2024年6月6日 木曜日
昨日はレインボーファームでさつまいもを植えた年長児たちは、おじちゃん、おばちゃんに「水やりと草抜き」のお願いをして帰ってきました。そして今日は、子どもたちが年中のときに植えたじゃがいもを収穫する日です。「草抜き行けてないね」「草にお芋の栄養とられてないかな〜?」と心配しながら子どもたちは秀野邸へ出発しました。
そして、秀野邸に到着して畑に入ってみると、じゃがいもの葉っぱが雑草の中に枯れた状態でポツポツ残っていました。「じゃがいもはあるかな?」と教師がありそうなところの土を掘ると、お兄ちゃん芋と赤ちゃん芋がコロッと3、4個出てきました。
古森先生がみんながお世話してないから草が大喜びで栄養を取ってしまったので、じゃがいもができなかったんだね。「みんな幼稚園のうさぎさんにごはんあげるでしょう?だんごむしをつかまえたらごはんあげてる?じゃがいももお母さん芋を植えたんだよね。だから、自分で栄養がとれないんだから、雑草を抜いてあげないとお母さん芋の栄養が赤ちゃん芋ではなくて、草がとってしまうんだよ。じゃがいもも生きてるんだよ。みんなが植えたんだから、お芋が栄養を取れるように草を抜いてあげないと草が栄養を取ってしまって、お芋は大きくなれないんだよ。お芋にも命があるんだから、みんなはお世話しないといけなかったね。このいけなかったことを忘れないでね。それを反省って言うんだよ」と古森先生から教えてもらいました。そんな反省会から始まったじゃがいも掘りですが、雑草を抜いて手で土を掘ると、小さなじゃがいもがコロッと出てきました。
すると、子どもたちは「ここにあったよ〜」と嬉しそうに声をあげましたが、固い土を一生懸命に掘っても2個、3個。また、古森先生から「何個あるか数えてみてね」と宿題を出してもらうと、じゃがいもを並べて「1.2.3」と数えて、小さな小さなお芋も入れて「5つゲットできたんだ〜」と話していました。じゃがいもを植えてから一度も水もやらず、草も抜かず放られていたじゃがいもです。大きく育ててあげれなかった「ごめんね」の気持ちを持ちながらの収穫となりました。
そしてその後は、玉ねぎ抜きです。古森先生から玉ねぎを見せてもらうと、細長い根っこがあり、たくさん伸びていました。世話をしてもらえなかった玉ねぎはそこから栄養をとって頑張って大きくなることができたことも教えてもらいました。
今日一日じゃがいもと玉ねぎを通して命がある物、自分たちで植えた野菜も捕まえただんごむしさん達も、お世話をしないと死んでしまうこと。お世話をする大切さを学びました。教師たちは命があるものを育てる大切さ、そして生きている虫たちを捕まえたら最後まで世話をする責任があることを子どもたちに教える立場であること。そして反省すること、反省したことを覚えて次には実行しなければ、動植物の命を守れないことも古森先生からしっかり指導され、年長の教師たちは取り返しのつかない失敗を二度としないと誓い合いました。年長のみんなごめんなさい。そして、じゃがいもと玉ねぎにも世話をしなくてごめんなさい。と心で謝ったのでした。
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