2023年5月15日 月曜日
月曜日から、さくらぐみに新しいお友達が入ることになったので先週金曜日にそのことを伝えると子どもたちはすぐにその友達の名前を覚えて楽しみにしている様子でした。そして、今日さくらぐみに入ったSちゃんは色々なことに興味がいっぱいで、バスに乗ると「こんなバスなんだね〜」「あのこもさくらぐみなんだね〜」と1つ1つ珍しそうに話していました。そしてバスが幼稚園に着くと、部屋に入り教師や友達に教わりながら、シール帳にシールを貼って、カバンを片付けていました。
そこに泣いてやってきたEちゃんはSちゃんを見るとさっと涙をふいてSちゃんと一緒に園庭に出て行きました。Eちゃんはさっきまで泣いていたのが嘘のようにSちゃんに「靴箱はこっちだよ〜」「おいで〜!」と手を繋いで教えながら遊びに誘っていました。
Sちゃんは園庭に出ると、はだしで遊んでいる友達を見て、「みんなの足、はだかんぼうだね〜」と不思議そうに話していました。そしてSちゃんもさくらぐみの友達と一緒にはだしになって砂場に足を入れると嬉しそうに「みてみて〜!」と見せてくれました。初めての裸足に怖がる事なく砂場に入ったSちゃんの姿はたくましく見えました。
その後、年長さんが放送で年少さんにいちごが赤くなってることを知らせてくれたので急いでみんなが集まって各クラス1人代表でいちごを収穫しました。
あまりに美味しそうないちごを見て「食べてもいいですかー?」とK先生が1個つまむと子どもたちがすかさず「だめー!みんなで分ける!!」と手をバツにして大きな声でダメ出しをしていました。
そして、この4つのいちごを年少さんで食べていいのか年長さんや年中さんに聞きに行くことになりました。その中には、4月にまだ赤くなっていない緑色のいちごを採ってみんなから注意された、すみれぐみのTくんもいました。
そのTくんは、今日はクラスの代表として、各クラスを回る役に選ばれ、まず、ぱんだぐみに着くと、いちごを食べていいか聞いている友達の後ろから「年中さんもみんなで分けたらいいんだよ」と言っていました。4月には、まだ分からず緑色のいちごを採ってしまったTくんでしたが、1つのいちごをみんなで分けることが出来るようになってきたことに驚きました。
その後、すべてのクラスを周り、年少児で4つのいちごを分けることができました。1つのいちごをクラスのみんなで分けると小さな小さなご飯の1粒ほどのいちごですが、その貴重な1粒のいちごの味は格別でみんな「おいしい〜!」と顔を見合わせていました。
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