2024年10月18日 金曜日
本日、子どもたちが待ちに待った秋の運動会を開催しました。昨夜はぽつぽつと雨が降り、天候が心配されましたが、そこはさすがのみつばっこパワーで今朝から快晴の秋空が広がりました。コロナ禍の長いトンネルを抜け、又、新園舎の改築工事を経て、約3年振りに幼稚園の園庭での人数制限を広げての運動会となりました。今年のテーマは「パワー全開!みつばっこ」です。昨日の練習で園長から「明日は笑顔いっぱいで頑張ろうね!」と声を掛けてもらい、みつばっこらしい、ニコニコの笑顔がたくさん見られた運動会になりました。今日は本当にたくさんのお客さんが来園してくださり、いっぱいいっぱい拍手をいただき、100点満点。いや、1000点満点の運動会になりました。今日のブログでは、それぞれの学年での子どもたちの素敵なエピソードを紹介していきたいと思います。
プレ年少組は、月齢が様々な子どもたちが集まるクラスですが、保護者から離れる時に笑顔で離れられる子もいれば、泣いてなかなか離れられない子もいました。しかし、踊りでは泣いていた子も泣き止み、入園して間もない子や衣装を着ることを嫌がっていた子も一緒に踊ってくれる年長のお兄ちゃんお姉ちゃんと笑顔で踊ることができました。又、かけっこでは、2日前に自分の名前を言ってみようと決まり、ちゃんと言えるかなと教師たちはドキドキしていましたが、そんな教師の思いをよそにプレ年少児たちは大きな声で自分の名前を言ったり、自分なりに「〇〇ちゃんです」等と愛称を言ったりすることができ、プレ年少児にとって、とても貴重な体験になりました。「満3歳児でもたくさんのお客さんの前で自分の名前を言えるんだ」「こんなことができるんだ」と教師たちも驚かされました。
年少組は大きな野菜をかごに入れて2人1組で運ぶ競争をしました。野菜を運んでいると野菜が転げ落ちたり、途中で転んだりする子もいましたが、一緒にかごを引っ張っている子が気づいて声を掛けたり、迎えに行ってあげたりする等、協力して運び、競い合うことを楽しむことができました。踊り「ぽぽぽぽーず」では、みんなで大きなお池(円)を作ることが目標でした。前日までなかなかお池(円)ができなかったのですが、今日はでこぼこのお池ではありましたが、みんなでひとつの大きなお池を作ることができました。実は運動会の練習の中で、年少組の教師たちは待つことができず、すぐ援助してしまっていました。そんな時、園長から「先生がずっと一緒にしていても子どもたちは覚えることをしないよ」と指導を受け、今日は子どもたちを信じて見守り、励ますことにしました。「先生は一緒に踊らなくても大丈夫!」という子どもたちからの声もありましたが、途中で一緒に踊りたいと我慢ができなくなった教師たちも参加して笑顔いっぱいの踊りになりました。
年中組のかけっこでは、順番に自分の名前を大きな声でしっかりと言って走り、転んでも最後まで走り抜くことができました。発達に不安のある子も、友達が手をつないで一緒に走ることでゴールまで走り切ることができ、保護者から温かい拍手や声援をたくさんいただきました。でこぼこの大玉「デコジャンボ」の競技では、3人組で役割分担をして上手に転がしました。みんなで協力して踊った「きみに100パーセント」はバルーンを使った難しい踊りでしたが、みんなで声を出し合い、バルーンの位置を確認しながら元気いっぱい歌を歌いながら表現することができました。最後のポーズのカラーボールを使った演出は、練習の時よりもボールが高く上がって、お客さんたちをあっと驚かせました。
年長組の踊り「学園天国」では、今日は隊形の線を引かず、子どもたちを信じることにしました。踊りが始まって移動が始まると、どこからか子どもたちの言い争うような声が聞こえてきたのです。けんかが始まったのではないかと心配しましたが、実は子どもたちが声を掛け合い、列を真っすぐに直そうとしていたのでした。今日の踊りは線がなくても、自分たちで声をかけて間隔をとったり列をまっすぐにしたりすることができ、手をしっかりと伸ばして、笑顔いっぱいの踊りになりました。
104人の気持ちを一つにして演奏した鼓笛隊では、ぴかぴかの帽子を被り、堂々と演奏することができました。指揮の子どもたちは6人が息をそろえて指揮棒を振って、太鼓のリズムが揃うように頑張り、太鼓の子どもたちも音を合わせようと指揮棒を見ながら演奏することができました。自分たちでカウントをとりながら旗を振ったり、隣りの友達との間隔をあけて伸び伸びとポンポンを振って踊ったりと、それぞれのパートが一つになって最高学年らしい立派な姿を見せてくれ、今までの中で1番良い演奏になりました。
クラス対抗リレーでは、クラス全員がバトンをつないで順位を競い合いました。車いすでの参加となったWくんを含め、みんなが一つのバトンを一生懸命につないでいく姿には、会場にいる全員が感動させられました。年長児たちは、この運動会を通して、様々な人がいることや決してみんなが同じではないことを知りました。しかし、その中で助け合ったり励まし合ったりすることで、みんなが幸せになれることも学びました。今日はたくさんの人たちから応援されたり認められたりする喜びを感じることができ、年長児たちにとって貴重な体験ができた運動会となりました。
本日は暑い中、たくさんの保護者や家族の方々にご来園いただき、又、子どもたちに温かい拍手と声援を送ってくださったことに感謝しております。本日は、本当にありがとうございました。
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