2024年6月12日 水曜日
今日、年長児は古川のレインボーファームに田植えに行きました。前日には園内田植えをして、1粒のお米からたくさんのお米ができることやいつも食べている白米や幼稚園で食べている玄米、そして玄米にもう1枚服を着ているお米(モミ)があることを教えてもらいました。そしてアヒルの口で植えると苗が倒れずに上手に植えられることを教わり、1人1株分(4〜5本)植える練習しました。
そして、今日はご飯のお米ではなくもちができるもち米を植えることを知り、「頑張って植えるぞ!」「みんなでおもち食べれるように頑張る!」と気合十分に登園してきました。今日は昨日練習した泥舟に植えるのではなく、とーっても広い田んぼに入って植えるのです。説明をきいている時も、教師たちが田んぼに入って歩く姿をみて「ズボって足が入るから走ったら危ないし、走ろうと思っても走れないよ。大きく前を見ながら足を出してね。」と田んぼの歩き方から昨日の苗の植え方の復習、そして実際に隣の田んぼは植え終わっていて、自分達も植える時には、適当に植えるのではなく均等な間隔で植えないと、せまくて大きくなれないこと。間隔を上手にあけるために、赤い印が入っている紐があってその赤い印に植えることを古森先生に教わりました。さあいよいよ田植えスタートです。
実際に入ってみると「うわあ~足が!!」と本当に抜けにくいことに驚いたり、尻もちをついたりする子もいましたが、「えへへ」と笑ってみんなへっちゃらで楽しそうに植えていきました。手もアヒルの口にして苗を挟んで、みんな赤い印に1人5本、「プスっとさしてスーっとあげる」と、農家顔負けで、上手に植えていく事ができました。植え終わった子も田植えの前に古森先生から田んぼの中にツノがニョキっと顔を出してノソノソ歩いている”タニシ”の存在やオタマジャクシ、カエルなど色々な生き物がいることをきいていたので「ここにもタニシが!」「オタマジャクシ‼︎」と水の中に生息する小動物の観察を楽しんでいました。
全員が植え終わるととってもきれいに苗が並んでいて上手にできたんだなと見ていると、ブルルル……とエンジン音が聞こえ、大きな機械のような、怪物のような不思議な車があらわれました。「昔の人達はみんなみたいにお米を手作業で植えていたんだけど、今はこの機械で植えるとあっという間に終わるんだよ」と古森先生から話をきいた後、見ていると本当にあっという間で次々と苗が並んで植えられていき、その機械にみんな釘づけになっていました。「あっ!あそこから出てくるのか!!」「あんなにたくさん植えれるの??」「カニの手みたい!」と気付いたことを口々に話していました。広くて、何も植えられてなかった田んぼが帰る時にはキレイに苗が植えられていて、子どもたちは満足そうに「たのしかったなぁ~」と呟いていました。今日植えたもち米が秋には収穫できることを楽しみにこの後の世話を学さんに『お願いします』とお願いして帰りました。
帰る前には、レインボファームの方が先日と同じようにふかし芋を子ども達に用意してくださっていたり、普段はめったに見ることがない、にんにくの花が咲いているのをお土産に持せてもらったり嬉しいことが沢山ありました。子ども達の為に、今日は役員さんも、手伝いに来てくださり、レインボーファームや学さんたちも子どもたちのためにそれぞれ準備してくださったり、この後もお米の世話を引き受けてくださったりとみんなのためにたくさんの方々が動いてくださっていることを実感し、しっかりと子どもたちにもそのことを伝え、また、地域の方々のご協力あっての三葉っ子保育だと改めて感謝していきたいなと思いました。
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