2023年6月13日 火曜日
昨日のブログにあったように屋外遊ぎ場で暮らしている、年少児、年中児達は、昨日みんなでトマトの苗に肥料をあげました。その時にお米のとぎ汁をトマトにあげると栄養になってとても良いという話を聞いていた年中F君は「先生、トマトにあげるお水持って来た!」と朝1番に見せてくれました。身支度を済ませたF君は「トマトに水(お米のとぎ汁)をあげてくる!」とすぐに部屋を出て、水をあげに行くと「大きくな~れ」と願いながら水をあげていました。また、「先生、花も咲いとる!」と黄色い花が咲いていることにも気付いていました。水をあげたり、雑草を抜いたり、子ども達と、毎日世話をしながら、トマトが成長する様子を観察したいと思いました。
ままごとコーナーでは年中児たちが、上手に包丁を使って料理を作っていましたが、左手の指を切らないように、指の先を丸くして慎重に切っていて感心しました。テーブルには緑の野菜の周りを黄色いコーンで飾りつけをして、おいしそうなごはんが並びました。一方、水くみ遊びコーナーでは、今日は少し暑かったということもあり、たくさんの子ども達が水遊びを楽しんでいました。年中児は2種類のカップを用意すると交互に水を入れ替えていました。「こっちとこっちで、水の多さが変わる!」と容器の大きさによって、入る水の量も変わることにも気付いていました。
さんさんらんどの芝生の中には、たくさんのダンゴムシがいます。ダンゴムシが大好きな子どもたちは、虫かご代わりの廃材片手にダンゴムシ探しをしています。仮園舎での生活が始まって約2週間。毎日、ダンゴムシ探しをしている子ども達は、どこを見たらダンゴムシがたくさんいるのか知っている様子で、「こっちに来たらいっぱいいるよー!」と友達を誘っていました。アスファルトの壁と芝生のすき間を覗いてみると、大、小様々なダンゴムシがたくさんいます。「わ~、いっぱい居る!」と、子ども達の気分も上がっていました。気付くと、壁に横一列になり、一生懸命ダンゴムシを探していました。部屋に入る時間になるまで、ずっとすき間を覗いていた子ども達でした。
さんさんらんどの生活が始まって2週間が経ちました。毎日、元気に体を動かして遊んでいる子ども達。これからも、子ども達と楽しいことをたくさん見つけて、期間限定の遊ぎ場生活を楽しみたいと思います。
2023年6月12日 月曜日
今日は日差しはないものの雨が降ることもなく子ども達は元気に外で遊ぶことができました。
屋外遊ぎ場では先週作ってもらった泥場や水汲み遊び、ままごとコーナーなどで思い思いに好きなことを見つけて遊ぶ姿が見られました。これから天気が不安定で蒸し暑い日が続きます。汗をいっぱいかいて遊んでいる子ども達には熱中症も心配です。汗をかきながら泥んこになって遊んでいる子ども達には水分補給を忘れずするよう指導しています。今日は、築山で裸足になって駆け回る子ども達の姿も多く見られました。
そんな中、教師達が大きなブルーシートを敷き始めました。興味津々で集まる子ども達は「何するの?」と聞きながら動きを見つめている子もいれば、以前幼稚園で生活していた時にやっていたことを思い出し「絵描くんやろ!」と言う子もいました。絵を描くことが正解だとわかるとすぐに自分のクレヨンを持ってくるのかと思いきや、子ども達は画板を運んできて並べ始めました。年少児の小さい手で大きな画板を一生懸命運ぶ姿は、とてもたくましく見えました。画板を並べ終わると自分のクレヨンを取ってきて好きな絵を描き始めました。友達と話しながらどんな絵を描いたのか、お互いに見せ合っていました。絵を描くコーナーは大人気でたくさんの可愛いらしい絵を見ることができました。お絵描きコーナーには先生たちがテントを出してくれたおかげで山から流れてくる心地よい風に吹かれて気持ちよく描くことができました。描けた絵は次々壁に飾ることで一気に明るく楽し気になりました。「これもかざって!」「これはママなの!」と目を輝かさせて持って来る子ども達の顔は得意気です。
お片付けが終わり、部屋に戻って座ろうとしていた時、外を見てみるとちゅうりっぷ組さんが集まって何かをしていました。どうやらクラスで育てている野菜に肥料をあげていたのです。それを見てさくら組の子ども達とひまわり、すみれ組の子ども達に、「大変!ちゅうりっぷ組さんがトマトに何かあげてるみたい!みんなは行かなくていいの?」と声を掛けると、子どもたちは大焼てで帽子をかぶって外に出て行き、話を聞きました。先生が「トマトが大きくなるには何がいる?」と聞くと「水!土!太陽!」とトマトを植えた時に覚えたことを口にする子が多くいました。「全部必要だけど、みんながごはんと食べるのと同じでトマトにもごはんがいるんだよ」と教えてもらうと、「トマトもごはんを食べるの?」「僕たちと一緒だよね」と話していました。「でもこれはトマトやお野菜のごはんなので土に入れてあげるとお水と一緒に飲んで大きくなるんだよ、だからみんなは食べてはいけはいし、触らないようにしてね」と約束をして自分たちが植えたトマトに肥料をあげることにしました。
肥料をあげようとした時、Yくんが草が生えていることに気付きました。「みんなが植えたトマトはこれとこれの2つだったよね?トマトのそばに生えているのは草だから、トマトのご飯を食べられちゃうね〜どうしよう!」と言うと「抜く!」とみんなが口々に言いました。そこでみんなで草を抜いてから肥料をあげることにしました。「ごはんをあげても草が生えていたらトマトの栄養をとられちゃうんだよ。もしまた草が生えてきたら抜こうね」と伝えトマトが大きくなる日を楽しみに育てることにしました。
トマトの花が最近咲き始めています。子ども達と観察しながら世話をして育てていきたいと思います。
2023年6月10日 土曜日
れもん組、みかん組が屋外遊ぎ場の第二園舎へお引越ししてきてから、3週間が経とうとしています。せっかくさんさんらんどが目の前にあるのにあいにくの雨続きでなかなか外に出られず、今週も室内遊びが中心でした。少しでも外に出してあげたいと、小雨のうちはテラスでも遊べるようにしていると、待ってましたと言わんばかりに飛び出してきた子ども達。ジャングルジムの一番上に登って「おーい!」とアピールしたり、滑り台を滑ると小走りではしごヘ戻り、満足するまで何度も滑ったり目まぐるしく活動します。一番人気なのはブランコで、”私も乗りたい”と乗っている子の周りにたくさん集まってきてしまいます。そこで、順番待ち用の椅子を出して「10数えたら交代ね」と伝えるとまだ理解できない子もたくさんいますが、月齢の高い子は保育教諭と一緒に数をかぞえて「かーわって」と言うことができました。それを見て”あそこに座ってたらブランコ乗れるのかな”と感じた月齢の低いみかん組の子ども達も順番待ちを始めました。自分の番が来るととってもいい笑顔で揺られていて、足をバタバタさせて何とか自分で漕ごうとする姿もまた可愛いのです。
ダンスコーナーでは、保育教諭の真似をして楽しそうに踊る子ども達の姿があります。それまで不安そうな顔をしていたAちゃんは、大好きな曲が聞こえてくるとパッと顔を輝かせてみんなが踊っている所へ行き、一緒に踊っていました。月齢の低い子も、マットの上で上半身を揺らしてリズムに乗ったり、両手を振ったり、いない、いない、ばあ!とできる振りを真似したりして思い思いに楽しんでいました。
紐通しのコーナーも用意してみました。太めのストローに紐を通していく遊びで、紐を持つ位置が近くても遠くても通しにくく、通すのにも集中力が必要です。他のコーナーとは一転、子ども達は真剣な表情で指先に神経を集中させていました。少し難しいかな…とも思っていましたが、2歳前後の子ども達は1度コツをつかむとスルスルと紐を通していく子もいて驚きました。いち早くコツをつかんだIちゃんは紐を持ち、穴に通して、持ち替えて下に落とすという手順を1つづつ丁寧にしていき、「できた」と満足そうな顔で見せてくれました。それを輪にしてブレスレットにすると、「もう1回」と2本目もあっという間に通し、「ママの♡」と大事そうに着けていました。Aくんは、紐の上まで通すと、せっかくできた物をまた一つ一つ外してしまいました。「もう1本あげるからそれは取っておこうよ」と提案しましたが、2回目も全て外してしまいました。せっかく作ったのにもったいないな…と思ってしまいましたが、どうやらAくんは崩れていく様子が面白いようで、そういう楽しみ方もあるんだなと気付されました。
外で身体いっぱい動かすダイナミックな遊びが大好きな子ども達のために、早く晴れてほしいな。と思っていましたが、雨のおかげでまた新たな一面を知ることができました。知的にも体力的にも発達期の子ども達に様々な遊びを経験させていきたいと思いました。
2023年6月9日 金曜日
雨上がりの三葉幼稚園の園庭は子どもたちにとってとても魅力的な遊び場。大きな水たまりがあちこちにできていて、子どもたちは戸外に出ようと靴を持ってテラスに出たものの、くるっときびすを返し、靴を靴箱にしまって裸足で出てきます。わたしが小学生の時、水たまりができた日は校庭に柵がされていて遊べなかった記憶があります。大きくなるとともに増える水たまりへの抵抗感。だからこそ三葉っ子には今しかできない、今だから思いっきり楽しめる環境でたくさんの経験をさせてあげたいなと思いながらほほえましく見ています。
そんな中ふと見ると、年中児が丸山先生とトマトのプランターをお日様がより当たるところへお引越しさせてくれていました。きゃっきゃと荷台を押す子どもたちに「ありがとう」と声をかけ見送るとそのお尻には、ぺったんと泥んこのスタンプ。あまりにもかわいい後ろ姿につい「お願い!写真撮らせて!」とお願いしてしまいました。
今日は年長児は松山市移動図書館椿号の絵本の貸し出しがありました。幼稚園の工事に伴って、安全のため団地の横道に入る部分をすべて封鎖しています。団地の方にはご迷惑おかけしております。椿号の絵本貸し出しは団地の中の広場で行うのですが、バリケードがあるので今日はぐるっと回っていつもと違う道を歩いていきました。普段と違うちょっぴり遠回りな道も子どもたちにとっては楽しいお散歩です。行きの道では、信号待ちをしているお仕事中のお姉さんとお兄さんの車が歩道を歩いている子どもたちの横に停まりました。お兄さんが「かわいい」とつぶやくと子どもたちは三葉っ子スマイルでにこにこ「ばいば~い!」と手を振りました。すると運転席のお姉さんが手をぐんと伸ばして手を振ってくれました。又、しばらく歩いて行くと、郵便ポストがありました。ちょうど、作品展に向けて作品作りを進めている子どもたちですが、くま組のSくんはポストを作っているのです!「Sくんほらポストあったよ!」と声をかけると「うわ~!ほんとや!」と手で感触を確かめたり、鍵穴を見つけて「鍵あるんだ!」と発見したりラッキーな出来事もありました。「初めて通る道やねぇ。」「なんかわくわくするねぇ」とらいおん組からかわいいつぶやきも聞かれました。普段の貸し出しの時よりゆっくり到着したので、いつもは借りたらすぐに園に帰るのですが、今日初めてみんなで椿号のお見送りをすることができました。本棚のドアをぱたんぱたんと閉めると、かわいい本のイラストが描かれていました。「うわ~!本がいっぱいや!」と数台在る内の一台をまじまじと見ることができてこれまたラッキー!
帰りの道中、カンカンと踏切の音が遠くから聞こえてきたので歩道で立ち止まって電車が来るのを見ていました。ガタンガタンと通る電車に「お~い!!」とぴょんぴょん飛び跳ねながら手を振っていると「ばいばいしてくれた!」と口々に子どもが言い出しました。後ろの車掌さんが女性だったのですが、にこにこしながら手を振り返してくれたそうです。わたしは動体視力が追い付かず見落としました(笑) いつもと違う道を通るだけでいろんな発見や出会いがあるものだな、不便すら楽しめる子どもたちって素敵だな、と子どもたちと過ごす時間っておもしろいなぁと改めて思ったお散歩・絵本貸し出しでした♪
園舎解体の工事が着々と進んでいます。高いところに上って足場を組むお兄さんを憧れのまなざしで見ている子がたくさんいます。そんな足場の周りに今日は防音シートが張られました。そして子どもたちの安全のために園舎から離れたところに高い防護壁を作ってくれているのですが、その壁を作ると聞いた時の工事の方と園長の会話をご紹介します。
工事の方①「建てるのは真っ白の壁でね、子どもたちのためになんかかわいい物にでもした方がいいんやろか?」
古森先生「あ~大丈夫ですよ。うちの子たちここにお絵描きしますから!」
工事の方①「え!?お絵描き?」
工事の方②「そうそう。そうなんよ。古森先生なんでも教材にして遊ぶからね!わかった!発注しとくよ!」
・・・なんと!壁にお絵描きができるように古森先生がお願いしてくれたのです!工事の方がそのために一日がかりで壁にシートのようなカバーをぴんと張ってつけてくれて準備万端です!そこに一昨日、古森先生が夕方来てかわいい子ブタちゃんを描いていました。気付いた子も気付いていなかった子もいましたが、「お絵描きしていいの?ほんと?」と半分わたしの言うことを???と思っていた子も古森先生の子ブタちゃんを見て「ほんとやったんやねぇ」とぽつり。疑われていたのかと笑ってしまいました。今日は子ども会議ならぬクラス会議をしました。
子ども11人、手を伸ばしても届かないほど広いこのスペースに何を描こうか早速壁の前で相談です。迷路を描いたらいいんじゃないか、くま組だからくまちゃんがいい、いやぼくはぞうが描きたい・・・などなどいろんな意見が出ましたが結論「くまの親子」を描くことに決まりました。
でもくまがどこにいるのか、何をしているところを描くのか、意見が様々すぎてなかなか決まりません。じゃあ、お部屋に帰ってグループにわかれて相談しながら意見を出し合ってデザイン案を考えてみよう!ということになりました。部屋に帰ると早速話し合いスタートです。なんとな~くのイメージのすり合わせで描き始めるグループ、描きながら「あぁでもないこうでもない」と会話の中で成り立っていくグループ、身振り手振りで「こんなポーズのくまちゃんにしたい」と友達に提案するグループ、友達のアイデア一つひとつに「Aちゃんそれいいね!」「Bくんそれっていい考えだね!」と認めて素直に褒めることができるグループ、かと思えばクレヨンを手に取り首をかしげているグループ。どうしたの?と聞くと「くまちゃんの茶色をどの茶色にするかで話し合ってるの」と言いました。「同じ色にしてもいいし、違う色でもいいかもしれないよ?」と声をかけると「そっか!」とまた話し合い、大人のくまはこの色、子どものくまはこの色、と種類わけすることになったようでした。大きな紙に向かう子どもたちから「このくまは魚をとってる」「りんごが好きなくまちゃんなんだよね~」「このくま、友達のくまの足が当たっているなぁ、でも怒らないよ優しいくまだから!」・・・といろんなストーリーが聞こえてきました。この子たちはこんなにいろんなイメージがわいてきてそれを言葉にする力があるんだなと気づきました。集めていくと絵本になりそうな子どもたちのつぶやき、かわいいな、と思っているとどこからか「♪おーやまーににあ~めが降りました~」と鼻歌が聞こえてきました。BGMまであるの!と子どもたちの発想の豊かさに驚きです。
楽しい時間はあっという間!今日の話し合いは来週に持ち越しです!他の学年もいくつかのスペースをもらって活動する予定です。作品展でお披露目できたらいいなと思っています。お楽しみに。
2023年6月8日 木曜日
今日も、仮園舎の子ども達は朝から大好きな築山で遊んだり、汽車の滑り台で遊んだりと自分の好きな場所で楽しんでいました。又、三輪車で遊んでいる子ども達を見て吉本先生が白線の道路を引いてくださってことで三輪車が走りやすくなりました。
一方ままごとコーナーでは、たんぽぽ組のTくんやGくんが料理をしていました。Tくんは野菜を切る係、GくんはTくんが切ってくれた野菜をフライパンで炒める係で2人仲良く料理をしていました。その姿を見て他のたんぽぽ組さんもままごとコーナーにやってきました。包丁の代わりに手で野菜をちぎってサラダを作る子や水を皿に入れてスープを作る子などどの子も素敵な料理を作っていました。
また、年少さんたんぽぽさんが好きなブランコでは、順番を守りながら楽しく遊んでいました。ちゅうりっぷ組のYくんは、「たんぽぽさんどうぞ!」と言って自分の乗っていたブランコから降りて代わってあげ、さらにたんぽぽさんの乗るブランコを優しく押してあげていました。
今日は子ども達も「わぁー!」とびっくりするような出来事がありました!!さんさんランドに大きなダンプカーがやってきたのです。大きくて迫力満点のダンプカーに子ども達も目が釘付けです。そのダンプカーに積んでいたのは、沢山の砂利。仮園舎のあるさんさんランドは、雨が降ると地面が泥々になり、車や徒歩で送迎に来られる保護者の方ももちろん、子ども達も教師も歩くだけですぐ泥々になっていました。それを見かねた古森先生は工事の方にお願いをし、今日仮園舎の裏側に砂利を敷く事になったのです。さあ、いよいよ砂利の入ったダンプカーが動き出します。子ども達は部屋の窓から砂利が落ちる瞬間を息をのんで見守ります。ダンプカーが傾き始め砂利が勢いよく落ち始めると「うわー!!すごー!」「落ちるのはやーい!」と驚きの声をあげていました。
仮園舎よりも他の家の屋根よりも高く傾いたダンプカーの迫力を身近に感じた子ども達は貴重な瞬間を見る事ができました。最後には砂利を丁寧に敷いて下さる工事の方に「ありがとう!」と言うことができました。
たんぽぽ組の子ども達は仮園舎生活にもだんだんと慣れ始め、登園すると所持品の始末やシール貼りなど、自分で少しずつできるようになりました。そしてみんなが頑張っている排泄も個人差はありますが日中は、ほとんどの子が時には失敗もありますが、パンツで過ごせるようにきています。教師が声をかけると、トイレにも嫌がらずに行く事ができ、成功率も上がってきています。引き続き子ども達が自分から進んでトイレに行けれるように援助していきます。
2023年6月7日 水曜日
先日、秀野邸の畑でのじゃがいもと玉ねぎの収穫をしたことから自分たちが植えたものが大きくなってみんなで収穫できたことを喜んでいた年長児達は、次は年中・年長児で収穫するさつまいもを植えることを聞いて期待しながらレインボーファームに苗植えに向かいました。秋になって年中さん達も一緒にさつまいもが掘れるように1番お兄さんお姉さんである自分達がさつまいもの苗を植えるのだとやる気満々でバスの中でもドキドキワクワクが止まりません。レインボーファームに行くのは昨年のさつまいも掘り以来1年振りです。レインボーの隣にある乗馬クラブの馬が見えると「あー思い出した!」「私はもっと前から思い出してたよ〜」と子ども同士で自慢し合いながら話に花が咲きます。
レインボーファームに着き、広い畑に色々な野菜やお花が見えると「うわぁ〜」と目を輝かせてバスを降りて行きました。広い畑には、蝶々やツバメも飛んできて、そろそろ夏が近付いている様子が伺えます。「ちょうちょが追いかけっこしてるよ〜」と今ならではの自然を楽しんでいました。
さつまいもの苗と言ってもどんなものをどのように植えるのでしょう。子ども達は今までにチューリップの「球根」を植えたり、じゃがいもの「お母さんお芋(種芋)」を植えたり、菜の花の「種」を蒔いたり、、今度は苗です。子ども達は新しい「苗」という言葉を聞いて「???」と首を傾げながらレインボーのおじさん達の前に集まりました。興味津々で紙をマルチに見立てて植え方について説明を受ける子ども達の顔は真剣です。あまりの真剣な表情に思わずカメラのシャッターを切っていました。
さつまいもの苗を植える畝には、マルチが張ってありました。マルチは何のために張っているのか?という質問にくま組のHちゃんは「カラスがつつかんように!」と答えていました。三葉っ子達は春からカラスとの戦いが続いていました。子ども達にとってここでもカラスが1番の敵?だと思っているようで可愛くて笑っていると、ぞう組のRちゃんは「お布団の代わり!」と話し、色んな経験から繋げて話す子ども達の発想に驚きました。マルチがあると中が暗くなってさつまいもの苗の栄養を取ってしまうお芋の敵が育たないのだというヒントをもらうと子ども達は「ざっそうー!」と声を合わせて言いました。レインボーファームのおじさんも「お芋さんだけ大きくなるようにしているんだよ」と教えてくれました。苗の向き、植え方は玉ねぎと一緒で「寝かせて植える」。子ども達は「ねんね〜」とさつまいものお兄さんお姉さんになったかのように優しい声でおやすみポーズをしていました。
予習をして準備万端!1人2本の苗を持って畝に入ります。苗が入る穴を掘り、優しく土をかけます。くま組のYちゃんは「大きく育ってね〜」と優しく声を掛けながら土をかけてあげていました。それぞれ「みんなとお芋掘りしたい!」「焼き芋できるかなぁ」と思いを込めて苗植えを楽しみました。苗を植え終わるとレインボーファーム探検に出発です!
広い畑には、ナスやトマトきゅうりなどの夏野菜がありました。それを見て「家にも植えてるよ〜」という子が何人かいてお家の野菜事情について盛り上がりました。
ずっと歩いて行くと大きな田んぼが、、そこには今度みんながもち米を植える堀内さん家の田んぼです。今はまだ水は張られていませんが昨日の雨でできた大きな大きな水溜まりがありました。「あめんぼがいる!」「この貝なに!?」とみんな一斉に覗き込んでいました。レインボーファームで様々な植物や生き物を見て触れることができました。自然に囲まれた空間の心地よさとここでしか感じられない土や風、そして匂いを十分楽しんだ1日でした。田んぼ、山、川、野原などそこでしか感じられない自然を全身で感じさせていきたいものだと思いました。
2023年6月6日 火曜日
昨日の降園時、明日歯科検診があることを伝え、どんなことをするのかを質問すると、たんぽぽぐみから進級した子どもたちが、「お口は大きく開けるんよね!」「先生は怖くないんよね!」とまだ歯科健診をしたことのない友達に教えていました。歯科検診が始まると年少児達はうさぎぐみのお兄ちゃん、お姉ちゃんが検診を受ける様子を真剣にみて自分たちの番が来るのをドキドキで待っていました。
そして、さくらぐみの歯科検診が始まると、お医者さんの前で自分の名前を言い、終わると自然に「ありがとう」とお礼を言うことができていました。Sちゃんはお医者さんの前に立つと「お願いします!!」と大きな声で言うことができていました。初めて幼稚園で歯科検診を受ける子も少なくなかった年少さんですが、ほとんどの子が泣かずに受けることができました。検診を終えた子どもたちは、ほっとした様子で「先生優しかったね〜」「大きいお口あけれたんよ〜」自慢げに話していました。今日の歯磨きは「むしばいきんがおったらいかんけんきれいにしたよ〜」といつもより丁寧に歯磨きをしている子どももいました。
さて、今日うさぎぐみのお兄ちゃん、お姉ちゃんが「あそぼう!」とさくらぐみを誘いにきてくれました。それを聞いた子どもたちは大喜びでうさぎぐみさんの部屋に行きました。
そこでは新聞を使って色々な遊びを楽しみました。うさぎぐみさんが新聞の両はしを持ってくれて力強くパンチさせてもらったり、小さくちぎって「あめだ〜!!」と新聞の雨を降らせてくれました。
新聞だけでも、ちぎって、やぶって、その音を楽しんだり、丸めてボールにしたり、剣を作ったり、洋服になったり、数えきれない程の使い方があるのです。梅雨に入り戸外で遊べないことも多いですが、広い部屋で遊べて楽しい1日になりました。たくさんの遊びが生まれ気付きや発見があることを私も学びました。
コメント (「楽しいこといっぱい!」 うさぎ組 西川友理 はコメントを受け付けていません)