2023年4月22日 土曜日
4月に入園してきた子ども達も園での生活に慣れ、泣きながら登園していた子も笑顔を見せてくれるようになりました。れもん組の子ども達は自分のシールを覚え、靴を片づけたり、タオルを掛けたりと、自分で身支度を行おうとする姿が見られます。中には”にんじんのシールどこかな…”と迷っているお友達がいると「ここ、ここ、」と指をさして教えてあげている子もいます。お仕度ができると待ちに待った遊びの時間です。Sくんは入園初日に見つけた電車の玩具がすっかりお気に入りになりました。レールを一直線につなげて車や新幹線、飛行機などを走らせていました。園庭で幼稚園児が踊りだすと、楽しい音楽につられて踊りの大好きな子ども達がテラスに集まってきました。知らない曲でもお兄さん、お姉さんの真似をして手足をパタパタと動かす姿がとっても可愛いです。
「今日はスワンや犬の滑り台で遊ぼう!」と園庭に出た日、隣にはこども館の工事に伴い移動してきた幼稚園児用のままごとコーナーがありました。コンロや電子レンジなど見慣れない道具に興味津々…かと思いきやTくんはフライパンを持ってきてコンロの上に乗せると、炒るようにゆすり始めました。その横ではSくんとAくんが白菜をレンジの中に入れ「ぴっ」とボタンを押していました。「皆使い方知ってるの?!」と保育教諭達はびっくり!!Wちゃんもコンロに鍋を置くと、つまみを回そうとしていました。後ろの机ではHくんが半分に切った竹を持ってきて、まな板の上に乗せました。ぐるっと見渡して何かを探している様子。しばらく考えた後、もう一本同じものを持ってくると、まな板の上に乗せた竹の上で押し引きして切ろうとしていました。どうやら包丁を探していたようで、見つからなかったので代わりの物を一生懸命考えていたのでした。玩具で遊んでいるときももちろん楽しそうなのですが、大好きなお母さんの真似をして想像力を働かせ、本物や自然に触れているときが一番顔が輝いているように見えます。日頃から身近な大人のことをよく見ていることに感心し、豊かな発想と吸収力に改めて驚かされました。
室内では絵具遊びもしました。手のひらに絵具を付けて手形を押してダイナミックに遊ぶ子や、人差し指で「んふふ♪」と感触を楽しむ子、線を引いたり、スタンプしたりと思い思いに楽しんでいました。「できたー!」とカラフルになった手を満足そうに見せてくれたKちゃんは紙2枚分たっぷり遊びました。前回の絵具遊びで嫌がっていたAくんはこの日は自分で腕まくりをして興味津々。そーっと指先に絵具を付け、まだ慣れない感触に戸惑いながらも色を変え何度もスタンプをしていました。戸外でも屋内でも、子ども達にとって魅力的な遊びはたくさんあります。これから1年間、五感を十分に刺激し、子ども達が学びたいことを提供できるよう、私たちも頑張りたいと思います。
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