2023年2月3日 金曜日
今日は待ちに待った節分の日。子ども達は今日までにそれぞれの鬼のお面や豆、金棒などを用意してこの日を待っていました。
昨日の出来事です。りす組の部屋には、1人のぞう組さん鬼が「ガォー!」とやってきました。その子のお面は、廃材に穴を開けて前が見えるようにしていて、鋭い歯が2本付いていました。年長さんになるとこんなにも本格的なお面が作れるのかと感心して年長組のテラスに見に行くと、色んな鬼が見て見て〜とやってきました。色んな工夫がされていてすぐにりす組のみんなに報告すると「いくー!」「見に行きたい!」とこっそり様子を見に行くことになりました。テラスに着くとぞう組さん鬼が一斉に「ガォー!」と言いながら近付いてきましたが、りす組は驚きよりも「すごい!」「どうやって作ったの?」と知りたい様子でした。
それでも近付いてくる鬼に投げる豆の用意をしてなかったので豆をまくフリをして鬼を退治したつもりで部屋に戻ると早速廃材を使ってお面作りがスタートしました。すぐにイメージができた子ども達は、さっと廃材を選んで作り始めました。年長児とのやりとりはほんの数分でしたが、それを参考に頭でイメージしてどんどん作っていく姿に成長を感じました。それぞれのお面がどれも個性的で楽しいものができていました。子ども達は大満足で明日はみんなを驚かせるぞー!とワクワクしながら降園していきました。
今朝、りす組からは「ぞう組にガォー!ってしにいかないかんね〜」と声が上がっていました。いよいよ節分行事の始まりです。発表会練習を終え、鬼のお面をつけて園庭へ。色んなお面を被った子ども達を前に園長先生は「鬼がいっぱいいて怖い〜」と逃げるフリをすると、「〇〇だよ!」「怖くないよ!」とお面を頭の後ろ向きにする子、お面を外して優しい顔をする子など園長先生の意図をしっかり理解して話を聞こうとする子ども達の姿があまりの可愛さに写真を撮らずにはいられませんでした、、♪
三葉幼稚園の鬼はみんなの身体の中に入ってくるコロナやインフルエンザのバイ菌とおこりんぼ、意地悪などの心の鬼です。園長先生は、節分の話を沢山して頂き、みんなの中には何鬼がいるのか聞かれると出てくる!出てくる!色んな鬼が!!「わるじえおに」「ケンカおに」「なきむしおに」「イタズラおに」「ごはんのこしおに」まだまだ出てきます、、。鬼に変身して悪い鬼を退治するぞー!と豆まきが始まりました。
今日は園庭で豆まきをする予定でしたが、園長先生は「みんながお外で退治したら部屋に逃げて行くんじゃない?」と声を掛けたのです。「じゃあ、お部屋でする?」と年長児。「そうしたらお外に逃げていくよ〜」と笑いながら話す園長先生。「じゃあ、分かれたらいいね!」と年長児が提案しました。「いいね〜!」と年長児が園庭、年中・年少・プレ年少は室内を回って豆まきをすることになりました。自分の中の悪い鬼を思い浮かべながら自分で使った豆を「おには〜そと!」「ふくは〜うち!」と部屋や友達に向かって投げて退治しました。
鬼退治の後は、キラキラお星様の形をした豆(こんぺい糖)を食べました。年の数プラス1(プラス1はみんながお母さんのお腹にいた時を入れます。)、「5歳だから6つだね!」とキラキラ輝くこんぺい糖を1つずつ数えながら食べていました。残った分は、お土産に。節分豆も持ち帰っています。どこかで5歳児が大豆を気管に詰まらせて亡くなる事故があったそうです。子ども達には大豆を食べるときは「1人で食べないこと」を約束しています。今日の楽しい話を聞きながら節分豆を親子で食べて頂けたらと思います。7種類の具(七福神)を入れて自分で巻いた恵方巻き。福の神が来る方向を向いて願い事を込めながら頂きました。
あまりに静かに食べる子ども達の願いは「みんなが優しくて楽しくて幸せであること」です。子ども達の願いが叶うように教師達も願っています。ちなみに大豆の代わりに年の数プラス1個食べたこんぺい糖には「キラキラで優しくて幸せいっぱい」の福がやってくるようにの願いがこもっています。(三葉幼稚園の願いです。)
コメント (「鬼は外!悪い鬼を追い払おう!」 りす組 大隅咲 はコメントを受け付けていません)