2024年10月23日 水曜日
今日、年長児たちは砥部焼の絵皿制作に砥部焼観光センターに行きました。その道中今日も雲りで雨が今にも降り出しそうな遠くの山々に気付いた園長が、「ほら見て、遠くの山見える?白い雲がかかってるよね」「あっほんとだー!!』『山が見えなくなってる!!』と気付いた子ども達が、「なんで雲がかかってると思う?」と言われて”う〜ん…”と悩んでいました。すると「雲って水がたくさん集まってできているの。じゃああの山は今どうなってる?」『雨だ!雨降ってる!』「正解~!!雪はね水が集まっていて、重くなると雨が降るし、寒くなって凍ったら…」『雪が降る!』「そうそう!」と雲の仕組みについて勉強しながらバスは砥部に向かって進んでいきました。目的地が近付いてくると、とべ動物園が見えたり道の真ん中に砥部焼の大きな壺が置いてあるのが見えたりして子どもたちは「あっ!またあった。大きい!」と見るたびにどんどん期待が高まっていきました。
やっと観光センターに到着し、観光センターの方に元気に挨拶をして2Fにあがって席に着きました。そしてお皿に絵の具の茶色で描くと出来上がりが青になり、緑は緑のままであること、何度も重ねて塗らないこと、筆をまぜないこと、そして今描いているお皿は割れやすいけどお薬をつけて焼かれるとすごく強いお皿になることなど説明を聞いて描き始めました。年長になって6ヶ月、運動会も終わりたくさんの経験をしてきた子どもたちは、「さぁ描いていいよ」と言う合図で、描き始めるとみんなが思い思いに集中して取り組んでいました。絵の具の色も間違えることなく誰一人として同じお皿はなく、自分で考えて好きなキャラクターや、お花、ストーリーがある絵など、とっても素敵な、そして世界で1つの自分だけのお皿を描くことができました。
描き終えると今度は描いたお皿が出来るまでが分かる工場見学もさせてもらいました。そこには職人さんがいてろくろを回してお皿を成形する様子を見ることができ、くま組のR君は「かっこいい!ここで働きたいな~」とボソっと呟きながら見ていました。また、焼く前の皿と焼いた後のお皿が置かれていてその大きさが違うことに気付いたY君はお皿が乾燥して「空気が抜けるから小さくなるんじゃない?」と気付いていました。その後もお皿がツルツルになる薬品をつける様子や絵付けをしている様子を見ることができ、愛媛県の特産物の、砥部焼が出来る工程を見て、触れて、体験することができました。お皿の絵付けをして帰った子どもたちは迎え入れてくれた教師の「おかえり~!どんなの描いたの?」という質問に”まってました”といわんばかりの勢いで「〇〇描いた!」と得意そうに口々に答えていて、楽しかったのだろうと嬉しく思いました。みんながおじいちゃんおばあちゃんになっても使える丈夫な強い砥部焼のお皿が来月の始めには完成して届きます。みんなで楽しみにして待ちたいと思います。作品展で展示しますので保護者の皆様もお楽しみに‼︎
コメント (「砥部焼の絵皿を描いたよ!」 くま組 今岡美奈穂 はコメントを受け付けていません)