこうやってしばって!」と自分達がしたいことを教師に伝えて手伝ってもらっていました。「体のギザギザがないからまつぼっくりとってくる!」とイメージ通りになるように材料を集めてきて作り完成させました。出来上がると、「みんなに見せてくる」と言って褒めてもらって帰ってきました。サメを作り終わって次は小さいぞうを制作中なので、明日またみんなで作っていきたいです。
一方、その隣では年長児が運動会の「さよならもん」「バイバイもん」の仲間になる「おはようもん」を作っていました。さすが年長さん!教師が「こうしよう」と言わなくても自分達で役割分担をして作っていました。わらをおさえる人、わらがとびでてきたらハサミで切る人などそれぞれが判断したり考えたりして協同で作っていました。年齢が上がるとこんなこともできるのかと感心しました。わらでマンモス作りも進行中なのでみんなで楽しみながら作っていくことでしょう!楽しみにしています。
すみれ組では、部屋で新聞遊びをしました。新聞を細長く破って長いヘビを作っていたのですが、ちぎれずに長く破るコツをつかんだ子は「こんなに長くできた!」と喜んでいました。みんなでどれぐらい長いへビができたか並べて見比べたり、競走したりしました。ルールがある遊びも少しずつ理解をして仲良く遊べるようになってきています。園庭も保育室も十分広いのでみんなで沢山遊んでいきたいです。
作品展の準備も着々と進んでいます。年長組のお店やさんはスーパーよりも充実しています。参観日には開店しますのでぜひお立ち寄りください。
2024年11月16日 土曜日
「おかたづけしようね!」と声をかけると子ども達も同じように「おかたづけ~」と声をかけながら使っていたソフトブロックや電車、車の玩具を集め始めます。おもちゃを集める子ども、「ここ!ここ!」とケースを持って待っている子ども、いつの間にかそれぞれ役割分担ができています。ケースを持っているBくんが周囲を見ながら何個か落ちているおもちゃを見つけて「あそこにある!」と指さして教えると、そこを目指して走っていったAちゃん。おもちゃをひとつ拾い得意気に片付けていました。保育教諭が「あともうちょっと!頑張って!」と声をかけるとケースを持っていたBくんも走っていき、最後のおもちゃを見つけて片付けていました。
片付けのあとは何かお楽しみがあることをわかっている子どもたち。すぐにお茶を飲むと、座ってわくわくしながら待っています。この日のお楽しみはテラス遊びです。この日は日差しがぽかぽかして気持ちよく、テラスに出ると兄弟のお兄ちゃん、お姉ちゃんがやって来て「〇〇ちゃんは?」と部屋の中をのぞきました。「あのね!昨日ね・・・!」と家であった弟や妹との出来事を話してくれるお兄ちゃんやお姉ちゃんたち。れもん組の子ども達からは聞けなかったこともしっかりと話してくれるので、保育教諭はなるほどとよくわかります。
三葉幼稚園は園舎も園庭も広く、幼稚園と保育園のさまざまな交流ができるので兄弟の行き来だけでなく、幼稚園児と保育園児の行き来もでき、保育園児たちも園庭で楽しそうに遊んでいるお兄ちゃん、お姉ちゃんの姿を嬉しそうに探しています。時々寂しくなって涙が出てしまうこともありますが・・・そんな時にはそれに気づいた幼稚園児がさっと側にやってきてぎゅっと抱きしめてくれたりタッチをしたりとスキンシップの大サービスでなだめてくれ、保育園児が落ち着くと何事もなかったかのように元の遊びに戻っていきます。保育園児達もケロッと機嫌を取り戻しテラスで遊んだり走ったりし始めるのです。
このお兄ちゃん、お姉ちゃんたちも保育園から幼稚園に進級していった子どもたちです。小さいころ同じようにお兄ちゃん、お姉ちゃんたちから優しく接してもらった子どもたちは、今度は立派なお兄ちゃん、お姉ちゃんになって保育園児に優しく接してくれます。保育園児は幼稚園児が遊んでいる様子をよく見ていることもあって園庭に出ると同じように真似をして遊ぶ姿が見られます。このように1~2歳児達がたくましく育っていく姿を見守りながら日々の保育を楽しんでいます。
2024年11月15日 金曜日
今週は11月とは思えないような暖かさが続いていましたが、今日は朝からくもり空で今にも雨が降りだしそうな天気でした。しかし、子ども達の元気なパワーが空に届いたのか、日中は雨も降らず園庭では子ども達の元気な声が響いていました。
今日はどんな楽しい事をしているのかな?と園庭のいろいろなところをのぞいてみると「せんせーい!見て!」と砂場から呼ぶ声がしました。行ってみると年少さんから年長さんまでが一緒になって裸足で砂場遊びをしていました。大きな山の上には何人もの子ども達が登ったり、その周りを掘ったりしている中ぞう組のMくんは丸いパイプや手を使って山の斜面をたたいています。よく見ると砂の中にすのこが入っており、段差をつけ階段を作っていたのです。その手つきは職人さんのようで片手に砂と水を混ぜたコップを持ち、一段一段その砂を手に付け階段の補強をしていました。慣れた手つきのMくんに周りにいた教師が「すごーい!かっこいい」と言うと得意気な顔で黙々と作っていました。
山作りはどんどん広がって大きい山は「お父さん山」そして小さい山の「赤ちゃん山」もできました。他にもバスケットや木工、わらのコーナーなどいろいろな学年が一緒になって遊んでいる姿が見られました。三葉の保育は異年齢児がかかわり刺激を受け合いながら子ども達同士で学び合える環境がいろいろなところにあります。私たちもそんな環境で子ども達の姿を見られることに日々幸せを感じています。
今日年少さんとプレ年少さんは、さんさんらんどまで遊びに出かけました。直前まで「天気大丈夫かな?」と心配していましたが、「絶対大丈夫!」という気合で出発しました。先週の遠足でさんさんらんどまで歩いて行ったたんぽぽさんですが今日は頼りになる年少さんと一緒です。年少さんが「こっちだよ」「危ないよ」と嬉しく声をかけながら手をつないで歩いてくれたおかげであっという間にさんさんらんどに到着しました。
さんさんらんどではローラー滑り台や、築山、遊具などで体をたくさん動かして元気いっぱい遊びました。そして帰りも年少さんと一緒にしっかり歩いて帰ってくることができ「楽しかったー!また行きたいね!」とたんぽぽさんもまた行けることを楽しみにしているようなので機会があればまた遊びに行きたいと思います。
今日は北条にあるあい幼稚園の年長、年中児約30名が三葉幼稚園に交流に来てくれました。あい幼稚園も遊び中心の保育をしている幼稚園ということもあり、教師たちの心配をよそに自然とみつばっ子たちの中に混じって遊び始めました。みつばっ子たちは、あい幼稚園の子どもたちに「木はこうやって釘を打ってくっつけるんよ。」「包丁は気を付けて使わんと危ないけんね。」と三葉幼稚園の遊びを教えていきながら、段々と仲良くなっていきました。室内では、廃材を使った作品づくりが盛り上がっていて、自分が作った作品をあい幼稚園の先生たちに自慢げに説明していました。一通り園庭で遊ぶと次は手をつないで一緒にさんさんらんどまで行きました。ローラー滑り台を一緒に滑ったり木の葉の遊具のロープを協力して引っ張ったり、築山を一緒に転がったりして1時間半ほどの交流ではありましたが、随分と仲が深まったようでした。帰り際に「また遊びに来てね!」と約束をして、また一緒に遊べることが楽しみになったみつばっ子たちでした。
コメント (「しぶ〜い試食会」 たんぽぽ赤組 清水祐子 はコメントを受け付けていません)