2023年10月13日 金曜日
運動会がいよいよ来週になりました。年少児たちも毎日練習に励んでいます。競技では、「かいじゅうのたまごわり」をします。恐竜の卵に玉を投げて割れると、かわいい恐竜が生まれてくるはずなのですが、なかなか割れず教師たちも玉を投げたり、叩いたり大慌て、色々やってみるのですが上手く割れません。卵を留めておく紙テープの調節が何度やり直してもうまくできず、すぐに割れてしまったり、割れないまま終わってしまったり、教師は焦るばかりでした。すると、古森先生が職員会で「うすい折り紙にして、切り目は真ん中に両横1センチほど残して切り目を入れるといい」ということを実際に見せてくれました。さっそく次の日折り紙で卵を留めてやってみました。うまく玉が当たるとテトリスのように折り紙が破れるのですが、子どもたちは玉を投げる力が弱くまた、卵に当たらない子もいます。
それを見ていた古森先生は、次に卵がぶら下がる紐はもう少し短くして、今度はセロハンテープで卵を留めてみてはどうかというアドバイスをしてくれました。セロハンテープは3箇所か2箇所か、真ん中の切れ目は何mmがいいのか、まだまだ試行錯誤しながらやっています。少しずつ玉を投げる力も強くなってきている子どもたち、運動会でどんなかわいい恐竜が生まれてくるのか楽しみにしていてください!!!
そしてもう一つ、子どもたちが大好きなかけっこでは、教師たちはついつい子どもたちが上手に並んで歩けないのではと心配で子どもの周りを取り囲むようにくっついて入場してしまっていました。すると、「またまた先生たちそんなに取り囲まなくても自分たちで歩けるよ。大丈夫だから〜」と古森先生に注意されてしまいました。3歳だから出来ないではなく、お兄さんお姉さんたちの動きをしっかり見ている3歳児には真似っこする特技があるのです。また、マイクで自分の名前を言うときも終わると次の友達に渡すのも初めてでしたができるのです。もう一つ、さくらぐみは前の友達がよーいどんしたあと、次の友達がかけっこの線まで移動するときに、立たずに「だんごむし」みたいに座ったまま行くことを教えてもらいました。降園前に、ひまわりぐみの友だちにもだんごむしを教えてあげ、一緒に練習をしました。
古森先生に2つの課題をもらい今まで以上にやる気になっている子どもたちです。子どもはできないのではなく、やりたい、やってみたいと前向きで、その気持ちを教師は汲み取って信じることを園長から教わりました。三葉幼稚園の3歳児たちは三葉の保育園から進級した子が多く、かなり発達が早いのです。いつまでも3歳だからできないと思い込んで手とり足とりしてしまう教師たちの方がしっかり成長しなければと恥ずかしくなりました。幼い子は何にでも興味があり、特にまねっこ大好きです。この運動会で教師が変わり子どもの成長に気付けるようになりたいと思いました。
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