2023年11月16日 木曜日
バス当番だった私が朝のバスが終わりさんさんらんどに戻ってくると、年長さんがやってきました。年長さんたちは、お皿を持っていてその中にはオレンジ色の物が入っていました。「あまいからどうぞ!!」と言われたので一口食べてみると・・・それはあまくなくて、口に残る感じがする美味しくない渋柿でした。「ひっかかった〜」と言ってにこにこしている年長さんたち。これは、古森先生がさんさんらんどの山の上にある果樹園で実ができていることに気付いて収穫してくださった渋柿でした。皮をむいて、みんなで一口ずつ食べてみると渋くて不味くて、ほんの少し口に入れてもらった子どもたちの表情もなんともいえない顔でした。そしてその後に「それでは〜これをどうぞ〜」ともう一口みんなで分けて食べた物は渋柿の熟した柿でした。どちらも同じ渋柿です。さんさんらんどのおひさまパワーで熟した渋柿はとても甘く子どもたちも渋柿のときとは違って「あま〜い!」とおいしそうな表情をしていました。
幼稚園では、干し柿づくりも始まっています。預かり保育の森さんから貰った渋柿の皮をきれいにむいて、わらの縄に吊るして干し柿にするのです。おひさまパワーで、渋かった柿が12月にはおいしい干し柿になります。おもちつきの頃には、甘くなって食べられるとのことで、みんなで分けて食べられるのを楽しみにしています。
また、今日も年中4クラスで遊びました。広いさんさんらんどの園庭でフラフープを広げ、「ケンケンパー」と言いながら友達と跳んだり、長縄跳びをしたりしていました。長縄跳びでは、縄をまわす人・跳ぶ人を交代しながら、失敗しても何度も挑戦する姿がありました。他にも子どもたちの遊びを見ていると、園庭の至る所で数人が集まって何かをしていました。近くのグループに「何をしているの?」と聞いてみると、「キャンプごっこ」をしていました。ちぎった落ち葉を小さな石で囲み、たき火に見立てていました。そんなとき、戻ってきたAちゃんが「マシュマロ、持ってきたよ〜!」と言っている姿を見て、とても微笑ましく笑ってしまいました。子どもたちは、いろいろな場面で周りをよく見ています。自分たちの目で見たこと、経験したことを何かにイメージしたり、見立てたりして遊びの中に取り入れて表現する姿がそこそこで見られ、さすがだなと感心します。明後日の作品展では、そんな子どもたちの表現を保護者の皆様に見て頂けるのを子どもと一緒に教師たちも楽しみにしています。
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