2023年1月30日 月曜日
今朝荷物を片付けた、ぱんだ組のYくんとSちゃんは園庭に出てくると「今日は何個くらい落ちているかな?」「休みだったからいっぱいあるかもよ!」と楽しそうに会話をしながら、滑り台の方に向かって走っていきました。
滑り台の周りには、松の葉っぱや松ぼっくりが落ちていました。それを見たYくんは、砂場の道具が入ってるカゴからお弁当箱を持って来ると「ねぇSちゃんこのお弁当箱に集めていこうや」と言って集めた松ぼっくりを入れて、後から登園してきた友達や教師にとても嬉しそうに見せていました。
しばらくするとYくんが「先生これを土に植えて大きく育ててみる」と言って見せたのは、手の大きさと同じくらいの松の葉っぱが沢山ついている枝でした。Yくんに枝ではなく松ぼっくりは種から育てていく事を伝えると「野菜みたいに育っていかんの?」と困った表情で問いかけてきました。自分自身松ぼっくりから種を取る事を子ども達に得意気に言ったものの、どこが種の部分でどんな形をしているのか知らなかったので、子ども達と一緒に調べてみることにしました。調べみると松ぼっくりのかさの間に種子がある事を伝えると「松ぼっくりを土に入れても木になっていったりせんのや!」と驚いていました。
その後子ども達と落ちている松ぼっくりを拾って見ていったのですが、やっぱり開いている松ぼっくりの中に種は残っていませんでした。種を集めるためには秋になる頃のまだ開いていない松ぼっくりを集めるといい事を教えると「じゃあ、年長さんになったら集めてみたいな」と周りにいた友達と一緒に約束をしました。
ぱんだ組は、降園前に11月の終わりに植えたチュウリップの観察に行きました。子ども達が植えたチュウリップが少しずつ芽が出始めています。まだ芽が出ていないRちゃんは「Nちゃんチュウリップが出てきていていいなぁ~」と羨ましがっていました。「Rちゃんももう少ししたら出てきそうかな?」と声をかけると、「Rのはまだ出てこないかも」とガッカリした表情で自分の植木鉢を見ていましたが、「あれっ。先生何か土の所が少しお山ができていて土が割れてるみたい」と言うので覗いてみると、チュウリップの球根を植えたヵ所の土が十字にきれいに割れていました。
周りで一緒に見ていたKちゃん達が「この割れている所からチュウリップが出てくるんやない?」と話しかけると、「えっ。じゃあ、明日幼稚園に来たらチュウリップ出てきてるかな!!」ととても楽しみにしていました。先週年中児達は、菜の花の種を駐車場にまいたり、発表会のたき火の歌詞に出てくるさざんかの花をさんさんらんどに見に行ったりしました。11月には玉ねぎ植え、来月の下旬にはじゃがいもを植えます。年中児達はたくさんの植物を植えて育てる経験をしていて、身近な様々な花や野菜の成長に興味を持ってきています。春になって年長になった頃、花が咲き野菜が育って味わえる日を楽しみにしています。
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