2023年4月1日 土曜日
3月最後の1週間となりました。今のクラスの子ども達も進級です。しかも、半分は幼稚園のプレ年少組に入ります。コロナの間、第2園舎でいっぱい遊んだ日々、園内での生活は変わりませんが、乳幼児期の1日1日の成長が見られるだけに、たとえ隣のクラスへの進級でも寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか。そんな保育教諭の心情を気にせず、元気いっぱいに遊んだ子ども達です。
入園当初は毎日のように泣いていた子さども達も、今では泣いている友達がいると側へ行き、頭を撫でてあげたり、「どしたん?」「いたいん?」と優しい言葉をかけ心配する姿が見られるようになり成長を感じます。戸外へ出る時もじっと靴を持って保育教諭が履かせてくれるのを待っていたのが嘘のように、ほとんどの子ども達があっという間に自分で靴を履けるようになりました。なかには、なかなか履けない友達に履かせてあげようとする子もいて、心がとてもほっこりします。給食の時には自分の席を覚え、ロッカーから給食セットと水筒を持って来て、自分で袋から取り出して準備できるようになりました。自分の力で開けられない物があると、ただ黙って保育教諭を待つのではなく、近くの保育教諭に持っていき、「あけて」「してね」という姿には逞しくなったなと思います。同じ机の友達とケラケラ笑って準備する姿はかわいらしく、「お話しないでね」などと静止するのも飲み込んでしまいます。みかん組の流れをすっかり覚えている子ども達。給食後やおやつ後など、保育教諭よりも早くオムツ替えをするためのおむつコーナーを自分達で準備してくれるようになりました。大きなマットを敷くのですが、協力し合ってああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら敷こうとしていました。なんとか敷けると、今度はおむつ並べ。記名が見えるように置き直してくれるしっかり者もいて、1、2歳児の記憶力や考える力に感心するばかりです。
12月下旬に幼稚園の保育室に戻ってからは園の行事にも参加する機会が増えました。そんな中、砂場で遊んでいる時に鍬のような道具を取ってきたKくんは、自分の背丈とそう変わらないそれを持って、何度も振り上げては下ろし始めました。近づくと何か小さな声で言っていました。Kくん、何してるの?と聞いてみると、「おもち!」と教えてくれました。園の行事であったおもちつき、ひよこ組の子ども達も見せてもらった時のことを再現していたのです!おもちつきを覚えていて、それを思い出し、遊びの中で表現したKくんにとても驚かされました。「ぺったん!ぺったん!」と言いながらおもちつきごっこをするKくんの周りには、それを聞きつけた子ども達が1人、また1人と集まっていました。園の行事に参加できることはひよこ組の子ども達にとってもとてもいい経験になることだと改めて感じました。認定こども園だからこそできるこの経験の場にもっと積極的に参加していきたいと思います。
4月からは今のみかん組の子ども達も大半がたんぽぽ組です。それぞれのクラスで心も身体も大きく育ってほしいです。そして、新しく三葉っ子に加わる子ども達には1日でも早く園生活に慣れ、笑顔いっぱいで過ごせるように関わっていきたいと思います。
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