2023年3月6日 月曜日
今日、幼稚園に来ると一番に目に飛び込んできたのは、子ども館の周りに工事用の柵が張り巡らされ、その中に工事の車が入っていたことです。そうです!園舎建て替えの工事の前準備が始まったのです。最初の準備は、子ども館の移設です。その為大きい滑り台の近くにいたウサギ小屋のうさぎ達は引っ越しをしました。また三輪車やジャングルジム・ドームなども移動しました。そして泥場の奥からトントン、ガラ~ンと何やら音がしているので覗いてみると、泥場の壁のセメントを壊していました。子ども達も何をしているのだろうと、同じようにじっと見ていました。どんなふうに子ども館が動くのかなぁ?わくわく・どきどきです!
これから安全に十分気を付けて工事の様子を見守っていきたいと思っています。
子ども館にくっついていたままごとコーナーも緑のテントの横にお引っ越しです。そこではそんなことを気にすることなく今日もキャベツやねぎを切って、お料理が出来ていました。また緑のテントの後ろには三輪車置き場が出来ると、みんな気にすることなく、そこから好きな三輪車やスケーターに乗って園庭を走っていました。ジャングルジム・ドームも園庭の真ん中の方へ移動していましたが、ここでも何事もないように子ども達は遊んでいました。遊具類や様々な物の位置が変わると、子ども達には新たな冒険の始まりなのです。バスで登園してきた子ども達も変わっている園庭にしばし足が止まって見ていました。
さて年長児が幼稚園とさようならするのが今日を入れて後8日(土・日を除き)。早い物ですね。そこで水曜日には全園児でさよなら会を計画しています。そこで年長児達は卒園式の練習中に、年中・年少児達は園庭でさようなら会で年長さん達をどのように送るか相談しようと集まりました。そして色々な曲をかけて踊ったり、年中・年少の先生達の所をお引っ越しするゲームをしてみたりして楽しみました。踊りは、今まで他学年が踊っていた踊りも見ていて覚えていることもあり、よく踊っていました。またお引っ越しゲームも、この3月だからこそ、年少児達も「隣に行くよ」と言われても隣がどこかしっかり分かっていくことが出来ていました。よく理解できて動けていることに感心しました。卒園生とのさよなら会をみんなで盛り上げて、楽しい会になるようにしたいと思います。
その後、年長さんには秘密の物を作りに各クラスに帰っていきました。何が出来るかは、お楽しみです。水曜日は、素敵な一日になりますように!!
追伸、3月3日、菱餅を作った切れ端をあられにしようと干してあったのですが、そこに頭の黒いねずみさん達が、そ~っとやってきました。実は本物のカラスに食べられないように2階のテラスに乾かしていたのですが・・・。ふっと嬉しそうに干してある小さく切った固くなってきているお餅の周りに集まっている年少児、お口の周りが白くなっている子もいます。なんと頭も顔も体も真っ黒なカラスではなくて、お顔の白いカラス達が嬉しそうにカリカリ、もぐもぐ食べていたのです。先生に古森先生の所に連れてこられてもモグモグ~~。古森先生が「おいしい?」と聞くと大きくうなずいて、ニコニコ!その笑顔に古森先生も「じゃ~古森先生も食べてみようかなぁ」と一つつまんで口に入れると、「う~ん、美味しいね~、これは食べたいよね~」「うん」「でもね~、お日様と仲良くするとこの小さなお餅が、もっとおいしくなるんだよ~。だからもうちょっと待っていようね。ハイ、タッチ」で、あられになる小さなおもちは、みんなの手が届かない所にしばらくお引っ越しすることになりました。
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2023年3月4日 土曜日
朝晩は寒いものの日中暖かくなる日が多くなり、春がもうすぐそこまでやって来ているなと感じる今日、ひよこ組のおゆうぎ会がありました。保育教諭達は子ども達がいつもと違う雰囲気を感じないようにいつも通りを心がけて朝の受け入れをしました。数人泣いて来る子もいましたが、お部屋に入ると泣くのをやめ、遊び始めました。会議室に上がってからも広い部屋が嬉しくて走り回っている子もいれば、友達衣装を見せ合ったり、友達と遊んだりしている子、さまざまでしたが、いつも通り過ごす事が出来ていました。ホールに移動してからは、慣れた場所だったのでリラックスした表情を見せてくれました。保護者には子ども達が手遊び、大型絵本を楽しんでいる間にそっと後方座席に座ってもらいました。
ほとんどの子が気付いていない間にいよいよおゆうぎ会開始です。
最初に古森先生から話があった通り、ついこの間まで遊ぎ場で自由に過ごしていた子ども達はここでも自由に動き回っていましたが、何回も練習していく内に、少しずつ落ち着いてきていました。もも組は実は「いないいないばあ!」が大好きな子ども達に「かわいいかくれんぼ」の踊りをと選んだのですが・・・いざステージに上がると、全く動かずほとんどの子ども達が座って前を凝視状態になってしまいました。それを見ていた古森先生が「いつも遊んでいる物を出してみたらどう?」とアドバイスをしていただき、すぐに電車やボールを出すと、動かなかった事が嘘の様にそれぞれが好きな事を見つけて遊び始めました。「おゆうぎ会」=生活発表会は日頃に子ども達の園生活を見て頂くのもまた嬉しいのではないかという考えに達したのです。今日も子ども達がとっても可愛い衣装を着て、自分達が好きな遊びを見つけ、それぞれが遊んでいました。保育教諭が‘‘させなければ’’と思ってしまっていましたが、保護者の方には普段の子どもの姿を見て頂いて安心して頂けることが1番なのです。リズム遊びでも、鈴の音が鳴る事が嬉しくてたくさん音を鳴らしている姿はとても可愛いかったです。
次はみかん組です。運動会では泣かなかった子がいなかったのでは?と思う位たくさん泣いてしまったみかん組でしたが、今日はステージに上がる前に保護者に気付いてしまって泣く子も数人いましたが、いざステージに上がるとほとんど泣かず、しっかり頑張っていました。初めて見る大勢のお客さんにびっくりしてしまい、踊りの時には固まってしまう子がほとんどでした。練習の時に誰もいない状態で練習をしていたので、子ども達の目の前に広がった大勢のお客さんの風景は不思議だったと逆に見入ってしまったのではないかと思いました。アンパンマンの手遊びになると、慣れてきたようで1人2人と手遊びをし始めましたが、その間に終わってしまい、「残念」と思った瞬間、古森先生に「もう1回しましょう!」と声がかかり、もう1回やらせてもらいました。衣装を着て立っているだけでも可愛い子ども達ですが、一生懸命やっている姿にはすごく感動しました。この5ヶ月ですごく成長した子ども達を見て頂けたかなと思っています。
最後はれもん組です。リトミックで動物になりきって動くのですが、最初に自分の動物を呼ばれると「は~い!」と自分たちのお家に入って行く姿やリズムに合わせてドンドンとゆっくり歩いたり、ニョロニョロ出て帰ったり、ピョンピョンジャンプをしたり、走ったりとたくさん動きながら音をよく聴いている姿はさすがだなと感じました。歌も練習の時はマイクを向けて聞こえるようにしていましたが、今日はそのマイクがいらないくらい大きな声で歌う事が出来ていました。そして、アンコールをもらうと急いでもう1回ステージに上がって行く姿に成長を感じました。アンコールは保育教諭も急だったので少し心配でしたが、そんな心配はよそに子ども達は立派な姿を見せてくれました。もうすぐたんぽぽ組へ進級する子ども達がほとんどです。こうして幼稚園とつながっていき、来年度はもっともっと大きなステージで立派にやっている姿を想像すると今からとっても楽しみになりました。
みんなで踊った‘‘ジャングルぐるぐる’’は、全クラスが大好きな曲です。手をグルグル回したり、「あっ!」と指を差したりする姿がとっても可愛い踊りです。ママやパパを見つけて泣き出す子もいましたが、それも良い思い出です。「こんな時もあったんだよ!」と大きくなったら見せてあげて下さい。
みんなが頑張ったので、古森先生がお土産を用意してくれました。何でも腕にかけるのが大好きな子ども達に袋を腕にかけてあげると、笑顔になり、大切そうに持っている姿はとっても可愛いかったです。保育園では行事がほとんどなく、園での様子を見ていただく事もほとんどないので、運動会やおゆうぎ会でこの様に泣いたり笑ったりする姿をたくさん見ていただけてよかったです。今日はたくさんのご協力ありがとうございました。
2023年3月3日 金曜日
3月3日、今日はひなまつり。今年はただのひな祭りではありません。12月に延期されていたもちつきもあったのです。
実は、ひな祭りもちつきは朝からではなく、昨日の放課後から始まっていたのです!!
昨日の放課後、もちつきのために教師たちは、「ああかな、こうかな」とお土産用のひしもちを試行錯誤しながら作っていました。つきたてのおもちを1うす分もろぶたに伸ばして広げ、固まったところで、古森先生がひし形に切っていきました。そしてそこには、少しの切れはしのおもちがでていたのです。そのおもちに目を光らせていたのは、2Fテラスから応援していた年長さんです。古森先生の「見られちゃったかしら。ここは食べてもいいんだけど..」の一言も聞き逃しません。さっきまで2Fテラスにいたはずなのに、気付けばもう目の前にいるではありませんか。「おもち下さい♪」とニコニコでお願いされるとあげないわけにはいきません。「おいし~!!」の声を聞きつけ、次々に年長さんがやってきました。すると「お金あったら買えますか?」と聞く子、両手を合わせ「ありがとうございます。」と拝むように感謝する子、今日来れないことが分かっていたHちゃんは「ひみつよ」と大きめのおもちをもらうと、まるでまっくろくろすけをつかまえるかのようにパチンッと手でかくしうれしそうに持って帰るなど、前日から可愛いエピソードで盛りだくさんでした。
そして、楽しみいっぱいで迎えた当日。今日も朝から教師たちがせっせと準備する様子を2Fテラスから「〇〇先生がんばれー!〇〇先もがんばれ!!」とアイドルになったのかと思ってしまうほど、子どもたちの応援の声が聞こえていました。
すると…もち米をむしている釜の横で古森先生、N先生が何やらいいことをしているではありませんか!!年長さんは急いでかけつけます。なんと、そこではわりばしにおもちをさして、〝焼きもち‘’をしていたのです。炭であっためられたもちは、プク~とふくらみます。そのおもちは先生たちの口の中へパクッと入ります。それを見た子どもたちは「ズルーイ!」とほっぺをふくらまして怒っています。すると、くまぐみのEちゃんの口にもポイッともちが入ってきました。その瞬間、Eちゃんは口を押さえ「どうしよ、おいしすぎる、どうしよ」とニヤニヤやが止まりません。そして、何人もの子たちが実際に焼くことまで経験することができました。
そして、笑ってしまったのは、まるでご飯を作っているお母さんの横をちょこちょこして味見させて~と言わんばかりの勢いで、古森先生に「あんこ食べたーい」とお願いしたり、うすくもちをめん棒で伸ばしているのを見て「顔のマッサージみたい!うちのママもしてる(笑)」と世間話をして笑ったり、無邪気な可愛いさをたくさん見せてくれました。
自分たちでおもちをついた後には、あんころもちを食べられることを知り、子どもたらは大喜び♪「おもちはのどにつまったらダメだから、しっかりかみきること」を約束すると、あんころもちをビョーンとのばしながら食べたり、口のまわりにあんこをつけて泥棒のようになっていたり、あまりにも幸せそうに食べる子どもたちの表情を見て、教師たちも口元がゆるみっぱなしでした。
昼食後には、お待ちかねのお土産の準備です。自分たちの空っぽの弁当の中には、3色のひし形が配られました。実はひしもちの色には意味があるのです。教師にその意味を教えてもらうと「春を待ってる草はみどりだから1段目。冬は雪がふって寒かったね。だから2段目。今日はひな祭りで最後はももの花のピンクだね」とお話を読むかのように話しながら、ひしもちを完成させていました。
今日は子どもたちが本当のおだいりさまとおひなさまのように輝いていたひな祭りもちつきになりました。お家でもたくさんお話をぜひ聞いてみてください♪
2023年3月2日 木曜日
明日、3月3日はひな祭りです。会議室にはもう大人になった卒園生のお家から寄贈して頂いたお雛様が飾ってあります。そこでらいおん組では、ひな人形を作りました。
作る前に本物のひな人形を見ることになり、会議室に行きました。「私の家にもひな人形飾ってるよ!」と、女の子たちが話していました。「一段目はおだいり様とおひな様!」物知りな子ども達は得意気に答えます。「2段目は三人官女!3段目はは五人囃子!」と、次々答えていく中「みんな、顔が白いのにこの人だけ色が違う」とJちゃんが気付きました。
白酒っていうお酒を飲んで少し酔っ払っているから顔の色が違うんだよと教えてもらうと「私のお父さんもお酒飲んだら、酔っ払って顔が赤くなる!」と納得したようでした。
次に子ども達が気になったのは、下2段のいろいろな道具でした。「これは何に使うの?」と不思議に思っているとKちゃんが「これは嫁入り道具よ!そして、この一番下にある箱みたいなやつはおひな様がこれに乗っておだいり様の所まで行くやつよ!」とみんなに教えてくれました。「すご〜い!物知りだね!」とみんなに褒めてもらったKちゃんは「家にもひな祭りの本があるからそれで見たんだよ!」と誇らしい表情で話していました。本物のひな人形を見た後はいよいよひな人形づくりのスタートです。本物をじっくり見た子ども達の頭の中には、すでにイメージが出来ているようで、必要な材料を迷わず集めていました。クラスの廃材箱に自分のイメージに会った素材が無かったJくんは「廃材箱を見せて下さい」と他のクラスまで探しに行って青色のきれいな包装紙を見つけてきました。それを持って帰ると、おだいり様の服にしようと頑張って付けていました。Kちゃんは「おひな様の服は、こうやって広がってた」と話すと、自分のイメージ通りになるように服の部分を広げていました。Kくんは「階段みたいにしたい」と同じ形の箱を互い違いにくっ付け、そこにおひな様を並べていたり、Sちゃんは、おひな様たちだけでなく両端にあったぼんぼりを付けたりなど、同じ物は一つも無い個性豊かなひな人形が出来上がりました。
さて、今日はらいおん組は最後の習字がありました。最後の習字は自分の名前を書くので、子ども達も張り切っていました。菅野先生から、一人一人どこに気を付けて書くのかお手本を貰って教えてもらいました。全員がもらい終わると実際に半紙に書いていきます。さっき教えてもらった気を付けることを意識しながら、集中して書きます。一回目が書き終わると、「ちょっと、ここ失敗しちゃったな~」と、自分の字に納得がいかない部分を見つけると2回目は、その部分を意識して書いていきました。すると「こんどは上手にできた」と満足そうな顔、顔、顔。みんな誇らし気に胸を張ります。何度も練習をして書いた本番は「今までの中で一番上手に書けたよ」と言って、友達や先生に見せている子もいました。一年間のお習字の時間に50音全てのひらがなを正しい筆順で書くことを学びました。発表会のプログラム、先生や友達へのお手紙、お泊まり保育のホテルの人達や工事のおじちゃん、他にもお世話になった人達にも書きました。今までたくさんのひらがなを書いてきた子ども達は、習字がとっても楽しかったようです。
2023年3月1日 水曜日
今日から3月です。昨日のブログで雛人形を飾ったことやままごとの野菜の中につくしがあったことが紹介されていましたが、今日も身の回りの自然が春の訪れを教えてくれていました。今日は、青コースの年中と年少が絵本の読み聞かせと貸し出しの為にさんさんらんどに出掛けました。(現在図書館は第2園舎に移設中なのです)さんさんらんどでは、年中児が生活発表会で歌った「たきび」の歌詞の中に出てくるサザンカの花はもう散ってしまっていましたが、果樹園の桃のつぼみが膨らみ始めていることに気付きました。子ども達に「これなーんだ」と呼び掛けると、以前に桃を収穫したこともあり、すぐに「ももー!」と答えが返ってきました。そして、つぼみが大きくなっていることを話すと、どこからともなく「お花をあげましょ 桃の花~♪」とうれしいひなまつりの歌が聞こえてきました。桃の花が咲くまでには、もう少し時間がかかりそうですが、開花した時には子ども達と見に行きたいと思います。
絵本の読み聞かせと貸し出しは、絵本サークルのお母さん方が中心となって、年少児には絵本の読み聞かせ、年中児には絵本の貸し出しをしてくださいました。今年度はコロナの影響で、今日が最初で最後になってしまいましたが、年中児も年少児もとても楽しみにしている様子がうかがえました。さんさんらんどの新園舎に着くと、早速絵本サークルのお母さんが絵本を借りる時の約束事を子ども達が分かりやすいように絵にしてお話してくださいました。子ども達はお話をしっかりと聞くと、借りたい本を選び始めました。「ぼくは電車が好きやけん、これにしよう!」「私は妹とノンタンの絵本を読むけんね♪」とそれぞれの思いを持って絵本を選んでいました。年中児は通園バックに入れて大事に持って帰っていましたが、「ページを破らないこと」「落書きをしないこと」「小さい子の手が届く所には置かないこと」など、約束をちゃんと守ってくれることと思います。
年少さんは絵本サークルのお母さんが、1グループに4冊ほど絵本を読んでくださいました。なかにはお母さん手作りの紙人形が登場する場面もあり、子ども達から「わぁー!!!」と歓声が上がり、笑顔がいっぱいの読み聞かせになりました。
午後からは3日のひな祭りもちつきに向けて、年長児がもち米洗いをしました。実は年長児は今年初めてのお米洗いということでしたが、さすがはもうすぐ小学生になる年長さんです。古森先生の話をきちんと理解して、水が透明になるまで洗って、水を替える時はお米一粒一粒をこぼさないように大切に洗っていました。年長児が洗ったもち米は、普段子ども達が食べている白米とは違って水を含むと粘り強くなることも教えてもらい、ますます3日のおもちつきが楽しみになりました。
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