2024年1月17日 水曜日
皆さん霜が降りるって何のことかわかりますか。実はわたくし、霜っていうものが何なのかを間違って認識していました。恥ずかしいのですが、霜って朝露で濡れた場所が寒くて固まったものだと思ってしまっていたのです。
どうして間違いに気づいたかというと
「今日は寒いな~」とさんさんらんどに出勤するとなんと築山の半分がうっすらと白化粧していたのです。そして、変化に敏感な子ども達も当然気づきます。「体を動かしたら温かくなるよ。」と朝の寒いうちから外に飛び出した子ども達は、築山の所にいる古森先生を見つけました。そして、「うわぁ―、真っ白」と築山が真っ白になっているのにびっくり!!そして、触ると「うぁー。冷たーい。」と大はしゃぎでした。「昨日のアイススケートの氷みたい。」と築山を滑る子、滑った跡を見て「シマシマ模様になってる。」と気付く子などそれぞれに楽しんでいました。すると、古森先生が「よく見て見て、霜って小さな粒になってるんだよ。」と教えてくれて見て見ると、子どもたち以上に教師がびっくり、初めて霜の粒をはっきりと見たのです。人工芝の上だからこそここまできれいに小さな粒が残っているのだと得した気分になりました。さらに人工芝を手で撫でてみると氷の結晶がしゃりしゃりしゃりと踊るようにはじいて白い粒が浮き上がってくるのです。
その後、今度は霜探しが始まりました。「先生!ドームがすごいよ!」「いぬの滑り台も!」と探し回り、登園する子に次から次に「見て見て!!」と大騒ぎになりました。大騒ぎをしていると丸山先生が「こっちに面白いもの見つけたよ。」と呼んでくれみんなで行ってみると、工事の為に解体したプールにかぶせているブルーシートの水たまりに大きな氷ができていたのです。「すっごー!」「おっきい~!」とまたまた大興奮!大騒ぎ!年中、年長児は昨日アイススケートに行っていたこともあり、「アイススケートの所と一緒や!」「アイススケートの氷は白かったけどこれは透明や。」と気付いたことを次々とつぶやいていました。
今日は霜を知るところから始まり、雪と氷と霜の違いを知り、自然にできる氷に触れ、最後には『しもやけ』の言葉の由来まで少し教えてもらいました。今日の活動で感じた事、学んだことは子ども一人一人それぞれですが、今日の直接体験が小学校・中学校・高校の理科や科学につながるのです。
ちなみに霜について調べてみると『地表面の温度は放射冷却によって冷やされると気温を観測しているよりも低くなります.気温3℃以下の時、地表面の温度は氷点下になっていることが多く霜が降りるという事』らしいです。…で説明するとちょっぴり難しいですが、いつかつながる時が楽しみです。
今日は生活発表会に向けて、座席のくじ引きを行いました。並んでくじを待ってる間ドキドキする様子が見られたり、兄弟が在園している子はどっちが引くか相談したり、お姉ちゃんが下の子に「お母さんが座る席のくじだよ。」と説明したりしていました。3学期に入り、「発表会に向けて頑張るぞー!」と張り切っている子ども達は、今日のくじ引きでお母さん・お父さんの席が決まったことで、より意識が高まってきた様でした。発表会まであと1ヶ月、発表会に向けての活動を楽しみます。
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