2023年6月29日 木曜日
突然の通り雨から一気に太陽が出てきて蒸し蒸しと暑い朝、子ども達はテントや建物、木の下など日陰を探して遊んでいました。
暑くなってくると砂場での川作りが本格的になります。何人もの年長児が大きなショベルを持って集まると深く広く掘って大きな川を作っていきます。固まった土も年長児達の手にかかるとへっちゃら!どんどん掘って友達の掘った道と繋げていきます。その間に水運び担当の子は鍋やジョウロを使ってどんどん水を流していき、渓流のようなダイナミックな流れを楽しんでいました。そしてその川にすのこをかけ、橋のようにして渡って作業をする子、渡した橋がすぐ落ちないように土を被せて固める子などいつの間にか川作りのプロ達が担当部署に分かれて働いていました。今まで園舎の解体工事の様子を見たり、働く車の動きを観察したり、それを遊びにどんどん取り入れていく三葉っ子の遊び方はプロレベルだと感心しました。
今日、年長児は眼科検診がありました。内科検診、歯科検診に続き、3回目の検診で1人ひとりが意識をしてしっかり受けることができました。「おはようございます」「〜(名前)です」「よろしくお願いします」などと伝え方や言う順番はそれぞれですが、しっかり自分の言葉で伝えることが出来ていました。
眼科検診が終わり、待ちに待った水遊び。登園してきてからずっと子ども達の中での話題は「今日もプールできるかな?」「水鉄砲大会するかな?」と水遊びの事でいっぱいです。「眼科検診が終わってから」と伝えてはいましたが、話題はプールの事で止まりません、、。そんな子ども達は、今日も古森先生から楽しみな話を聞き、ますますワクワクなのです。今日は、プールにすべり台が付いているという話でしかも遊ぶためのものではないというのです。子ども達の表情は「!?」と少し不思議そうでしたがすぐに目をキラキラさせて近くにいた友達と「すべり台やって、早く行きたいね!」「どんなのか気になる〜!」とまたまた話が止まりません。ルンルンでさんさんらんどへと向かいました。着くとびっくり!プールの中に滑り台の登り口が入っていて滑った先はプールの外!「???」と口を開けてびっくりする子ども達。でもかえってそれがまたまた楽しみになりました。古森先生は時々子ども達を驚かせることをしてくれるのです。「早くやりたい!」「すごすぎる〜!」とまたまた話が止まりません。プールで遊んで濡れた水着で滑るとちゅるん!と勢いよく滑っていつの間にかプールの外へと出されていく様子にもう笑いが止まりません。
ぞう組のYくんは、昨日まで水に少し抵抗があり、ずっとプールカードが×でしたが、今日は初めての⚪︎で初めて水着に着替えて水遊びをしました。私自身少し不安でしたがそんなことを感じさせないぐらいすべり台も楽しんでいました。「今日プールできてよかった!明日も丸にしよ!」と嬉しそうに園に戻るYくんの姿があり、これからどんな楽しいことが起こるのか子ども達と楽しみにして園舎建て替え工事中にしか出来ない楽しみ方を探していきたいと思いました。
2023年6月28日 水曜日
元気いっぱい園庭で走り回って遊んでいた子ども達を見て、園長からT先生に何やら楽しそうな提案をしてくれました。そして、T先生が「プール入りたいひとー!」と呼びかけてくれました。すると、子供達は遊んでいた手を止めて元気な声で『はーい!』と手を挙げて答えました。さらにさらに、「なんと、さんさんらんどで、今日はスプリンクラーで水を撒いてくれまーす!」「えっ何?」と振り向いた子供達は『いぇーい!!』ととってもワクワクするような言葉を聞いて急いで片付けをして着替えをするために部屋に戻って行きました。着替えながら「さんさんらんどに水ってどうするんやろ?」「ペットボトルから出すの?」「えっ!じゃあ大きいのじゃないと…」とかわいい想像が膨らみます。準備万端でいざ出発です♪
昨日、年長さんは園庭で今年初めての水鉄砲大会を、そして年中さんは屋外遊ぎ場のみつばっこハウスの新しいプールに入って遊びました。その日、年中さん達が新しい大きいプールに入ったことを知った年長達はしきりに羨ましがっていました。そして今日、年長の子供達は水着を着てウキウキしながらさんさんらんどに行ってプールに入ることができました。水鉄砲とは全く違って水は冷たく、足を入れると きゃっ! 手でバシャバシャして きゃっ! と一つ一つ行動する度に楽しそうな声をあげていました。年長4クラスが終わると、次は年中さんが、そして園長に「たんぽぽさんも年少さんも入れるんじゃない?」と言ってもらい今日はみんなが新しいプールを楽しむことができました。
順番にプールに入っている間に、待っている子達はさんさんらんどで遊びました。しかし、今日はいつものさんさんらんどとは違うのです。山に登っていくと足元から水が吹き出し、シャワーのように頭の上に水が降ってきます。水が噴き出すさんさんらんどに子供達はまたまた大騒ぎ!嬉しそうに駆け上がっていき、登ってみると…“プシャー”っと色々な所にあるスプリンクラーから水が噴き出てくるのです。「うわぁー!本当に水が出てきた!」「特別なさんさんらんどだ!」と大喜びです。持参したペットボトル水鉄砲を使う子やスプリンクラーの水を浴びて走って楽しむ子、一方でポンプを一生懸命動かしてため池を作りそこで遊ぶ子など思い思いに体を動かし、涼しい風を感じながら楽しい時間を過ごすことができました。遊ぎ場からの帰り道、熱った体はちょうどよく冷えて、風を感じると「うわ〜涼しい」「風サイコーやね」「どこから吹いてきてるの〜!」と子供達は疲れた顔も見せず、最後まで楽しんでいました。子供達が待っている間も楽しめるようにと今日は園長にスプリンクラーを使ってみることを提案してもらいまた一つ楽しい水遊びができました。これから夏本番に向けて、考えていたのですがそんな心配は全く必要ない遊び場「さんさんらんど」に今更ながら感動しました。
年長児は6月初めに朝顔の種を蒔きました。らいおん組は今日、自分の朝顔の様子を見て「大変だ!草が生えてる!」「栄養がとられるー!」と雑草を抜き、朝顔の葉っぱの形はハートみたいだと気付き楽しみながら草抜きをして水やりをしていました。これからも朝顔が咲くのを楽しみに興味を持って大切に育てていきたいと思います。
2023年6月27日 火曜日
先週の金曜日みんなで幼稚園に帰り、バックホーが幼稚園を壊している姿に大興奮だった年少児たちは、今日また幼稚園へ行くことを知ると「やった〜!」と大喜びで急いで準備をして園庭に並びました。幼稚園への道のりも足取り軽やかです。
幼稚園に到着すると金曜日より工事が進み「幼稚園が前よりなくなってる!」と子どもたちから驚く声が上がりました。実はその工事のために園庭には工事現場と仕切るための高い塀ができていて、その塀には更に、子どもたちが絵を描けるように白い布が張られていました。これは古森先生が殺風景にならないよう業者さんに頼んで絵が描けるようにしてもらったものです。そこには一昨日、年長さんが描いた大きくて、かわいくて、かっこいい動物たちが並んでいました。
「この前はなかったよね!?」「すごいね!」と話していると、くまぐみのお兄ちゃんとお姉ちゃんが描いた絵のお話を聞かせてくれました。話を聞いている年少児たちは目を輝かせて真剣です。お話が終わると「ありがとうございました!」と大きな声でお礼を言っていました。さくらぐみのSちゃんは「お姉ちゃん達のお話とっても素敵だった!」と笑顔で話していました。
そして!!!年少児とたんぽぽぐみの子どもたちも大きな白い壁に絵を描き始めました。最初は、たんぽぽぐみからで好きな色のクレヨンを1本選び大きな壁にダイナミックに、手を大きく動かしたり、歩きながら絵を描いたりして楽しんでいました。
その後は年少児です。何を描くのか質問されると「ママを描く!」「ロケット描くんだ〜!」と話して、描き始めました。さくら組のKちゃんとRちゃんはお互いに描いている絵を見て「あ!手と足がなかった!」「帽子を被せなくっちゃ!!」「足の爪も描かないかんよね!?」と2人で顔を見合わせて話し合いながら書いていました。みんなで自由に描きたい絵を描いた壁画が完成しました。
最後に、古森先生に見てもらい、Kちゃんは「ここに描いたよ!たのしかった〜!」と得意げに話していました。
こんなに大きな壁に絵を描くのは初めての子どもたちは、最後に「描かせてくれてありがとう!」とお礼を言って、大成功を喜び合いました!「古森先生からお家の壁など白い所に描いたらダメだよ」と言われると大きくうなずき約束して仮園舎へ帰りました。
2023年6月26日 月曜日
今日もみんな元気に登園してきました。金曜日に引き続き2台のバックホーがどんどん幼稚園を解体していきます。Tちゃんは「ああ。明日には、もうなくなってるかもしれないね。」、「でも、新しい幼稚園も楽しみだからお兄ちゃんたちにも頑張ってもらわないとね!」と、子どもながらにいろいろな思いを口にしていました。
雨あがりの今朝は、園庭に大きな水たまりができていました。子どもたちはすぐに裸足になってきて、ピチャピチャ♪水たまりを楽しみます。すると、さすが年長さん。「道を作って水を流そう」と水の通り道?迷路!?のような物を協力して作りはじめました。その様子を見て年中児たちもやってきて「ここ、水が反対向きに行くんだけど、どうしよう」と言うと、「もっと掘ってみたらどうかな?」とお兄ちゃんのアドバイをうけて、やってみると、なが~い水の道!水がちょろちょろ~と流れていきました。泥んこ遊びもみつばっ子たちにとってはただの遊びではありません。水の冷たさ、泥の感触だけではなく、どうすれば水が流れる?どうすればもっと楽しくなる?と常に子どもたちは頭を働かせています。遊びは科学!やわらかい子どもたちの考え方に、私はいつも脱帽です。これからもっともっと楽しいことを見せてくれるんだろうな♪とワクワクしています。
そして遊んでいる子どもたちも見ていると、あれ?なんだろう。いつもと変わらないはずなのに、なんでこんなに楽しい気持ちになるんだろう!と思ったら、工事の壁に貼ってある、みんなが描いた絵が、どれもかわいくて♡明るくて♡気持ちをあげてくれているんだなと思いました。年中児たちは金曜日にした絵の続きをしました。年長さんたちが描いた空は、とってもきれい!自分たちも一生懸命塗ってるのにどうしてなんだろうと思った子たちが、くまぐみさんに聞きに行きました。すると、“ぼかし”という技法を教えてくれたそうです。古森先生が教えてくれたことを年中さんにも特別に!と教えてくれました。教えてもらったようにティッシュでごしごしとしてみると、あら不思議!とっても綺麗な青空が広がりました。子どもたちとのかわいい、楽しい、エピソードはたくさんあるけれど、作品展の日に楽しんでもらえるよう、ひ・み・つにしておきます♪ぜひ楽しみにしていてください。
幼稚園解体工事がはじまって1か月くらいがたちましたが、日々子どもたちは学び、感じています。工事のお兄さんたちにも感謝の気持ちを忘れず、子ども達には働くこと、働く機械、機械は何でも出来ること等、直接肌で感じ一緒に毎日の保育を楽しんでいきたいです。
2023年6月24日 土曜日
朝、登園してきた子ども達ともも組の部屋に移動すると、子ども達より先に、ダンゴムシがお部屋の中を散歩していました。子ども達が移動してくるのに、ダンゴムシに気がつかず踏んでしまわないか心配しつつ、「気づくかな?見つけることができるかな?」と思いながら見守りました。すると、さすが目ざとい子ども達です。「お?お?」と言って部屋に入るとすぐダンゴムシを発見!(ホッと一安心)
「何?何?」とよくわからないけど、数人が集まり反応は様々です。何しろ、1歳児達です。ダンゴムシを初めて見る子もいて、他の子も幼稚園児のように馴染みがあるわけではありません。見つけてびっくりして泣き出す子、気になるけど触ろうとせず、じっと見て観察したり、近くまで顔を寄せて見たり、すぐに手を出して触ろうとしたりと個々の反応はみんな違っていて、とてもおもしろいです。コロンと丸まってしまうと、動かないダンゴムシ。そうなると「あれ?」と不思議に思うのか、恐怖心もなくなり、次から次と小さい可愛い子ども達の手がダンゴムシを触ろうとするのです。でも、モゾモゾっと体を開いて動き出すと、また手が引っ込み。。。これの繰り返しです。しばらくダンゴムシの散歩を一緒に見守りました。
週初めは、梅雨の中休みだったようで、気温もぐんぐん上がり、とても暑い日でしたが、外の様子を見ながら、もも組も園庭に遊びに行きました。子ども館の下のスペースや、砂場の奥は影になっていて、風通しも良く子ども達が過ごすのによい環境です。個々で好きな所に行って、遊んでいます。汚れることなど全く気にしない子ども達。まだしっかり歩けない子ども達は、座り込んだり、土の上を這い這いしたり、寝そべったりと、部屋に戻る前は「いっぱい遊んだなぁぁ!!」と思えるほどしっかり汚れています。毎日、汚れ物をたくさん持ち帰り、保護者の方に申し訳ないなと思うのですが、「いっぱい遊んだんだな」「汚れた分だけ知恵もついた??」など、温かく見守ってもらえると嬉しいです!!
外遊びの途中、すっかり雨任せになっていたトマトの水やりを思い出し、遊んでいる子ども達に声をかけ、じょうろに水を入れて、一緒に水やりをしました。「♪おおきくなーれ!♪おいしくなーれ!」「とまと♪とまと♪」と、保育教諭が呪文のように唱えながら、トマトに水をあげていることを言葉にして伝えます。まだ言葉で話すことは難しいですが、子ども達はしっかり耳で聞いています。真似っこから学んでいくのが幼児です。そのうちトマトの近くで「ト・ト」と指差ししてくれたらと、一つ一つささやかな成長が嬉しい保育教諭達です。「とまとのトって、おしゃべりしましたよ~」と報告できるのも、そう遠くはありません。ほんの小さなことですが、出来ることが増えたり、新しいことを覚えたり、成長を見守れること、本当に嬉しく思います。
日々の生活の中で、面白いな、楽しいなと思うことを子ども達と共感しながら、新たな発見をしたり、興味がもてるように援助したりしたいなと思います。
2023年6月23日 金曜日
一昨日から幼稚園解体のため「バックホー」という重機が来ています。子どもたちは大きなバックホーに大興奮!一昨日、一台目のバックホー到来!それはそれは大変だったのです。バックホーがあまりにも大きいのでトレーラーがバックで幼稚園の前の坂を上がって来て、バックホーを降ろすのにもタイヤをかませたり、マットを敷いたりして慎重に、それも雨が降る中、工事の方が頑張ってくれたのです。手話が始まるにも関わらず、夢中で「がんばれがんばれ」と応援する子どもたち。(手話の山中先生も「働く車大好き!」と一緒に見てくださいました。)それから幼稚園で生活している年長と年中赤、たんぽぽ黄組の子どもたちはバックホーの一挙手一投足(?!)まるで怪獣のような動きに夢中になってまばたきもせず息をのんで見守っていました。
一昨日の昼食後、古森先生の「幼稚園のお友達大変~!」と放送が入りました。「うさぎ組、ひつじ組が壊され始めました!」と聞くや否や、「どれどれ~?!」とテラスに子どもたちが集まってきました。そこで見たのは、まるで恐竜?怪獣??のように口をあけて、がぶっと幼稚園を食べるバックホー。くま組のEちゃんが思わず「やめて~!幼稚園を食べないで~!!」と叫びました。ぞう組のKちゃんは、バックホーがアニメに出てくる悪役に見えたようで「プリキュアになってやっつけなくちゃ」と意気込むほどでした。
夢中になって見るのは子どもたちだけではありません。教師も口をあけてじっと見入ってしまいました。私自身、3年連続でうさぎひつじの部屋と後援会室を保育室として使わせてもらって、懐かしい子どもたちの姿と、あの部屋で起こったいろんな出来事を思い出しました。あの場所でみんなで写真撮ったな、あのガラスから入ってくる光がキラキラしてきれいだったな、あの壁に隠れて叱った子もいたな、笑って泣いて怒っていろんなことがあったなぁ・・・と、うっかり泣きそうになりました。思い出がいっぱいの幼稚園がなくなってしまうのはちょっぴりさみしいけれど、新しい幼稚園の未来がとても楽しみです。何より、今は目の前の子どもたちとこの工事を見守り、二度と見られない光景を目に焼き付けておこうと思うのです。
仮園舎の教師たちは「え~いいな!見に行きたい!」と羨ましがっていました。(呼ぶのを忘れていたわけではありません。昨日は雨だったから仕方なく・・・)一昨日のバックホーの動画を昨日、仮園舎の年少児たちは見せてもらったそうです。するとそれまできょろきょろ、ぺちゃくちゃとおしゃべり、よそ見をしていた年少児たちがバックホーが幼稚園を壊す姿に「え…」じぃ~っとiPadを真剣に見始めました。
そして、お天気になった今日、みんなで歩いて幼稚園に帰ってきました。「おかえり!」「ただいま!」「お~い」とついこの間カレーパーティーで会ったにもかかわらず感動の再開を果たす子どもたち。最初は作業をしていなかったのですが、年少児が着いてすぐ、工事のお兄さんたちがバックホーを動かしてくれました。アームをゆっくり高く掲げて、ハサミの部分をぱくぱくさせると、「きゃ~!!」と子どもたちは大喜びです!バックホーショーの始まり!左右に振ったり、上下に動かしたり、時には運転手のお兄さんが手を振ってくれたり…そしていいところにハサミをおろし、記念撮影までさせてくれました。すみれ組のKちゃんは恐竜のようなバックホーにちょっぴり怖くなり、涙が出て教師に抱っこしてもらって安心していました。今日はたっぷり、工事の様子を見学できて満足そうにまた仮園舎に帰っていきました。
解体工事に伴って(6月9日の私のブログにも書いたのですが)真っ白な防護壁が建ち、そこにお絵描きをさせてもらうことになりました。雨やら行事やらでなかなか取り組めなくて、子どもたちからは「先生いつお絵描きするの?」「早くしたいよぅ」と急かされていました。子どもとおんなじ気持ちだったのは古森先生です。「あら~いつ描くのかしら」と心配されてしまいました。そして今日!ようやく時間を作って年長4クラスと年中児が活動することができました。
年中児は「幼稚園で楽しかったこと」がテーマです。子どもたちと相談して「カレーパーティー」が挙がりました。すると、「みんなで掘ったじゃがいもを使ったよ?」「玉ねぎの皮も剥いたね」「カレーパーティーはさんさんらんどでしたよね」とどんどん繋がって行きました。そんな年中さんの壁画は“楽しかったこと絵巻”のようでとってもかわいいのです。細かいこともよく覚えていて、それを絵に表現できていて年中児も侮れないな、と思いました。
年長児は各クラスで話し合ってテーマを決めました。らいおん組は「三葉幼稚園でらいおんさんとみんなが遊んでいるところ」です。「だって楽しいから!」と話す子どもたち。壁画の中に「ようちえん たのしいよ」と書いていました。
きりん組は「お花畑のきりんさん」です。ひまわりとすみれとさくらとチューリップの花が描かれているのは、自分たちが小さかった頃、そのお花のクラスだったそこから大きくなったから、だそうです。
ぞう組は「ぞうさんと水遊び」がテーマです。ぞうの鼻からたくさん水が出ているのをWちゃんが動物園で見たそうで、それを聞いたHくんが「水鉄砲したらいいやん!暑いけん!」と提案したことにみんなが賛成して決まりました。
くま組は、くまの親子を描こうと進めていたのですが、右端に最初に古森先生が仕掛けてくれた子ブタがいます。「独りぼっちじゃさみしいよなぁ」と予定にはなかった子ブタの仲間を描き始めました。子ブタが料理をしている絵です。そこからどんどん広がっていき、川の中に魚がいたり、レインボーファームで見たツバメや蝶々を描いたり、とても楽しい絵になってきました。「どうなった~?」と様子を見に来てくれた古森先生に子どもたちはあれやこれや自分が描いた絵の自慢をしていました。「この子ブタ、カレー作りよんよ」の言葉に古森先生は大笑い。みんなのことを「すごいね~!」と褒めてくれました。そしてクレヨンの塗り残した部分をティッシュでぼかす手法を教えてくれました。それが大成功!空がきれいにぼやけて、より素敵な絵になりました。その絵を見てHちゃんが「なんかお話みたいだね、昔々あるところにくまさんと子ブタさんと~」と言うと、Mちゃんが「それって森のくまさんみたいじゃない?!」とお絵描きからなんと、お話作りが始まりました。とても楽しいお話ができたのですが、それは月曜日に書いてまた貼るので、作品展に来た時のお楽しみにしておきます…♪
一学期に共同でこんな活動ができるのか、と正直驚きました。子どもたちのことを甘く見ていました。自由な発想と技術となんでも楽しくしてしまうことができるのは三葉っこの才能ですね。年少児、プレ年少児も壁画作りをします。今日、年長と年中が描いただけでも園庭が一気に明るくにぎやかになりました。子どもたちのために一生懸命幕を張ってくれた工事のお兄さんたちに感謝です。(もっと早くすればよかった・・・涙)来週、大きい子たちが今日の続きをして、年少さんとたんぽぽさんが描いて、完成するのが楽しみです!
2023年6月22日 木曜日
上の園舎では、昨日から大きな重機が入り、プール側の園舎から取り壊しが始まりました。もう私たちがいたひつじ・うさぎ組の部屋は見る形もないほど壊れています。この解体工事の様子を「本園においで」と声をかけてくださったのですが、昨日・今日と雨が降り、見に行くことが出来ませんでした。また、子ども達は水遊びもとても楽しみにして、ペットボトルも持って来てくれていますが、それもお預けです。仕方がなくお部屋での活動になりました。年少組では、アルバム整理をしたり、じゃんけん列車をしたりしていました。
その頃、年中さんの部屋ではよ~くお話が聞こえるようにと、新聞紙で大きな耳をM先生が作ってくれました。「すご~い!」「面白いね やりたい」と言う声が上がり、新聞紙を出すことになりました。
どうするんだろうと見ていると、さすが年中さん、新聞紙を広げるとそれを半分に半分に折って、ベルトを作ったり、丸めて剣を作ったりし始めました。女の子たちは、新聞紙を折り、そこに絵を描いてバックを作ったり、かわいい模様を描いてスカートを作ったりしてプリンセスに変身し始めました。「先生 ここ切りたいからハサミ貸して」とH君。自分の作りたい物を作るのに、何がいるか、どうしたらいいか自分で考えて言えるようになってきているのに成長を感じました。R君は新聞紙を折ると、その真ん中に赤のクレヨンでマークを描いて、変身ベルトを作ると、今度は新聞紙に絵を描いて切り、ベルトのように折った物にセロハンテープでとめると、「先生 ゴムがいる」「どうするの?」「ここにゴムをつけるとお面になるんだよ」「本当!すごいね 1つでいい?」ゴムをもらってつけるとかぶり、「仮面ライダー」と言って見せてくれました。女の子もプリンセスに変身しながら「お耳に付ける飾りを作るの」と、昨年年長さんのお店でイヤリングを売っていたのを覚えている子は、「ゴムをつける」「ゴムが欲しい」と言ってきました。そうやって次々と自分の作りたい物を作り、変身していきました。そしてK君はピストルを作ると、その中に新聞紙で作ったピストルの弾を詰め、「先生 見てて」と言って、「バーン」と言うと新聞紙のピストルから弾が飛んでいっていました。「すごーい!!」「弾が飛んだよ」「本物みたいだね」と言うと、とても嬉しそうに何度も打って遊んでいました。その横でH君は釣り竿と魚を作り、魚釣りをして遊んでいました。
こうして変身ごっこをしていっぱい遊んだ後は、作った衣装や小物は通園バックへ、そして残った新聞紙で破いたり、丸めたり、投げたりしていっぱいいっぱい遊びました。
その後はみんなで拾い、集めると「先生 ニコニコでないと雨が降るんよね」「ニコニコにしようよ」と袋に顔を描いて、てるてる坊主を作りました。明日は晴れますように!そして上の園舎に行って解体工事が見えますようにと祈りを込めて作りました。
一生に一度、見られるかどうかの大事業が真近に見られます。まるで怪獣のような大きな重機に壊されていく建物を、この目に納めておきたいと思います。ちなみに本園の園児たちの作品や絵には、この様子が表現されています。
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