2023年3月8日 水曜日
先日より、今日の園内さよなら会のために年中児達は、年長さん達へのプレゼントを考えて作っていました。ハサミが上手に使えるようになり、自分の家から使いたいリボンや折り紙を持ってきて心を込めて作っていました。今日までプレゼントのことは内緒にしていて、バスの中でもコソコソ話をしながら「なんにもないよ!」と誤魔化している年中児の姿がとても可愛く思いました。昨日、ぞう組さんにみんなでさよなら会の招待状を持っていくと、「えっそんなことしてくれるの?楽しいことってなに!?」とキラキラした目で真剣に話を聞いてくれました。
今日の10時、年長児が卒園式の練習で部屋に入ると、年中児達が年長児に気付かれないように準備を始めました。入場する花道のアーチや柵に、クラスみんなで協力して作った輪飾りを自分達なりに飾ったり、描いた絵を貼って楽しい雰囲気になるようにしたりしました。「こうしたら可愛いかな」「これでいいんじゃない?」と声を掛け合いながら飾っていて、年長児のために協力して会場作りをしている姿に心が温かくなりました。
そして、年中組各クラス代表児が卒園式の練習が終わった年長児をさよなら会に招待するべく呼びにいきました。年中児がホールに入ってくると、練習が終わったばかりの年長児が「なになに?あっもしかして…」とワクワクしながら一斉に回れ右をして年中児の方を向きました。そこで園長の助け舟で「楽しいことってなあに?何をするの?」と問いかけてくれました。「踊りやゲームをします!」と年中児が元気いっぱいの声で言うと、「いえーい!やったー!」と大喜び!練習したばかりの退場行進で退場し始めると、うさぎ組のYちゃんは、「かっこよく歩いてる!」と手拍子しながら尊敬の眼差しで見ていました。
いよいよ園庭で年中児主体のさよなら会が始まります。年長児達は2学期に作ったペットボトルの入場門から年中、年少、たんぽぽ組の子ども達の手拍子で堂々と入場です。プログラム1番はみんなが大好きな「やっぱノリノリ!」「お祭りドッキュン!」から始まり気持ちも高まっていきました。年長児達も大好きな曲で各クラス混ざりながら強いポーズ勝負をするなど、異年齢関係なく元気いっぱいです。
プログラム2番はお引越しゲーム。各クラスのお部屋のお引越しも上手にできました。プログラム3番は子ども達が1番楽しみにしていた、こいのぼり競争も復活?⋯しかし、運動会でしたこいのぼりとは何かが違います。秋の運動会はみんなの手作りのこいのぼりだったのですが、なんと今回は、園長からの許可もあり本物のこいのぼりが登場しました。1度したことがあるこいのぼり競争!子ども達はやり方も分かっており、年長児からもらうこいのぼりのバトンも楽しみです。今回は大切な布のこいのぼりです。汚れないように人工芝を敷くように園長からアドバイスももらい、大切にしながら運んでいきます。布のこいのぼりはヒラヒラしていて、たるんだりシワになったりしないようにぴーんと伸ばして運ばなければなりません。こいのぼりの中に入れていない年少児がいるとそれに気付いた年長児が「待って!まだいったらだめ!」と声を掛けたり、「ここ持って!」と教えてあげたり手を添えたりと助けるも見られました。大盛り上がりのさよなら会も大盛況の中終了しました。
しかし、子ども達にはまだまだお楽しみが待っていました。それは今年度最後の家庭弁当の日だったのです。お母さん達から温かいメッセージが入っていて子ども達は嬉しくて嬉しくて「先生見て〜」と持ってきます。「いつも残さず食べてくれてありがとう」「ピカピカのお弁当箱見せてくれて嬉しかった」と書かれているのを見せてくれて、心がじーんとしました。3年間、子ども達のために美味しいお弁当を作って下さってありがとうございました。子ども達にとって一生忘れられない嬉しい嬉しい何よりの母の味になるに違いありません。年長児、年中児、年少児、たんぽぽ、みんなが色々な思いでお弁当を頂きました。こうしてお弁当を食べる機会もなかなかなかったため、顔を見合わせながら話ができて嬉しそうでした。
年長さんのためのプレゼントもとても喜んでくれて、渡す時に「小学校頑張ってね」「こいのぼり楽しかったよ」とそれぞれの思いを伝えて渡していました。
卒園まで残り4日、最後まで年長児と楽しく遊んで笑顔でお別れしたいと思いました。
コメント (「年長さん、ありがとう!」 うさぎ組 岸田亜寿美 はコメントを受け付けていません)