2023年1月19日 木曜日
寒い中でも植物達は土の中でしっかり春の準備をしています。年少さん達が12月の初めに植えた植木鉢を覗くとアネモネとイキシヤの花の芽が頭を出してきていました。長くまっすぐに伸びたイキシアとアネモネの葉を小さくした形の芽が出ていて、しっかりそれぞれが持つ葉っぱの特徴が見られます。春に花が咲くのがとても楽しみです。
お正月明けて色付いていたいよかんが例年より早く落下し、食べ頃を逃し、運転手さんから早く収穫するよう言われたいたのですが、やっと今日収穫に行くことが出来ました。果樹園に着くといよかんがゴロゴロ落ちていて、そこにはカラスでしょうか、ミカンの皮だけがお椀のような形で残され、実がきれいに食べられたものが混じっていました。甘くなったいよかんにいち早く気付いたカラス達は、みんなが油断しているうちにちゃっかり味わっていたのです。収穫にあたって年長・年中・年少3学年が一度に行くと危険という事もあり、9:50頃出発で年長が行き、年中がその後に続き、最後に年少が行くようになりました。
いよかん狩りに行くので片付け始めた年長・年中さん達の「さんさんらんどに行くよ いよかんを採りに行くよ」の声に気付いた年少さんもさんさんらんどへ行くんだとそわそわし、同じように部屋に入っている子の姿も見られました。放送で「今すぐ年少さん来てください」の声で、すぐに正門に並んだ頃、年長さんが帰って来て、手に持っているいよかんを見せてくれました。大きないよかんを見た年少さん、いよかん=みかんを採りに行くのだと分かり、わくわくして出発しました。
さんさんらんどに着くと年中さんが座って待っていました。年中さんもそれぞれ大きないよかんを持っていて見せてくれました。年少さん達も山の上の木の所に少し黄色く色付いたいよかんがあるのに気付いて、楽しみに果樹園にいる先生達の様子を見ていました。その時、年中さんから「くるくる回して採ったんだよ」「引っ張ったらいけないんだよ 木が怪我したらいけないんだよ」「木には針があって痛いんだよ」等々教えてもらいました。そしてお世話をしてくれた先生が”M先生”と教えてもらった年少さん、M先生に「ありがとう」と言い、年少のS君は「こうやって守ってくれたんだよね」と腕を広げて丸を作って見せてくれました。その後果樹園のいよかんの木と木の間の少し広い所に上がった年少さん達は、園長先生が甘く食べ頃になると木から離れて落ちること、木の枝には針があって、触れると怪我をすることを話してくれました。そこで年少さんは怪我をしてはいけないので、今日は採ってあったいよかんをひとつづつ持って帰ることになりました。大きないよかんを1個ずつ手にした年少さん達は、いよかんが大きくてポケットに入らないので大切に持って帰りました。帰り道に出会った方に嬉しそうにいよかんを見せていました。今日収穫したいよかんは数日置くことで甘さがアップするので、このいよかんはしばらくの間、寝かしておき、代わりに数日前に採り、おいていたいよかんをみんなで味わいました。甘くておいしかったです。今しか経験できないことは、感染予防対策をしながら出来る限り経験出来るようにしていければと思います。今日も楽しい経験をすることが出来ました。
今日の手づくり給食です。
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