2024年3月17日 日曜日
おゆうぎ会が終わり2週間が経ちましたが、「どうぶつでんしゃしたい!」と踊りのりくえすとが絶えないれもん組。曲をかけると他の遊びをしていた子もパッと立ち上がって踊り始めます。「Tちゃんはおさるさん♪」「Rちゃんはうさぎさんよ!」とおゆうぎ会で自分がなった動物を自慢し合いながら踊っています。Rちゃんは動物が出てくる順番を憶えていて「せんせい、つぎはおさるさんよ!」と誘いに来てくれました。「つぎはねずみさ〜ん」「わにさ〜ん」と皆に呼びかけてちっちゃな先生は大忙しです。みかん組の「あひるサンバ」も同じお部屋で何度も見ていたのでバッチリ踊れます。一緒に練習する機会が少なかったですもも組の「ペンギン⭐︎ペンギン」もいつの間にか覚えていて、歌いながら踊っていました。一曲一曲、体をめいっぱい使って踊っているにも関わらず、一通り踊り終えると「もういっかいおどりたい!」「つぎは?!」と催促の声が止まらず、疲れ知らずの子ども達。いったいその小さな体のどこにらそんな体力があるのかいつも不思議に思います。好きなことに対する集中力や吸収力は目を見張るものがあり、“次はこの踊りにしようかな、この振りをしたらかわいいだろうな”と提供する私たちもワクワクしています。
雨が降ったこの日は、チラシ遊びをしました。チラシの写真を切り抜いていると、早速「なにしてるの〜?」と集まってきました。それをテープで壁にくっつけ、「いらっしゃいませー」と言うと「?」という顔をしていたのがパッと明るくなり、「これください!」と欲しい商品を指差して教えてくれました。「どうぞ」と渡すと「ありがとう」と嬉しそうに持って、また並びなおしていました。お金は作っていなかったのですが、どんな反応をするのか気になって次のお友達には「100円です」と伝えてみました。周りを見渡してそれっぽい物が見当たらなかったので、グーを出して“つもり”で私の手のひらにお金を乗せてくれました。お客さんが少なくなってきた頃にTくんがやってきました。「200円でーす。」と言うと、「Tくんおかねもってないよー」とポケットを確認して困り顔。すると、別の所でチラシを千切って遊んでいたMちゃんが「あるよ!」と千切った紙を見せてくれました。「じゃあ、Tくんもこれでお金作ってみようよ。」とチラシを渡すと、自分でビリビリして「あった〜!」と嬉しそうに商品と交換しに行きました。やり取りを楽しもうと思い始めたお店屋さんごっこだったのですが、2歳の子ども達がお店屋さんでの一連の流れを理解していることや、自ら代わりになりそうなものを探したり作ったりできるとは思わず、とても驚きました。以前、年長児のお店屋さんに招待してもらった時のことを覚えていたのかもしれません。今は離れて生活していますが、異年齢児との関わりに良い刺激をもらっていることが分かり、そのような機会を大切にしたいと思いました。ほとんどの子どもがたんぽぽ組に進級するれもん組の子ども達。更にお兄さん、お姉さんたちとの交流が増え、刺激をたくさん受けどんどん成長していくのだろう思うと、とても楽しみです。このクラスでの生活は残り2週間となりましたが、思う存分遊ばせ、成長の手助けをしていきたいです。
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