2024年4月15日 月曜日
年少児達は、入園してから4日目。まだ園生活に慣れていない子もいることから、子どもが興味を持って遊べそうなコーナーを作りました。すると泣いて登園する子もやがて「ブランコしたい」「色水を作りたい」としたい遊びを見つけて遊び始めています。
そんな中、たんぽぽ組から進級した子ども達は、今までにさんさんランドへ行き、長い黄色い滑り台を滑っていたこともあり、遊びを制限されて、ちょっぴり物足りなさを感じているようでありましたが、新しく出ている色水遊びなどで楽しんでいました。また新入園児の中には、目にするもの全てが目新しく、興味津々の子がいて、その子達は年長児・年中児のしていることにも目を輝かして見ていました。そしてさんさんランドへ年長児・年中児が行くと、すぐにそれを見つけて、そこに混じって楽しんでいました。
そこで少しでも早く遊具の使い方を覚えて遊べるようにと、遊具指導をすることにしました。年少4クラスが一度にしても話が届かないので、青コースと赤コースに分かれて、時間差をつけて回ることにしました。青コースは、年中児が本園舎に帰っていくと同時に部屋に入り、トイレ、おやつを食べ、赤コースは園庭に集まり、先に園庭探検に出発しました。
たんぽぽ組から進級した子ども達は、仮園舎での生活し始めて、長い子は10ヶ月、短い子でも3〜6ヶ月になります。その子達は、3学期にはさんさんランドの上まで上がって、長い黄色い滑り台を滑っていたのですから、遊具の使い方についてはよく分かっている子が沢山います。「これは なんだ?」と聞くと、すぐに「ブランコ」「築山」と答えていました。「ブランコしたいと思っても、誰かが乗っていたらどうする?」と聞くと『「代わって」と言う』「座って待たんといかんよ」「ここで」と言って、緑の椅子のところに行って、トントンとして見せてくれました。そしてブランコが止まって、乗っている友達が降りてきてからでないと入ってはいけないこと、立ってのらないこと、ブランコに乗っている友達がいるのに後ろを通らないこと、柵のところでまわったり、ブラブラしたりしたらいけないこと等などを口々に言う姿がありました。
また包丁ままごとでは、包丁の持ち方、もう一つの手は野菜を猫の手で押さえて、まな板の上で切ることや包丁を持ったまま野菜をとりに行ったり、歩いたりしないこと等など、そして築山では靴や靴下を脱いで上がること、たまたまその時丁度、たんぽぽ組の子どもが築山のピンクのセメントのところを上がろうとしていました。それを見た子ども達は「ダメ〜」と声をかけていました。さらにうさぎに餌をあげるのはいいけど、触ろうと手を入れるのはいけないこと、築山以外の芝生の中には入らないこと、セメントの坂のところは遊ぶところではないこと等など、たんぽぽ組さんが言ってくれることを一つひとつ拾いながら話を付け加えて伝えていきました。
遊び方を説明していくうちに子ども達は遊びたくてウズウズし始めていましたので、まずは遊びたと言っていた汽車と短い黄色の滑り台をしてみました。泣いていたR君、Yちゃんも何度も滑ったり、汽車の網でできているところを登ったりして楽しんでいました。
屋外ゆうぎ場の園庭には、ブランコや築山、ジャングルジム、さんさんランドには大きな滑り台や機関車等沢山の遊具があるので、子ども達には安全に楽しめるよう援助したり指導したり、見守ったりしていきたいと改めて思いました。
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