2023年11月14日 火曜日
昨日からさんさんらんどで生活できることを楽しみにしていた年長児、年中児達は、帰る前に「これは幼稚園をみんなで作らないといけないからいるよね」とハサミとクレヨンを準備していました。先日、園長から協同製作について説明してもらって協同作品を作る気持ちも高まって意欲満々です。そんな子ども達が「おはよう~!」と元気いっぱいの笑顔で登園してきました。本園舎では、テラスや土間の空間を上手に使っていましたが、屋外遊ぎ場の園庭は広く、喜んで遊びに行く姿がありました。屋外遊ぎ場は、太陽が園庭の東側の山の陰から出てくるため、陽が差すのは8時30分頃で、それまでは日陰が寒いのですが、子ども達は気にすることなく自転車でも遊びたい、ジャングルジムにも上りたい、ブランコにも乗りたい…とやりたいことだらけだったのでいつの間にか体も温まっていました。木工コーナでは、今まで仮園舎で生活していたうきぎ、ひつじ組に大人気!自分の手を打たないように注意しながら釘を打ったり、ずれた釘をなんとか直そうと横から打ってみたりと試行錯誤しながら作っていました。「鬼ごっこしよう!」と教師を誘っていたきりん組のAちゃんは、寒さも吹き飛ばすぐらい走り回って遊んでいました。
さて、年長児が何の為にさんさんらんどへ引っ越したかというと、年長児の協同作品「工事と夢の幼稚園」を作る為なのです。子ども達は早速朝から沢山の廃材を持ってきて準備もしていました。工事の様子をよく見ていた子ども達は、土台作るのに鉄の棒を沢山さしていたことに気が付き、新聞紙の剣を作って、棒と棒をくっつけながら骨組みを作っていきました。鉄骨を支える子、セロハンテープで貼る子に分かれていましたが、くま組のY君は、セロハンテープが沢山必要で取りにいくのが大変ということで、10本の指全てにつけて「はいどうぞ!」と渡していました。誰が何も言わなくても役割分担ができていたことに驚きました。また、工事車両を作っていたらいおん組のO君、くま組のR君、K君、H君は、ショベルカーの先をO君が作り、K君はタイヤのベルト部分、R君、H君は車体を作るなど自分達が作るのが得意な部分を分担して作っていてそれにも驚かされました。大きいプールを作る為に鉄骨を細長く繋げたり、トイレは丸く配置されていると聞いていたので鉄骨を丸く立ててみたりとみんなが力を合わせて作っていました。
「私これ作るね!」「じゃあ私は必要なドアを作る!」「誰か靴箱作るの手伝って〜」「はーい!一緒に作る!」と誰かが声を掛けるとどこからともなく協力者が手を上げて応えます。5歳児達がここまで協力、協同ができることに感動すら覚えます。コロナ期間中も子ども達の主体性、協同性はしっかり身についていました。自分達の生活の楽しみ方をしっかり身につけてきて、仲間がいればこその喜びや楽しみも理解し、支え合っています。みんなで造る幼稚園は本物の幼稚園より一足先に完成予定です♪どんな幼稚園ができるか楽しみです!
コメント (「さんさんらんどへお引っ越し〜♪」 きりん組 岸田亜寿美 はコメントを受け付けていません)