2024年4月23日 火曜日
子どもは自然と仲良し、今日のような雨上がりの園庭が大好きです。あちらこちらに大小の水たまりがあり、色々な遊びが楽しめるのです。そこでは水溜りの水をコップについでコーヒー屋さんができたり、コップにドロドロの土を入れてカップケーキを作ったり、泥の感触を楽しみながらごっこ遊びを楽しんでいました。
遊びに夢中の年少児は靴を履いていることを忘れているのか、靴でぴちゃぴちゃ入っていき、教師が慌てて「あらあらあら!」と止めつつも、子ども達の遊びたい気持ちが微笑ましい時間となりました。そして、お日様が顔を出してくれると、水たまりが温まり、気付くと一人、また一人と水たまりで遊び「あったかーい!きもちいー!」と笑顔になっていました。1人が裸足になると次々裸足になっていきダイナミックに遊んでいました。その後、裸足に慣れていない新入児も周りの友達に影響され裸足になる姿もありました。泥で汚した服を持ち帰っていると思いますが、「いっぱい遊んだね~!」と洗濯をよろしくお願いします。
さんさんランドの花を管理してくれている三好さんのおかげで、さんさんらんどには沢山のお花が咲いています。そして、しぼんだお花を色水コーナーで使わせてもらっています。お兄ちゃん、お姉ちゃんのしているのを見て、やってみたいと何人もの年少児が色水作りに挑戦しています。花と水をすり鉢に入れてすりこぎで花をつぶし色を出すのですが、水加減やすり潰し方で色の出方も変わり、上手く色が出た時は「できたー!」と目がキラキラになる子ども達。やればやるほど上手になっていきます。
そんな色水コーナーではプラスチックの容器と色水を入れてふたをするためにビニールを切ったものを用意しています。その容器とビニールが気になったたんぽぽ組のⅠちゃんは、みんなが色水作りをしている横で四角の容器に合うビニールを探していました。しばらく様子を見ていると、ぴったりの大きさのビニールを見つけると満足して持ち帰っていました。形合わせができるおもちゃが知育遊びとして売られていますが、難度の高い形合わせを難なくこなしているIちゃんを見て遊びは知能の発達を促す、無限の行為であると思いました。
そんな、Iちゃんの姿に感心していると、今度は色水置き場から「いらっしゃいませー。」「ここに並んでくださーい。」と元気な声が聞こえてきました。「並んでくださーい。」の声に引き寄せられて近づいてみると、年少の色々な色の帽子の子ども達がマクドナルド屋さんを開いていました。その店は誰かが作って飾ってある色水が並んでいました。そのカラフルな色水を「ハッピーセットですよ。」と言って並べていたのです。店員さんは昨年、年長さんのお店屋さんでお買い物をしたたんぽぽ上がりの子ども達です。色水遊びがこんな形で発展しているのにも驚かされました。子どもの発想は大人の枠には収まりません。そんな子どもの姿を見守り、1人ひとりの気づきや興味に共感していけるような保育を目指したいと思いました。
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