2023年5月8日 月曜日
連休明けの今日、子どもたちは登園すると互いに「〇〇したんよ」「〇〇に行ってじいちゃんに会ったよ」などと楽しかったことを嬉しそうに報告し合う姿が見られました。
そして話題は本日の全園児が一体となって楽しんだいちごとびわ狩りの活動にうつります。連休に入る前、ぞう組とらいおん組はプランターで実っている大きないちごを収穫しました。そして連休中にカラスに食べられては大変と放送で「お休みの間、お当番の先生、お願いします」と赤くなるいちごを守ってもらうようお願いしていました。そこで今日プランターを覗くと…あれ?赤くなっているはずのいちごがなんだか少ないようです…まさか…当番の先生が食べた⁉︎と子どもたちは大慌てで犯人ではないかと思われるN先生やM先生たちのもとへ「いちご食べたでしょー!!」と確認しに行っていました。すると「いやいや、放送でお願いされたから、本当は食べたかったけど我慢して冷蔵庫に入れておきました!」とキッパリ言われて「ふーん」と納得していました。またまた、そこに通りかかったK先生が、「お当番の先生もだけど、古森先生も休みの間に来て守ってくれてたよ」と教えてもらうと、みんなで「古森先生ー!!ありがとう!!」」と今度は事務所へ一目散に向かいお礼を言いに行って、いちごの無事を確認しました。そして今度は駐車場のびわです。古森先生が「らいおん組さんの色みたいなびわが出来てるよ」と話し、門の横の植木鉢のびわを抱えてきてなにやらゴソゴソ…。子どもたちの目はその瞬間古森先生の手元に集中します。そこにはきれいでおいしそうな小さな小さなびわが色付いていました。その小さなびわをそっととると♪かわむいてかわむいて~と自然に子供たちも歌い始め、おいしそうなびわの実がツルツルっとでてきて最後にパクッと味見をした古森先生の顔を見て「うわ〜おいしいんやー!!」「食べたい!!」と期待がふくらみました。
しかし、「駐車場のびわもたくさんできているんだけど、土曜日にね山からカラスがやってきておいしそうなびわを狙っていたよ」と古森先生から話をきき「えっ!みんなで食べるのに!食べられる前にとりに行こ!」と駐車場に行くことになりました。すると大変です。びわの木の裏側や木のてっぺんのおいしそうにみえていたびわをとってみるとすでにカラスにかじられていたのです。「わー!もう食べられてる!!」と急いでみんなで収穫し、今日は年少さんから年長さんまで1人1コとって食べることができました。
みんながとってもまだまだこれから黄色くなるびわの実がたくさん残っています。「これどうやってカラスから守ろうか…」と子どもたちにきくと去年、年中児に年長さんたちが設立したびわ会社のアルバイトとして働いていた子達から「袋つくって、被せるんよ!!」と案が出てきました。早速クラスに戻り、らいおん組で袋づくりが始まりました。するとまたまた事件が起きたようで、ぱんだ組さんが慌てた様子でやってきて「大変!カラスがびわ食べに来てたよ!窓からみえたの!」と教えてくれました。しかし、らいおん組の子たちは慌てません。「大丈夫!今袋つくってるの」「カラスをだますんよ!」「しかもみて、今ね、お化け描いてるの」と、子どもたちで考えた結果、工夫し、ただかぶせるだけでなく、見て分かるようにと、いちごを守るときのようにカラスが怖がるであろう、おばけや、大きな鳥のわし、そしてまだオレンジになってないよと思わせるために緑の実を描くことになりました。とっても真剣に作り、出来あがると、いてもたってもいられなくなった子どもたちは「今すぐ行こう!早くかぶせなきゃ」と急いで隠し持って行き、友達と協力してかぶせますが、ぞう組、らいおん組だけでは全然足りません。どうしたものかときくと「大丈夫よ!みんなにお願いしよう!」と頼もしい返事が返ってきて袋の作り方や被せ方などを年中さんに教えに行きました。今日のように今しか出来ないことをみんなで考え、工夫して目的を達成する経験を積み重ね、自ら成長していく子どもたちの頼もしい姿を楽しんでいきたいと思った1日でした。
コメント (「びわもいちごも守るぞ!」らいおん組 今岡美奈穂 はコメントを受け付けていません)