2023年1月15日 日曜日
コロナ感染予防のため先月まで遊ぎ場で生活していたひよこ組ですが、幼稚園が冬休みに入ったため本園に帰ってきました。遊ぎ場では保育園児だけの生活でしたが、こちらでは幼稚園の先生たちや調理師さん・お兄ちゃん・お姉ちゃんなど、沢山の人たちと関わる機会が多く、保育園児たちは以前にも増してそれらの人達に笑顔で寄って行くようになり毎日、楽しく過ごしています。私達もそのやりとりを見ていると幼児には「かわいい」と言って愛情を持って接してくれる人々が何よりも大切なことなのだと実感しながら微笑ましく思う毎日です。先週から保育室のテラスにつながる園庭に人工芝を敷いています。できるだけ戸外で遊んで自然の空気と風と太陽に触れて遊べるように古森先生の指導で幼稚園の先生たちに助けてもらいながら、ひよこ組の遊び場を造りました。人工芝の広場にはブランコ・巧技台・滑り台などの遊具を置き、テラスを開放すると自分の興味のある遊具の所に行って嬉しそうに身体いっぱい動かして遊び始めていました。自由に伸び伸びと遊んでいる子ども達の姿を見ていると、今までに見られなかった幼児たちの思いがけない姿が見られました。それは大人気のブランコのことです。ブランコに乗りたい子ども達が側にあった長い椅子に座りながら順番を待っていました。待っている間に誰からともなく乗っている友達に「がんばれ~」と応援し始めたのです。「貸して」ではなく「がんばれ~」だったのです。いつの間にか幼稚園のお兄ちゃん・お姉ちゃんのそんな姿をみて覚えていたのでしょうか。これからも子ども達とのコミュニケーションを大切にしながら、いろいろな言葉のキャッチボールができるようにしていきたいと思いました。
11(水)幼稚園の鏡開きがありました。園庭には柵で囲んだどんど焼き場ができていて、幼稚園児が集まっていました。その様子を子ども達と見に行くと炭を起こして網でお餅を焼いていました。火の暖かさとお餅の焼ける匂いを楽しみながら幼稚園児の後ろから見ていると、幼稚園の先生が気付き、前で見ていた年長さんに「ひよこさん来たから前で見せてあげたら」と声をかけてくれました。それを聞いた年長さんは「どうぞ」と言いながら保育園児の手を繋いで一番前に連れて行ってくれました。後から来た保育園児も優しい年長さんに案内してもらって焼き上がるお餅を見ていました。保育教諭が焼きたてのお餅をもらって子ども達に見せると目を大きく見開いて、今すぐ食べたいと両手を出してちょうだいアピールをしていました。そして人工芝の上に座り、甘いおしるこにして焼いたお餅と朝先生が不足分をついた柔らかいお餅を頂きました。小さく切って一口大にした甘いお餅をみんな味わいながらよく噛んで食べていました。手のひらのお餅がなくなると、保育教諭が持っている器を見てまだあるかな?とのぞき込んでいました。おかわりができることを伝えると「いる~」「おかわり」と言って嬉しそうに食べていました。時々、保育教諭が味見をするとみんなが“じー” と目線を送っていました。その後、いよいよ鏡開きが始まりました。古森先生の話を聞いた後、鏡餅を手で割り(開き)ます。最初は大きなお餅を幼稚園の先生や保育教諭で協力しながら1個2個3個と手で割っていきす。お餅は次第に割るごとに小さくなり数が増えていきます。最後はクラス代表の子どもたちも参加しました。ひよこも代表のTちゃんが小さな手でお餅を割りました。みんながTちゃんを囲んで割って、小さくなっていくお餅を「おもち」と言いながら触りたそうな表情で見ていました。お餅を食べた後はスポーツダンスに行ったりテラス前に置いてある遊具で元気いっぱい身体を使って遊びました。日に日に成長していく保育園児が楽しみです。
2023年1月13日 金曜日
昨日、赤コースの年長の子ども達は「生活発表会まで後20日しか無いんだよ」と園長から話をしてもらいました。「先生達は鏡もちやお餅つきなどをいっぱいしてくれるんだけどもうすぐ発表会なんだよね。できないよ。」「生活発表会っていうのはね、普段みんなが生活しながら物を作ったり、絵を描いたり、お歌を歌ったり出来るようになった事を見せる場所なんだよ」と園長から教えてもらった子ども達は「それじゃあ、発表会って大切なんだね!」と気合が入りました。劇では道具も作らないといけないものがあるから先生達と協力して作ることや、本番でお父さんやお母さんに見せる前に発表会の準備や練習を自分たちでする事を園長と約束した子ども達は、早速今日「先生、木を作りたいから段ボール持ってきて!」とやる気満々です。
その後は、合奏の練習もしなければと自分のやりたい楽器を持って園長の真似をしてリズム遊びをしました。子ども達は園長のする事をよく見ていたようですぐに真似をすることが出来ていました。それを「凄いね!」と褒められた子ども達はとても嬉しそうでした。次はリトミックのように音楽に合わせて楽器を鳴らしてみました。子ども達はそれが凄く楽しかったようで「またやりたい!」と次に期待を持っていました。最後に赤ちゃん(音を立ててはいけない時に楽器を鳴らしてしまうこと)にならないことを約束しました。今年の年長児達はどんなことにも関心を持ち、楽しみに変えてしまいます。
そして今日は青コースの子ども達が楽器を持ってリズム遊びをしました。実際に楽器を触る前に赤コースがやっているのを青コースの子ども達はとても真剣に見ていました。そして、赤コースの演奏が終わると「凄かった!」「自分たちもやってみたい!」と張り切っていました。そして自分がしたい楽器を赤コースがしている間に決めていたようで、すぐに楽器を選んでいました。早速リズム打ちをしてみると、リトミックや鼓笛隊を経験しているのですぐに教師の真似をして上手に鳴らすことが出来ていました。いくつかの楽器を順番に触りながら音楽に合わせてならしてみましたが、どれもしっかりと教師を見ながらすることが出来ていました。青コースの子ども達も赤ちゃんになったらいけないよと言うと鳴らさないように楽器を体の横にくっつけて頑張っていました。子ども達は今日の楽器遊びがとても楽しかったので、降園前にも「今日の合奏楽しかった!」「私はこの楽器したい!」と話題にして、また練習できるのを楽しみにしていました。
発表会まで20日ほど…。子ども達が合奏だけでなく劇やそれに必要な道具作りなどみんなで考えて、いつものように楽しみながら創りあげられるよう援助していきたいと思います。
今日の給食は、胚芽米、コロッケ、高野豆腐の煮物、春雨サラダの胡麻マヨサラダ、りんごです。
2023年1月12日 木曜日
今日も園庭には、羽子板やこまなどお正月遊びのコーナーが出ていました。この時期だけの遊びに子ども達は、興味を持ち、次々と集まってきます。羽根つきやこま回しなど大人でもなかなか難しい遊びですが、子ども達は、何でもやってみせるいつもの精神で教師のしている様子を観察し、教わりながらいつの間にかコツを掴んでいきます。羽根つきは、1人で数を数えながら何回つけるか挑戦する子や友達とラリーを楽しむ子もいます。
すみれ組のRくんは、羽子板を2つ持って歩いていました。そして近くにいた教師を見つけると、1つ渡してラリーに誘ったのです。飛んでくる羽根の動きの予測が難しく、ラリーがなかなか続きません。しかし、諦めることなく、何度もやっているうちに少しずつ飛んでいく羽根の距離が伸びて羽子板の近くまで飛ぶようになってきました。教師にその度に「おしい!」「もう少し!」と励まされて頑張ります。やっと羽根を返せた時のRくんの嬉しそうな顔は今にもとろけそうでした。
一方、こま回しでは、何人もの子どもが集まって教師から直接コツを教えてもらい、紐をきつくギュッギュッと巻いていき、その紐を引っ張って回すのですが、なかなかうまくいきません。何度も何度も挑戦してきましたが今日は回すことが出来ませんでした。あともう少し!明日も頑張るそうです。
昨日の鏡開きに続いて、今日は「揚げ餅」を頂きました。昨日は「おしるこ」と「焼き餅」と「あんころ餅」を頂きましたが、今日、昼食時、昨日の鏡もちは揚げ餅にしていただけることになり、古森先生の放送を聞いた子ども達は、喜びを身体いっぱいで表現していました。大声を出さないという約束を守りながら喜びを表現する子ども達に私もとても嬉しくなりました。そして、調理師さんが持ってきてくれた揚げ餅を目の前にすると白くてふわふわ雲のように膨らんだ昨日とは違うお餅に「…?」と不思議そうな顔をしていましたが、口に入れると「カリッカリッ」と音がして「ん〜!」「音がする!」と音を楽しみながら食べていました。そしてもうひとつ、昨日甘いあま〜いあんこを沢山食べてすっかり忘れていた秋から作っていた干し柿も今日頂けることになりました。柔らかくて自然の甘みの干し柿、「あま〜い!」「また食べれるなんて嬉しい!」とすぐに食べてしまわないように「もったいない」と言って少しずつ食べている子もいました。中にはおかわりをどうしても欲しいと残った干し柿を分け合って食べる子もいました。りす組のHくんは、今まで食べなかった干し柿ですが、みんながあまりに美味しそうに食べるので初めて挑戦して、ちょびっとかじってみると「あまいね〜」「うま、うま!」とニコニコ、嬉しさのあまり身体を揺らしながら食べていました。
周囲の友達に刺激を受け、色んなことを経験しながら育っていく子ども達の成長は嬉しいものです。これからも子ども1人ひとりがそれぞれの環境に育っていく姿を見守り、楽しんでいきたいと思います。
2023年1月11日 水曜日
「今日はおしるこの日でしょ!!」と年少児。「いえいえ違います!!今日は鏡開きの日です。」と訂正しましたが…。実は教師もおしるこが楽しみな日なのです。
『鏡開きとは?』と教師も首をかしげていましたが、今日、園長が子ども達に話してくれました。
鏡もちに神様がいることは知っている子ども達、鏡開きはお正月の間、鏡もちに宿り、みんなのことを守ってくれた神様を鏡もちを開いてお送りし、その力が宿った鏡もちを食べる事でみんなが元気になるのです。そんな話を子どもたちは目をキラキラさせてうなづいていました。「おしるこの日!」と言っていた年少児もただのおしるこではないことを知り、「鏡開きの日」「神様を送る日!」と少しわかったようでした。三葉では鏡開きは、みんなの先生が参加します。一つの丸いおもちが二つになり、「さくら組もください。」「ちゅうりっぷ組も!」と四つになり、八つになり「まだまだ割れるよ!」と各クラス代表の幼児も前に出てみんなで割っていきました。
ここまでが鏡開きの話ですが、鏡開きの日が鏡開きだけで終わらないのが三葉幼稚園!!園長の「焼きもちもおいしいよね!バットにおもちを広げてかためて、切ったら切り餅ができて、炭で焼いたら美味しいのよ。」という話にのっかり、「それ、やりましょう!!」と教師一同!!追加のお餅をつき、炭を集め、教師がウキウキワクワク楽しんでいると、子ども達も寄ってきて「何をするの?」と興味津々!!お餅を炭火で焼くまでの過程でも火をつける、炭を起こす、燃やす、焼く等々、それぞれの所で気付きがあり、科学があり、生きる力を学びました。
ついたお餅をバットに広げる吉本先生が「古森先生の様に上手に広がらないのよね。」と言いながら、広げても、広げてもまるで生きているように戻ってくるお餅に悪戦苦闘。弾力のあるお餅対吉本先生の戦いを子ども達が面白がって何やらチャチャを入れながら熱い視線を送っていました。
そして、一日おいたお餅を薄く切っていた今岡先生が、今度は包丁にくっつくお餅に悪戦苦闘。古森先生から「包丁を濡らすといいよ。濡れた布巾を持って来て。」と救いの声を掛けるとスイスイ切れるようになり、子ども達も「なるほど」とここでも目をキラキラさせていました。
また、お餅を焼く為に炭に火をつけていると、「火を起こすよ。」と言ってうちわで仰ぐとバチバチと真っ赤になる炭に「起きているー。」と注目し、お餅を網に乗せて焼きながら「焼きもちができるよ~!」とお餅が膨らむ瞬間を楽しみました。その形はまるで「ほっぺが膨らんでるみたい!」と言葉の由来も知りました。
焼きもちにちょっぴりお醤油をつけて口に入れると「うま!」おしるこを食べて「おいしい!」、あんころ餅を食べて「さいこ~!」ちなみに明日あげ餅も食べれるようです。
鏡餅に神様が宿るとありますが、ここで言う神様とは自然の中に宿る不思議(科学)なのです。自然の神様に感謝し、自然を大切に思い、素直な気持ちで今を楽しむことで幸せになれると思える1日となりました。年の初めに鏡餅の神様パワーをもらった子ども達!今年も元気いっぱい遊び、発表会に向けても頑張るぞー!と張り切っています。今年度残り3カ月子ども達に負けないよう教師も目をキラキラさせて遊び、笑い合い、楽しみたいと思います。今年もよろしくお願い致します。
2023年1月10日 火曜日
今日から3学期が始まりました。冬休み中、預かり保育を利用していなかった子どもたちも久しぶりの幼稚園に嬉しそうに登園してくると、すぐに荷物を片付けて、一目散に遊びに行っていました。戸外では、久しぶりに会った友達や教師とこままわしや羽根つきなどの正月遊びをしたり、サッカーをしたり身体をたくさん動かして遊んでいました。正月遊びでは、こまが上手くまわらず何度も挑戦している子、友達と羽根をつきあっている子など子どもなりに楽しんで遊んでいました。明日からもみんなでこの季節ならではの遊びを楽しんでいきたいと思います。
たくさん遊んだ後は、3学期の始園式がありました。今回もコロナの収束がみえず、県内の感染者も増えていることから、園庭で始園式を行うことになりました。始園式では、古森先生から「門松を飾るとよくないものが門から入らないで、よいものが入ってきてくれるんだよ。」と門松について話してもらいました。また、「3学期はみんな大きい組さんになる準備をするときなんだよ。」と話してもらって張り切っている子どもたちに年長さんは小学生に向けて、年中・年少・プレ年少は大きい組さんになることを意識して活動できるよう援助していきたいと思います。たんぽぽ組のRちゃんは、始園式での話を聞いて、「お姉ちゃんになるけん、自分でする!」と言って、何でも自分でしようとする姿が見られました。満3歳児のたんぽぽさんですが、すみれさんやひまわりさんなど年少さんのようなかっこいいお兄ちゃん・お姉ちゃんになれるように元気いっぱい遊んで、仲良しのお友達をたくさん作れるようにしたいと思います。
明日はお正月の間飾っていた鏡もちの鏡開きです。そのおもちを美味しいおしるこにして食べることを聞いて、みんなとても楽しみにしています。
2023年1月8日 日曜日
あけましておめでとうございます。年末年始の休みが明け、ひよこ組の子ども達も4日から元気いっぱい登園しています。昨年末からの幼稚園に戻っての生活にも慣れ、時に幼稚園児や幼稚園の先生たちがすぐそこにいることに刺激を受けながら過ごしています。
今週は天気にも恵まれ、テラスはポカポカ。外に行きたいなーと見ると園庭は幼稚園児でいっぱい。「砂場で遊びたいなー。」と幼稚園の先生たちに声をかけると快く「いいよー。」とすぐに返事が返ってきました。早速砂場へ行こうとすると、「どこ行くん?」「一緒に行こうか?」と気にしてくれたり「ひよこさん来たよー。」と砂場にいるお友達に声をかけ、遊ぶ場所を空けてくれたり、遊ぎ場にいてはできない幼稚園児たちとの関わりに、ほほえましく嬉しい気持ちになりました。
2日、3日と過去最高のコロナ感染者が報じられると、できるだけ室内ではなく戸外で過ごせるようにと、古森先生が人工芝を持ってきて環境を作り始めると、それに気付いた幼稚園の先生たちが手伝ってひよこ組の遊び場を作ってくれました。そこに巧技台やトランポリン、ジャングルジムなどが次々に置かれていくのを見ながら、子ども達は早く遊びたい!とウズウズしていると幼稚園の先生が「手伝って~。」と声をかけると「よいしょ、よいしょ。」と一緒にトランポリンを運び始めました。「いいよ~、あそぼ~。」と声をかけると、待ってました!とばかりにそれぞれが思い思いの場所で遊び始めました。れもん組の子ども達にはジャングルジムのブランコが大人気です。一人が乗っていると数人がじーっと側に立って見つめて『乗りたい、乗りたい…』とアピールします。」無理矢理乗ろうとしたり押しのけようとしたりせず、保育教諭と一緒に「かーわって!」と言える子もいます。ブランコ横に並べたベンチに座り、順番待ちをする姿がとてもかわいらいしかったです。
たくさん遊んで給食をお腹いっぱい食べ、さてお昼寝、と思ったのですがせっかくの遊び場でもうひと遊び!とみんなで部屋を飛び出しました。ポカポカテラスでブロック遊びをしたり、人工芝を端から端まで走ったり、トランポリンに気持ち良さそうに寝転んだり、のびのびと遊びを楽しむ表情を見ることができました。
コロナ感染者が増え続ける中、私たち保育教諭はより一層気を引き締めて日々の保育の在り方を考えていかなければいけません。密にならないような環境や遊びの工夫、園庭やさんさんらんどでの自然とのかかわりなど、1つ1つを改めて意識し、確認しながら保育していこうと思います。今年もよろしくお願いいいたします。
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