2023年3月13日 月曜日
今朝はまた冬が戻ってきたような寒い朝でしたが三葉っ子たちは寒さを吹き飛ばすくらい元気いっぱい園庭で遊んでいました。そんな中、園庭の真ん中のテントの下で古森先生が何かを始め様としていました。それを感じ取った子どもたちが次々と集まって来ました。古森先生が何か始めるに違いないと子どもたちはよく知っているのです。行ってみるとそこにはかごに入って3色のサイコロ状のお餅がありました。「これはお餅つきのときに作ったひしもちの残りだよ。お日様パワーで乾かして今度はこれがあられになるんだよ」と古森先生がフライパンの中にあられを入れて木しゃもじで混ぜながら楽しそうに話してくれました。フライパンの中のあられたちは大きさがまちまちで大きかったり小さかったりで炒めるのが大変だったので細かく砕くことにしました。ずっとその様子を見ていた子どもたちは、「すご~い!宝石みたい!!」とと言いながらフライパンのキラキラ宝石があられに代わる様子にくぎ付けになっていました。
そんな子どもたちに待っていました!♪お味見の時間です♪古森先生が出来立てほやほやのあられを入れたお皿を持つと・・・・・。出てくる出てくる・あちこちから「くださ~い」の手が次々と出てくるのです。その手のひらに出来立てのあられを入れてくれました。「おいし~い」ポリポリ音がする~♬」「ひしもちがあられになったてこと??」「すごいよね~」「あられパワー~で卒園式がんばる~」ととびきりの笑顔で飛び跳ねながら「おいし~い」と話す子どもたちを見て私まで飛び跳ねそうになるくらい嬉しく思いました。実は子どもたちに見せたくて園庭で大きなガスコンロを使ってあられ作りをしていたのですが、あまりに火が強すぎて焦げすぎてしまうので子どもたちに一人1個分作ったところで後は調理室で作ることにしました。
実際調理室のガスコンロで古森先生と武智さんがしてみると・・・・・すごいものです。フライパンの中の四角のあられたちがプク~と膨らんで丸くなっていくのです。外でしたあられと大違い!!味見をしてみると「カリッ!!」「ポリッ!」といい音!これは子どもたちに食べさせてあげようと古森先生が分けてくれました。それを食べた三葉っ子たちは・・・・・「ポリッ!カリッ!といい音を立てながら「おいし~♪」「さいこ~」と言って幸せな顔を見せてくれました。年長さんたちが田植えと稲刈りをして出来上がった餅米で餅つきをし、何種類ものお餅を食べました。芋餅、ヨモギ持ち、お汁粉・あんころ餅・やきもち・ひしもち・・・すごいことですよね!・・・そして今日はそのお餅がひなあられに!すごい!これぞ食育。この幸せの味はきっと子どもたちの心にず~と残るだろうな。と思います。
さて、明後日は、年長さんの卒園式です。卒園式に参加できない年中さん年少さん、プレ年少さんたちは、年長さんの立派な姿を目に焼き付けておこう!という事で今日はお父さんお母さんたちの代わりに式のリハーサルに参加することになりました。かっこよく卒園証書をもらう年長さん!素敵な笑顔で歌を歌う年長さん1度の年長さんもカッコよく輝いていてびっくり!静かに見ていました。「在園児からお祝いの言葉」当日はビデオで流しますが今日は目の前にいるので皆で直接年長さんに伝えることにしました。突然だったので「言えるかな~」という担任の心配をよそにしっかりとお祝いの言葉を伝えることができました。
在園児「たくさん遊んでくれてありがとう」年長さん「どういたしまして」 在園児 「学校でも頑張ってください」 年長児 「はい!頑張ります!」打ち合わせなしでしたが年長さんたちが言葉を受けてすぐさま言葉を返すやり取りに驚きました。こんな素敵なやり取り・・・三葉っ子だからできるのだと又ひそかに誇らしく思うのです。
そんな自慢の年長さんたちが今度は年中、年少、たんぽぽさんたちに「さよなら会をしてくれてありがとう」と各クラスに絵とお手紙を書いて渡してくれました。
「いっぱいいっぱい遊んでくれて優しくしてくれた年長さんありがとう。私、僕たちも年長さんみたいにかっこよくなれるように頑張ります」三葉っ子たちの家族の様な温かい関係をずっとずっと繋いでいきたいなと思う教師たちです。
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