2023年1月12日 木曜日
今日も園庭には、羽子板やこまなどお正月遊びのコーナーが出ていました。この時期だけの遊びに子ども達は、興味を持ち、次々と集まってきます。羽根つきやこま回しなど大人でもなかなか難しい遊びですが、子ども達は、何でもやってみせるいつもの精神で教師のしている様子を観察し、教わりながらいつの間にかコツを掴んでいきます。羽根つきは、1人で数を数えながら何回つけるか挑戦する子や友達とラリーを楽しむ子もいます。
すみれ組のRくんは、羽子板を2つ持って歩いていました。そして近くにいた教師を見つけると、1つ渡してラリーに誘ったのです。飛んでくる羽根の動きの予測が難しく、ラリーがなかなか続きません。しかし、諦めることなく、何度もやっているうちに少しずつ飛んでいく羽根の距離が伸びて羽子板の近くまで飛ぶようになってきました。教師にその度に「おしい!」「もう少し!」と励まされて頑張ります。やっと羽根を返せた時のRくんの嬉しそうな顔は今にもとろけそうでした。
一方、こま回しでは、何人もの子どもが集まって教師から直接コツを教えてもらい、紐をきつくギュッギュッと巻いていき、その紐を引っ張って回すのですが、なかなかうまくいきません。何度も何度も挑戦してきましたが今日は回すことが出来ませんでした。あともう少し!明日も頑張るそうです。
昨日の鏡開きに続いて、今日は「揚げ餅」を頂きました。昨日は「おしるこ」と「焼き餅」と「あんころ餅」を頂きましたが、今日、昼食時、昨日の鏡もちは揚げ餅にしていただけることになり、古森先生の放送を聞いた子ども達は、喜びを身体いっぱいで表現していました。大声を出さないという約束を守りながら喜びを表現する子ども達に私もとても嬉しくなりました。そして、調理師さんが持ってきてくれた揚げ餅を目の前にすると白くてふわふわ雲のように膨らんだ昨日とは違うお餅に「…?」と不思議そうな顔をしていましたが、口に入れると「カリッカリッ」と音がして「ん〜!」「音がする!」と音を楽しみながら食べていました。そしてもうひとつ、昨日甘いあま〜いあんこを沢山食べてすっかり忘れていた秋から作っていた干し柿も今日頂けることになりました。柔らかくて自然の甘みの干し柿、「あま〜い!」「また食べれるなんて嬉しい!」とすぐに食べてしまわないように「もったいない」と言って少しずつ食べている子もいました。中にはおかわりをどうしても欲しいと残った干し柿を分け合って食べる子もいました。りす組のHくんは、今まで食べなかった干し柿ですが、みんながあまりに美味しそうに食べるので初めて挑戦して、ちょびっとかじってみると「あまいね〜」「うま、うま!」とニコニコ、嬉しさのあまり身体を揺らしながら食べていました。
周囲の友達に刺激を受け、色んなことを経験しながら育っていく子ども達の成長は嬉しいものです。これからも子ども1人ひとりがそれぞれの環境に育っていく姿を見守り、楽しんでいきたいと思います。
コメント (「お餅を食べて粘り強く…?」 りす組 大隅咲 はコメントを受け付けていません)