2023年2月18日 土曜日
幼稚園の生活発表会があった今週、リハーサルと本番の日は幼稚園児が出かけると園庭はひよこ組の貸し切り状態になりました。そこで「今日は三輪車する?」と子ども達に声をかけると「するー!」と三輪車置き場の方へ駆けて行き「僕はこれがいい!」と保育教諭が来るのを待ち切れない様子で、何とか自力で出そうと大きい三輪車を引っ張り出していました。そしていざ乗ってみるとペダルに足が届かず、足をしっかり伸ばして届いても重くて漕げません。「ん~できん!」と体を前後させて悪戦苦闘。「小さいのもあるよ」と他の三輪車を用意すると、すぐさま乗り換えたもののやっぱりペダルを漕ぐのは難しく、地面に足を付けて蹴ってみると進むことができました。三輪車が動くと笑顔が弾け、「せんせー!」とアピールして走って見せたり、友達と追いかけっこをするように園庭を自由に走り回ったりしていました。そんな中、どうしても大きい三輪車に乗りたいMちゃんは二人乗り用の三輪車に跨って「せんせい、うごかないよぅ」と困り顔。保育教諭が前に乗って園庭を一周すると「もういっかい!」と要求してきました。今度はMちゃんが前に乗って後ろから押してもう一周しました。すると満足したのか「たのしかった♪」と他の遊具へ駆けて行きました。
スワンボートでは歌の大好きなIちゃんが「バスに乗って揺られてる♪」と歌うと一緒に乗っていたYちゃんが「ゴーゴー♪」と返す可愛い場面が見られました。ビッグボスの裏側は隠れ家のようで、砂場の道具を持ち込んでごっこ遊びをしている子もいました。初めてドームに登ったRくんは「すごいね!Rくん!」と保育教諭に拍手をもらうも、緊張した面持ちでてっぺんに立っていました。「下りる?」と聞かれると小さくうんうんと頷き保育教諭に支えられながら腹ばいでゆっくりと下りてきていました。いつも優しいお兄さんお姉さんの遊びを見て真似したり、遊んでも らったりしている保育園児が広い園庭を思い思いに楽しんだ2日間でした。
一方室内遊びでは、ブロックをしていたKくんが「ティラノサウルス作ったよ!」と見せてくれました。首、尻尾、足がパッと見てよく分る程再現されています。恐竜が好きで毎日図鑑を見てはブロックで作っていたKくん。最初は一列につなげていただけの物から長方形の箱が作れるようになり、最近は箱に足を付けて「ティラノサウルス!」と見せてくれていました。そして今日は更に進化して一目で分かる「ティラノサウルス」になったのです。「すごい!本物みたい!」と感心しました。すると他の子も「先生見て!」とサイコロ型に組み立てた物や「マイクつくった」と目的をもって作ったものをたくさん見せてくれ、子どもの成長のスピードの速さに驚きました。このクラスで過ごすのもあと1ヵ月ですがどのように遊びが展開されていくのか、ここからどのような成長を見せてくれるのかが楽しみです。
2023年2月17日 金曜日
昨日発表会が終わって登園した子ども達は、荷物を片付けて園庭に出てくるお広くなったサッカーコーナーや、長縄で回数を競い合っていつものように体を動かして遊んでいました。
子ども達が登園してきて園庭が賑やかになった頃一人の教師が「そろそろ準備をしてみようかな」と言って年中児が発表会て使用したバチや、オペレッタの草や背景などを園庭の移動テント下に並べ始めました。そして、年中児の踊りの曲「どっこい!わっしょい」を流すと、ひつじ組のOくんがやって来てさっそく踊り始めました。実はこのOくんは発表会本番の一週間ほど前に「踊りがかっこいいから変わってもいい?」と担任と話をして「発表会が終わったら踊ってもいいよ」と約束をしていたのでした。踊りだしたOくんは笑顔いっぱいで踊りを踊って満足そうにしていました。
その後に始まったのは年中のオペレッタです。曲が流れ始めるとすぐに自分がお気に入りの役の所に行って教師と一緒に踊ったり、その役を演じた子どもに振り付けを教わったりして踊っていました。しばらくすると、たんぽぽ組の子どもが年中児の振り付けを見ながら踊っていたのでした。それを見た教師が「一緒に踊りに行ってみよう」と声をかけたのですが、恥ずかしがり部屋に帰っていってしまいました。そこで、オペレッタをしたお姉ちゃんに「Mちゃんがオペレッタをしてみたそうだから一緒に行こう」と声を掛けましたが、姉妹ともシャイなので顔を見合わせてただ笑っているばかりでした。しかし、時間が経つと、お姉ちゃんに振り付けを教えてもらいながら踊っていて、周りには他のたんぽぽさん達も集まっていました。
その頃には、長イスが並び、客席もでき多くの子どもや教師が参加していました。年中のオペレッタの終盤では、花嫁花むこになった教師が手を振りながら登場すると見ていた年長児と他の教師は大笑いしていました。今日は、年長児が移動図書を借りに行く予定だったので少ししか参加出来なかったのですが、来週は年長児の劇にも学年関係なく参加し発表会の余韻を楽しんでいきたいと思います。
今日年中児は、来週じゃがいも植えに行くので、種芋作りをしました。始めに古森先生が子ども達に「怪我をしてしまった時はどうする?」と問いかけると「水で洗う」「消毒する」と何人もの子ども達が答えていました。種芋にバイ菌が入ってしまうと、芽が育つ栄養が取られてしまい大きくならなかったり、じゃがいもが腐ってしまう事を教えてもらうと驚いたり、そうなんだ~といった表情で聞き入ったりしていました。じゃがいもにつけるお薬は焼き芋や餅つきで薪を燃した後の灰です。灰の付け方では、教師が子ども達に教えるために実際につけて見せました。ところが、切り口の一部についていない部分を見つけた古森先生が子ども達に「これ大丈夫かな?」と聞くと、近くにいた子どもが覗き込んで「ダメ~」「白いのが見えてる~」「もっとつけないとダメ~」などと答えいました。古森先生から教えてもらった後各クラスに別れて切っていきました。日頃ままごと遊びをしていない子どもは種芋を切るというよりは、割るという感じて切っていましたが、よくままごと遊びをしている子どもは力を入れることなくスムーズに切っていて、遊びの中での経験があらゆる場面で生きている事を感じました。来週のじゃがいも植えでは、十一月に秀野邸に植えた 玉ねぎも観察し、年長組になって収穫出来るのを楽しみにしていきたいと思います。
2023年2月16日 木曜日
今日はいよいよ発表会本番です。
子どもたちは次々と先生たちの「ドキドキ」を吹き飛ばす程の元気いっぱいの笑顔で保護者と一緒に松前文化センターにやって来ました。今日は客席から家族が見てくれることが嬉しくていつも以上に張り切っている子が多くて驚きました。
ブザーが鳴りいよいよ幕が上がり、お客さんの拍手が鳴り響きました。どの学年を見てもステージから見える景色、大勢のお客さんを目の前に動じない姿。凛としていつも以上に堂々と、それは楽しそうに見せる姿に感動の連続でした。今日はそんな子どもたちの舞台裏から見える感動秘話エピソードを紹介します。
年中さんの「初めの言葉」から始まる手話、そしてスタートの歌。年中さんになったらこんなにしっかり歌えるようになったんだと驚き感心しました。少し歌が早くなりそうでしたが、客席の園長の手の動きを見て自分たちで合わせて歌う年中さんたちに感動でした。
幼稚園の中で一番小さい組のたんぽぽさん達は本番の今日、使ったカスタネットを自分たちで集めることになりました。初めてだったのですが、なんとたんぽぽさん達は自分達でやってのけたのです。普段、幼稚園のお兄さんやお姉さん達に優しくしてもらっているからこそ、初めてにもかかわらず自然にできたのです。驚きです。「てぶくろ」のオペレッタでは、なんと迷子になった友達を迎えに行く子が何人もいました。大きくなった子どもの姿を見たいと時間を調節してきた保育園の先生達も感動していましたが、プレ年少さんでこれができるんだと本当に驚き、感動しました。
年中さんの踊り「どっこい!わっしょい」では、踊っている途中にバチが飛んでしまったハプニングがありました。一瞬、驚いた表情を見せましたが、さっと拾いに行き何もなかったかのように踊り始めたK君の姿に「すごいな」と思いました。年中さん達の皆「僕、私の踊りを見て!」と言わんばかりに堂々と躍る姿は圧巻でした。
年少さん達も舞台で見せてくれました。どちらのコースも大勢のお客さんを前に「今までで一番!」の堂々とした演技を見せてくれました。途中で出るサラダの大きなお皿が斜めになっていることに気付いたRちゃんが直したり、お皿が行き過ぎると「行き過ぎ~!止まって~!」とMちゃんが止めたりと舞台上で何とかしようとする子ども達に又驚きました。
演技が終わって退場した後、Rちゃんは思い出したようにステージに戻って来て「おとうさ~ん。おか~さ~ん!」と客席に向かって呼びかけました。一瞬ひやっとしましたが客席から上がってきた園長が神対応。「呼んでみよう!」とマイクを向けて、再度呼びかけるかわいい一幕もありました。何とも年少さんらしい、かわいい姿にほっとし、思わず笑ってしまいました。
年長さんの劇では、どのクラスもいつも以上に張り切っていました。舞台上で自分達で役割分担をし、助け合って進めていく年長さん達!これはすごい子ども達だと感動した場面がたくさんありました。
舞台袖では、道具を運ぶのに「そっち持って~いくよ~♪せ~の!」と言って声を掛け合いながら劇を進めていく年長さん達!「いつの間にかこんな仲間意識が出来上がっていたんだな。すごいな。」と思いました。また緊張のあまりドキドキして舞台上で涙が止まらなくなったR君に同じ役の子達がさりげなく頭をなでたり、手をつないだりして「大丈夫だよ」と言って励ましている姿を見て胸が熱くなりました。舞台袖で涙を拭いて次に舞台に立った時は、園長先生に「OK」サインで見守ってもらったことで普段の自分を取り戻したR君!そこからはいつもの元気で演技をやり遂げたのです。
今年の年長さん達の劇は、どのクラスも子ども達が考えてセリフを決めました。誰がどのセリフを言うかも子ども達で決めたのです。友達のセリフが言えるまで待ってあげたり、セリフを忘れた時はそっと教えてあげたり、途中でセリフが変わって流れが少し変わった時も動じることなく臨機応変に合わせたりと担任の先生もびっくり・・・・・。驚きの連続でした。
年中さんの「ねずみの嫁入り」のオペレッタでのエピソードです。劇の途中で行先を見失ってしまったA君に気づき、急いで舞台の端から走って来て手をつないで連れていったK君。その後もWちゃんがさっと手をつなぎ、踊り始めた姿は感動的でした。気づいて助け合って、そしてステージ上でキラキラ輝く子ども達。どの子もアイドルのように輝いて、ミュージカルを見ているようでした。大の男の先生もそんな子ども達を見て、つい目頭が熱くなったようです。
フィナーレは、年長さん達の合奏と歌です。発表会の「おおとり」を務める年長さん達は本当に素敵でした。ここで舞台裏の内緒話・・・
園長先生がキラキラの心になる節分の時のキラキラ豆よりも、ずっと大粒のこんぺいとうをくれたのです。桃太郎のきび団子ではありませんが、このキラキラこんぺいとうは百人力!心も声も表情もキラキラ輝く魔法のこんぺいとうなのです。そのこんぺいとうを食べた年長さん達は、気持ちの良いきれいな声で『きらりきらり』を歌いました。また会場いっぱいのアンコールを頂き、柔らかな手つきの手話で「見上げてごらん夜の星を」をしっとりと歌いあげました。子ども達の歌声は胸を熱くし、保護者の皆様の胸にも温かく響き渡ったことだと思います。
生活発表会を通して、子ども達の普段の生活の発表が見て頂けたことだと思います。プレ年少から年長児までの子どもがそれぞれ自分のステージを自分達だけでやり遂げる力が、いつの間にか身についているのだと教師たちは驚きました。そして、子ども達のすごさをまたたくさん発見できました。「こんな子ども達に出会えた私たちは幸せ者だね。」と教師達で話しました。
こんな小さな体と頭で、次々と色々な事に気付き動ける子ども達・・・どこにそんなパワーがあるのでしょうか。「ステージ上は子ども達に任せていいよ」といつも園長が言っていますが、その通りでした。ステージ上で何かあっても子ども達が何とかするのです。普段から食べ物(収穫したもの)を分け合い、困った事があればみんなで考え、助け合うのが三葉っ子。その普段の生活が今日の子ども達の姿になったのだと思います。園長の朝のあいさつで「育てたい姿10項目」の話がありましたが、まさに三葉っ子達は育てたい理想の自慢の子ども達です。
子ども達の一生懸命な姿は見ている人に感動を与えます。お忙しい中ご参会くださった保護者の皆様。温かい笑顔と拍手で見てくださり、心から感謝申し上げます。子ども達はきっと嬉しかったことでしょう。ありがとうございました。
お伝えしたいエピソードはまだまだありますが、また今後のブログなどでお知らせしたいと思います。保護者の方のご感想もできればお聞かせいただけると嬉しいです。
お待ちしています。
2023年2月15日 水曜日
今日は朝からいろんな所で子ども達が考えながら何やら準備をしていました。何作っているの?と聞くと、「これは木だよ、先生なんで木を作ってるか分かる?」と年長の子ども達。ん〜・・・何でだろう・・・「もう!教えてあげるね!昨日ね、歌の時とかにね、木があったらみんなが『可愛く』見えるよ」って古森先生に教えてもらったんだよ!!と言い、みんなで協力して作っていました。さすが年長さん!!昨日のリハーサルで古森先生にアドバイスをもらったことをしっかり覚えていました。「劇もね、もっと良くなること教えてもらったの♪」と子ども達はそれぞれ道具作りをしたり、練習する準備をしたりと、朝からウキウキ大忙しでした♪
年少児も、もっとオペレッタの子ども達が可愛くなるようにとアドバイスをもらっていたので、塔の柱につける飾り作りをしました。作っていると、「先生昨日行った所高かったね〜!上がお空みたいに高くてびっくりしたよ!」とMちゃん。「明日はお母さんが来るんだ〜!」とAちゃん。すると、Kちゃんがオペレッタの歌を歌いながら何人かの子と野菜のパーティーを始めました。年少児にとって初めての松前文化センター。初めての!大舞台!!先生も子どももみんなドキドキワクワクです!
そして、降園前に、青コース赤コースの年少みんなで踊りとオペレッタの見せ合いっこをしました。「かっこいい〜!」とお互いに拍手し合い、「明日頑張ろうね!!」と気持ちを高めて降園しました。
三葉っ子達は遊びの天才!!遊びの延長線でいろんなことを学び、いろんなことが出来るようになりました。そんな楽しい!!が詰まった今年の劇やオペレッタ、踊り!心のこもった歌に合奏♪これまでにもいろんなエピソードがありましたが、きっと明日もあるでしょう!でも、もし困ったことがあったとしても大丈夫!!遊びで培った生きる力はここでも発揮してくれるに違いありません。子ども達の優しさとアイデアで乗り越えてくれる!舞台は子どもだけの保育室。教師も子どもを信じて見守ります。保護者の皆様も明日はとびっきりのニコニコ笑顔で客席から見守り、温かい拍手を頂けると嬉しいです。
2023年2月14日 火曜日
生活発表会まであと2日!今日は松前文化ホールで反対コースの子ども達や演技の終わった子達がお客さんになって本番と同じようにプログラムを進めていきました。
年中さんの手話から始まる生活発表会‼︎年少時にお兄さんお姉さん達の手話に憧れをもっていた子ども達!!大きな舞台にも緊張することなく大きく体を使って表現する子ども達を見てとても嬉しく思いました。そして、踊りでは交互に立ったり踊ったり元気に踊ります。また、劇団バクさんの人形劇を見て『ネズミの嫁入り』のオペレッタをすることにした年中さんの可愛い振り付けも楽しみにしていてください。
そして、たんぽぽ組さんは初めての場所ということもありドキドキ、ワクワクした様子でした。昨日から青組の子ども達は「頑張ったらメダルあるかな?」「明日はいっぱい頑張るぞ」とすごく張り切っていました。発表会の練習が始まってから教師よりやる気いっぱいの子ども達!!園庭で元気に遊んで部屋に戻るとお面をつけて「練習しよう!」トイレに行ってさぁ〜帰る準備をしようとしたらお面をつけて「音楽つけて!」と子ども達から声をかけてきます。いざリハーサルとなると松前文化ホールでは大きな舞台にソワソワして周りをキョロキョロしたり、動いてみたりすることもありましたが歌ではカスタネットを上手に鳴らしたり元気に歌うことができていました。たんぽぽ組では今日オペレッタの前の歌で使ったカスタネットをどう回収するか考えて急遽年長さんに回収してもらいました。急なお願いでしたがさすが年長さん!!丁寧に回収してくれました。その時にS君は「ありがとう!!」と年長さんにお礼を言うことができて嬉しく思いました。オペレッタでは見どころにも書きましたが動物さんを呼ぶ声、ハイハイで通るトンネル手袋の姿を楽しみにしていてください。本番ではお母さん、お父さんを見つけて泣いてしまうかもしれませんがニコニコ顔で応援してくださったらと思います。
年少児も衣装に着替えると待機している時には「楽しみ!」とモリカメラさんに話していました。そんな中、オペレッタでは野菜さんの可愛いパーティーが開かれる場面でトラブルがありました。手に持っている小道具が友達の手に当たり落ちてTちゃんが泣いてしまったのです。教師はドキドキしていましたが当ててしまったMちゃんが拾って優しく渡したのです。年長さんが気づいて来てくれたのですがなかなか機嫌がなおらなかったのにMちゃんが手を差し出すと一緒に移動することが出来ました。こういうところも発表会の見どころ!本番も何が起きるか分かりません。やはり友達の力には叶わないなーと思うと同時に嬉しくなりました。
年長さんは自分達で基本は昔話のストーリですがアレンジしながら劇を作っていきました。自信いっぱい演じる子ども達のやり取りを楽しんでください。そして、最後の素敵な合奏、歌の後にはアンコールをお願いします。
2023年2月13日 月曜日
今日は発表会の本番を3日後に控えて、ホールでひつじ・うさぎ組ではじめのことばと歌「たきび・うたえバンバン」の練習をしました。山中先生から教えてもらった手話を最初は覚えていない箇所を友達同士見合いながらしていた子達も前を向いて自信を持ってできるようになっていました。歌も歌詞を覚えて自信を持って元気よく歌えるようにはなったのですが、元気すぎて怒鳴り声で音程を外す子も出てきました。それを見ていた園長からもっと上手に歌えるアドバイスをもらいました。「ニコニコ笑顔で歌っていたら優しい可愛い声になるんだよ。やってみて。」と声を掛けてもらい、友達同士で微笑み合う姿がありました。「頑張って!」ではなく「可愛い笑顔で!」の方が音程も外さず明るい歌声になるので、明日のリハーサルも16日の本番も聴いているお客さん達に笑顔と可愛い歌声が届けられるようにできればと思います。
その後、会議室とホールで各学年入れ替わりで明日のリハーサルに向けて各学年劇や踊り等の最終調整をしていたので、年中児は年長児の劇を見せてもらいました。うさぎ組のO君は「何が始まるの?」と見る前からワクワクしていてとても楽しみにしていました。ぞう組の「だいくとおにろく」の劇は、観ながら「次は何が出てくるんだろう。」と友達と話しながら観ていました。セリフを言う時のコロコロ変わる表情、子ども達が考えた面白いセリフの数々など見ていて面白かったです。うさぎ組の子ども達も目を輝かせながら観ていました。「あの歌面白かったよね」とエンディングの替え歌を口ずさみながら部屋に帰ったり、まだ自分達の発表会も終わってないのに「オレは桃太郎の劇がしたいなぁ。かっこいいなぁ」と年長児になった時のことを思いながら話をしていました。
また、反対にくま組にお客さんになって踊り・オペレッタを見てもらいました。Y先生が「見てるよ~!かっこいい人は誰かな~」と声を掛けてくれたおかげで、子ども達もシャキッと背中が伸びて最後まで元気よく練習することができました。明日のリハーサルは本番と同じ大きい舞台で練習をします。今までの練習の成果を少しでも出せたら本番の自信にも繋がっていくのかなと思います。
一方では、今年もコロナ禍の中でいっぱいいっぱい遊んで、元気いっぱいの子ども達は、3学期から始まったお味噌汁パワーで更に活動的になっています。その分、年長組は発表会の練習が疎かにというよりもごっこ遊び的になっていて、只今、劇として成立できるようにまとめることに教師達はやっ気になっています。明日のリハーサルでは子どもを信じて、楽しい劇?になることを願いながら準備をしています。
2023年2月11日 土曜日
三寒四温の季節とはいえ気温はまだあまり上がらない日が続いていますが、陽が射す時間帯は暖かく戸外遊びも楽しめます。
そんな中でこのところ一時預かりぴよぴよの利用者も少し増えて保育室のこども館が賑わってきました。
特に2歳児が来ている日は子ども同士のかかわりも沢山みられ、片言で会話しながら仲良く遊ぶその可愛い姿に私達が癒されています。
利用し始めた頃は人見知りや場所みしりで泣いていた子も何度か来ているうちに徐々に慣れて好きな遊びをみつけて笑顔で過ごせるようになるとホットします。
雨上がりの日、園庭にあるドームの近くで水たまりをみつけた2歳児のTちゃんは砂場からスコップを持ってきて水たまりの水をすくい始めました。すると傍にいたIちゃんも横に並んでスコップですくった泥水を少しずつ小さなコップに入れていました。
するとそこにj君がやって来ていきなり水たまりに足をいれました。私は「あらら~」と止めようとした瞬間、TちゃんとIちゃんは( ゚∀゚)楽しそう!入ってみようと足を一歩踏み出しました。あわてて声を掛けようとしましたが、「やっぱりやーめた!」と言わんばかりにまた水をすくい始めました。
するとj君も気が変わり3人が水たまりを囲むようにして遊び始めました。そこで水が飛び散るほど大胆に水をすくうj君にTちゃんは「あっかんべー」と顔を見合わせた後、負けじと手早く水をコップに入れていきました。Iちゃんはマイペースですくい3人は夢中になって遊んでいました。
お部屋では犬のぬいぐるみにおもちゃの聴診器をあててお医者さんになってあそんでいたRちゃんをみて犬にコップをあてて薬を飲ませようとするTちゃん、何か食べさせようとするAちゃん、生活の中の経験がごっこ遊びにつながっていて微笑ましく思いながら見守りました。
また、誰かが始めた積み木遊びに一人二人と興味を持って傍で同じように遊び始めたり、個々がままごとで遊んでいたがいつの間にか「いらっしゃいませー」「おかわりどうぞ。」「はい食べてくださーい」とごっこ遊びになったりして子ども同士の距離が縮まっているように感じます。そして隣に誰かがいることで安心できたり親しみを感じたりする関係になっていく過程をみていると日々来ている子どもの顔ぶれは違っても小さな社会で個々が育っていることを実感します。
これからも一時預かりという場所が安心、安定できる環境で子ども達の成長を少しでも援助できる場所になるよう頑張りたいと思います。
コメント (「たくさん遊んだよ」 ひよこ れもん組 満永舞子 はコメントを受け付けていません)