2022年12月25日 日曜日
19日月曜日、バスに乗って幼稚園におもちつきを見に行きました。なかなか乗ることのない園バス。乗るのは少しの時間ですが嬉しそうに乗る子もいれば、初めての子はちょっぴり不安な子もいます。短い時間のバス移動ですが、「バスに乗って」を歌いながらほんの少しの時間も楽しみました。
園に到着すると、もうすでにもち米も蒸されていて、いい匂いが漂っていました。「なんかいい匂いするね!」「何かな?」と話しかけながら近くまで行き、柵越しにかまどの火がしっかり見える位置で立ち止まると、子ども達はパチパチと木が燃える音と共にあがる、赤い炎そして、もくもくと高く上がる湯気を追いかけるように空を見上げました。「パチパチと音が聞こえるね~」と話しかけながら火を見ていると突然拍手を始めたMちゃん。パチパチ=拍手と捉えたようで、思わず笑ってしまいました。
そうこうしてるうちに、もち米が蒸しあがってきました。幼稚園の先生たちが柵の近くまで臼を運んでくれて、より近くでおもちつきの様子を見せてくれました。まずは「ギュッギュ」と杵で押しつぶす様子を見ながら、同じような動きをしようとする子ども達。ぺったんぺったんと、おもちつきがリズムよく始まると、掛け声に合わせるように子ども達も片手を高く上げて振り下ろしていました。一緒におもちつきしているかのような仕草はとても可愛かったです。
おもちつきを見た後、古森先生がつきたての柔らかいお餅を持ってきてくれたので、テラスに座ってみんなで少しずつ分けて食べました。今日のおもちは園児たちが掘ったさつま芋が入っていて、とても柔らかくおいしいおもちだったので、食べ終わった子ども達はもっと欲しいと手を出して「おかわり」アピールしている子もいました。今回のおもちは幼稚園の先生がついて、丸めていただいたおもち。年明けに第2回のおもちつきが開催されるとのことなので、その際には保育園も仲間に入れてもらって、保育園の子ども達に応援してもらいながら、私たちでついたおもちを食べさせてあげたいな・・・と、思っています。
21日水曜日、幼稚園が冬休みになったということもあり、保育園の全クラスが幼稚園に戻って保育することになりました。
もも組も久しぶりの保育室に戻って、今までと違った環境にもしっかり順応して遊んでいました。
もも組の部屋は必ずみんなの先生が通るところにあるため、子ども達は「おかえりなさい」「ひさしぶり」と色々な先生に声をかけてもらえる環境です。幼稚園の先生が部屋の前を通ると、自然と足が止まるようで、部屋の中を覗きながら「かわいい~~」「いやされる~~」と目尻も下がってほほえましく見守ってくれます。涙が出ている子がいれば、抱っこしてくれたりギュッと抱きしめてくれたり、子ども達も可愛がってもらえることを分かっているのかな~なんて思うこともたびたび。起きている時間だけでなくお昼寝中でもこっそり寝顔を見に来る先生もいます。保育教諭だけでなく幼稚園の先生達にもこんなに大切にされ見守ってもらってる子ども達。この子ども達の笑顔を絶やさないようにこれからも人と人との関わりを大切にしていきたいと改めて思いました。
2022年12月20日 火曜日
朝バス登園をしてきたぱんだ組のHくんは、荷物を片付けると一目散に砂場に行きスコップとすのこを持って来ると壁に立てかけて水路を作り始めました。メインの水路の横にも砂で山を作ってパイプを置きましたが、作った山のてっぺんではなく斜面側に設置をしていたので「1番高い所に置かないの?」と聞いてみると「こうやって斜めにして置かないと水が出ていってしまうんよ」と言いました。そして、メインの水路の上に短いパイプを置くと水を流し始めました。すると、先程斜面に傾けて置いたパイプの中に勢いよく水が流れていってもこぼれないようになっていました。水を流し終えたHくんは「ほらこぼれなかったでしょ」ととても満足そうに言っていました。水を流す前からこぼれてしまうことや、そうならないように事前に考えていた事に驚きました。今日は終園式があるので早めの片付けになってしまい、Hくんは「もっといっぱいしたかったのに~」ととても残念そうにしていました。「3学期にまた作ろう」と声を掛けると「もっと沢山作って遊べるように考えてくる」と楽しみにしていました。
朝は曇っていて寒かったのですが、終園式で子ども達が園庭に集まる頃には、雲はなく青空になって太陽の日差しがまぶしい位照ってポカポカと暖かくなっていました。
終園式では古森先生が鏡もちの由来などの話をしていただきました。こんぶ=よろこぶ、ウラジロ=表は緑で、裏は白く裏表のない心、だいだい=おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、自分達が幸せに暮らせるようになど教えてもらうと、へ~そうなんだと興味深気に聞き入っていました。年が開けて1月の16日頃に鏡開きをしておしるこを食べようねと古森先生が話をすると「ヤッター」と喜んでいました。
降園前には11月に作った干し柿をみんなで食べました。この干し柿ですが、本当は吊した縄をくるくると回しながら、まんべんなく太陽の光が当たるようにしなければいけなかったのですが、すっかり教師が忘れてしまい黒っぽくなった柿や、まだオレンジ色の柿など出来上がりが様々になってしまいました。そんな干し柿ですが、一口食べて見ると、子ども達はニッコリ!!「あま~い」「全然渋くない」と顔を見合わせながら自然と笑顔になっていました。それもそのはずです。干し柿を作った時に渋い柿を味わっていたのですから。こんなに甘く変身していることに「太陽のパワーってすごいね!」「美味しくしてくれるパワーもあるんやね!」と太陽パワーに驚いていました。まだ出来上がっていない干し柿はお正月を越して、美味しくなった時に食べられることを楽しみにしている子ども達です。
3学期には、第2回お餅つき、発表会などの行事もあります。子ども達と一緒に楽しみながら沢山の経験をしていきたいと思います。今年の幼稚園の日記は本日でおしまいです。皆様どうぞよいお年をお迎えください。来年もよろしくお願い致します。
2022年12月19日 月曜日
今月に入って県内のコロナ感染者が続々と増え始め、園内こそ大流行することはないものの、ちらほらと数件ずつ園にも連絡が入ることが増えてきました。感染者急増のため「やめます!」と言うのはたやすいのですが、三葉幼稚園の考え方は違います。“子ども達の健康と安全、そして楽しい幼稚園生活を送るためにはどうすればいいか?”を考えます。
園長を始め職員で話し合った結果、今回のおもちつきは毎年お手伝いを頼む外部の方たちを呼ばず、園内で、子どもと私たちだけでしよう、ということになりました。そして、お正月があけて県内の感染が落ち着いてきた頃にいつものように盛大におもちつきをする!ということに決まりました。・・・と、いうことは?!今年はなんと!二回もおもちつきができるってこと?!それを聞いた子ども達、「いえ~い!!らっき~!!」小躍りで喜んでいました。
先週末、「月曜日は~?」と聞くと「おもちつき!」「古森先生がころころする?って言ってたよ!」「したいしたい!」「しかもおもちにお芋入れるんだって!」「みんなが掘ったやつ~?!すご~い!!」と楽しみに帰った子ども達でしたが、今日は登園するなり教師が準備する様子を嬉しそうに眺めたり、話しかけたりしながら今か今かとその時が来るのを待っていました。
羽釜からもくもくと湯気が上がってくると、風向きによってはお米が蒸されるいい匂いがしてきます。湯気はあっちに向いて行ってるのにくんくんとどうにか匂おうと鼻を動かす子ども達がかわいくて笑ってしまいました。
そんなことをしていると古森先生が“どうして火が燃えるのか知ってる?”と近くにいた年長児に話をしてくれました。かまどの火がごうごうと燃える様子を見ながら頭にイメージを浮かべて聞く姿が見られました。かまどに入れる木をみっちり詰めて入れても空気の通り道がなくなると燃えないこと、木を組んで空気が上手に通るように火の中に入れないといけないんだよ、とKちゃんやSくん、Hちゃん達の手を使って説明してくれました。おもちつきだからといっておもちつきだけで終わらない、いろんなことに派生していくのが三葉流です。
最初のもち米が蒸しあがってまずは「鏡餅」作りです♪お正月の間、幼稚園と三葉っ子たちを守ってくれる大事な鏡餅です。「ぺったん!」「よいしょ!」と教師が杵を振り下ろすたびに声があちこちで上がります。その声がだんだん一つになり「よいしょ~!」の大合唱!澄んだ空から光が差し込んできてなんとも気持ちの良い光景でした。ついたおもちをもろ蓋に入れると古森先生がすかさずそれを二つに分けてくれてしゅしゅしゅしゅ~っと丸い形にしてくれました。「すごいすご~い!」と喜ぶ子ども達。湯気が出ているほかほかの鏡餅なんて見る機会はめったにありません!「おもちがぷるぷるしとる・・・!」Aちゃんがつぶやいていました。
次は、自分達の番!つきたてほやほやの大きなおもちを古森先生がちぎってくれてみんなに渡してくれます。この“ちぎる”が難しいのです!右手の親指と人差し指でむにっと丸い形を作りちぎるのですが、「芋餅は柔らかくてちぎりやすいのよ」と言われましたが私は上手にできず、そっと古森先生に返しました。他の先生は上手にできていました。(笑)
ほかほかのおもちは本当に柔らかくて気持ちよくてずっと触っていたい気持ちになります。「うわ~!」と嬉しそうになでなでする子どもの姿がたくさん見られました。泥団子づくり名人たちが「くるくるくる~ぺったんぺったんぺったんこ♪」とおもちを丸めて自分の小皿に入れます。それを持ってブルーシートに移動してつきたて丸めたてのおもちをおやつに頂きます!宝物を見るようなキラキラの目をしながら胸に抱えて大事に大事に運びました。ほんわかあたたかいおもちは柔らかくとても甘いのです。「見て~!」と呼ばれて振り返るとびよ~んと伸びたおもちをぱくっと食べる子どもが何人もいました。みんなかわいい笑顔で食べて見せてくれるのでこちらまで嬉しい気持ちになります。そんなことをして笑いながら食べていると「あらお化粧してる子がいるの?お口の周りが粉だらけよ~ふふふ」と古森先生がにこにこ見に来てくれました。らいおん組のKくんがぱたぱたとお化粧する振りをしました。隣を見るとAちゃんのお顔はきなこでいっぱい!二人が顔を見合わせて笑っていました。かわいい瞬間でした。
たんぽぽさんから年長までみんな自分で丸めて自分で頂くことができました。一通り子ども達が丸めて食べ終わると、再び柵の周りに子ども達が集まってきました。すると張り切っちゃうのが三葉の教師集団。「よ~し、先生頑張っちゃおうかな~」と言うと「やったー頑張れ!頑張れ~!」と喜んで応援してくれます。今日は気心が知れた仲間内でのおもちつきだったからか、普段は役員さんやお手伝いの方にお願いする作業も「練習してみよっかな?」と私たちも気軽に参加することができました。丸めるためにちぎったり、手水をしたり、杵でついたり、こうかな?ああかな?とできる先生達に聞きながら楽しんでやっていました。それを楽しそうに応援してくれるのがとても良い雰囲気です。たま~に私たちがつまみ食いをすると「ずる~い!」「おもち泥棒!」とけらけら笑って指摘します。よもぎ餅のおすそわけをもらって満足そうにしていました。
年長児はクラスでじゃんけんやら立候補やらで数名ずつ代表を決めて、おもちをつかしてもらいました。今回はつく予定はなかったので子ども用の杵を出していませんでした。大人用の杵でしたが力強く杵を持ってつく友達を「よいしょよいしょ」と応援しました。
全部つき終わってみんなで集まっておもちつき楽しかったね~と話しました。「おもちつき大成功~!」と自然と拍手が沸く様子に三葉っ子のノリの良さがうかがえます。
給食の時間、おもちをおいしく頂いていると「みんな~雪が降ってきたよ~!」と古森先生が放送で教えてくれました。「みんなのおもちつきが終わるまで雪は待ってくれてたんだね。」とCちゃんがつぶやきました。それを聞いて「空、ありがとう♪」と空に向かって叫んでいました。
今年の三葉っ子の“楽しさ”や“喜び”を見つける力はすごい!例年「あ~疲れた!」の気持ちがちょっぴり残るもちつきが、なんとも楽しいおもちつきになったのは子ども達が盛り上げてくれたからだと思います。運動会は3回したし、おもちつきは2回できるし、ラッキ~☆とるんるんの子ども達。運動会とおもちつきを何度もする幼稚園はうち以外他に無いだろう!と先生たちで話して笑いました。年長児たちが「丸めたし、先生たちぺったんするの見れたし、頑張れ頑張れしたし、幸せ♪」と言ってくれました。その言葉を聞いて私たちも幸せな気持ちになりました。み~んなありがとう。
2022年12月18日 日曜日
先週の幼稚園のお楽しみ会でのこと・・・ひよこ組が生活しているゆうぎ場に年長さんが写真撮影に来て空に向かって「サンタさ~ん」と何度も呼んでいました。さんさんらんどのタワーの上からサンタさんが現れ手を振っていたのです。「サンタさんが来ているよ!」と年長さんから教えてもらい、みかん組の子ども達もテラスへ出てサンタさんを見る事ができました。1歳児ですので言葉にしてはっきり伝えられないのですが、子ども達は「さん!」や「タンタたん!」と大喜びで手を振っていました。サンタさんが帰った後もほんの少し開いている窓とテントの間から小さな体をもっと小さくして「おらん!」とサンタさんを探している子ども達の姿が見られ、とっても可愛く、良い経験が出来たと心から思いました。また、玄関前にあるクリスマスツリーが大人気で「キラキラ!」と言いながら優しくそっと触るなど、興味津々です。まだ分からない事が多い子ども達ですが、保育教諭の伝え方次第で理解したり興味を持ったりして分かるようになる大事な時期なので、もっともっとたくさんの経験をさせてあげたいと思います。
12日には幼稚園で避難訓練がありました。ガタガタ揺れたら頭を隠して小さくなる事。防災頭巾はみんなの大事な頭を守ってくれる事を分かりやすく伝えてから防災頭巾を被ってみると、どの子も嫌がる事なく、しっかりと被る事が出来ました。その姿を友達と見合って笑い合ったり、脱げてしまった頭巾を一生懸命被ろうと、子どもなりに理解している様子で嬉しくなりました。そして、幼稚園に消防車が来ているという事で、みんなが大好きなバスに乗って消防車を見に行きました。運動会、お楽しみ会と園バスに乗る機会があった事でバスにもすっかり慣れっこです。時間的には1分程度で到着してしまいますが、子ども達はバスも大好きで大喜びで乗っていました。園に着くとすぐに大きくて赤い消防車が見え、子ども達はさらに大喜びで「しょうぼうしゃ!」とバスの中から大騒ぎしていました。バスを降りても目線は大きな消防車から離さず歩いている子ども達に「連れて来てよかった~」と嬉しくなりました。近くまで行って見せてもらい大きなタイヤ、自動車の中に入っているホースなどをじっと珍しそうに見ていました。遠くから走っている消防車は見た事はあっても、停まっていて間近に見たり触ったり出来る事はあまりないので子ども達にとって心に残る経験になった事と思います。
今週に入り、日中も気温の低い日が多くなってきましたが、子どもは風の子。とても元気に走り回っています。今年も後2週間。私達も寒さに負けず、子ども達と一緒に走り回って楽しく過ごしていこうと思います。
2022年12月16日 金曜日
今日も冷たい朝となりましたが、三葉っ子たちは「寒い!冷たい~!」と言って泣いたり部屋にこもったりしている子は見当たりません。寒い時はとにかく体を動かして遊ぶ!長縄跳び、サッカー、鬼ごっこ・・・・その時その時の自然に合わせて楽しく遊ぶのが三葉っ子達です。
そんななか、砂場の方から「わ~!すご~い!賢いね~!」というT先生の声が聞こえてきました。急いで行ってみると・・・・・驚きました。砂場でプールを作ろうと思ったりす組のK君とE君は、ホースをスコップの持ち手の穴に通すとその3本のスコップをまるで稲木のように絶妙なバランスで立てているのです。T先生の話によると始め2本で立てようとしたけれどすぐ倒れるのでE君が支えていましたが、もう1本をホースに通し3本のスコップを立てる位置を考え、少しずつ場所を変えていきながら絶妙なバランスとなったようです。又、そこに水を流す時も次々と水が流せる様、次のことを考えて2つのジョウロに水を入れて準備していることにも驚きました。その様子をずっと見ていたらいおん組のY君は「ワ~!すご~い!カッケ~(カッコイ!)」と絶賛し、次々と先生を呼びに行きました。一方、その反対側で遊んでいる年中さんたちを見て又、驚きました!!
こちらでもすごい装置が出来上がっているではありませんか。砂山とパイプを使って段差をつけ、上から下に水が流れる装置です。上のパイプから下のパイプにうまく水が流れ落ちるように調節していました。ぱんだ組のH君、S君たちを中心にTちゃん、Mちゃんたちも集まって来てその装置を使って水を流し、そこに池が出来上がっていました。2つの穴に水が溜まっているのを見て「メガネ池だよ!」と教えてくれました。次々と教師たちを驚かせて感動させる三葉っ子たちの発想力!感性!「原始時代から人間はこうして自分たちの経験から知恵と技術を身に付けてきたんだね。この子ども達を見ていると本当にそう思うね」と子どもたちの遊んでいる様子を見ながら園長とそこにいた教師たち達は話し、その場は温かく、やっぱり自慢の三葉っ子たちだと感心させられました。これも夏のピタゴラ水遊びや雨水あそびの経験がこんな風にその時、その場の遊びで生かされているのだとこの子どもたちの姿を見て改めて環境からの遊びがすべて学びになっていることを教師たちで確認し合いました。
さて、先生たちが大喜びしているそばで、先ほどの宣伝部長のらいおん組のY君は砂場の片隅で何やら実験を始めていました。見ると小さなスコップを3本持ってきて年中さんたちはどんな風にして立てたんだろうと研究していたのです。見ていたT先生に様子を聞きながら自分でも試してみようと思ったようです。
どこまでもどこまでも広がっていく子どもたちの発想に日々驚く幸せな教師たちです。
幼児たちの遊びは試行錯誤しながら次々と柔軟に思いを達成していく過程のなかで発達し続けていくことをしみじみ感じる今日この頃です。
完成したおもちゃではなく自ら考えたりやってみたり、柔軟に変化や進化させていける材料で遊び込む子どもの姿を 根気よく見守る事の大切さを実感しています。
2022年12月15日 木曜日
昨日年中児は、園長から「さんさんらんどにたき火の歌に出てくるサザンカが咲いているよ!」と言うことを教えてもらい、さんさんらんどに行きました。行く途中も「たき火」の歌を歌いながらルンルンの子どもたちの姿がとってもかわいかったです。さんさんらんどに着き、「どこかな〜」と探していると1番上にある長い滑り台にそって薄ピンクのかわいい花が咲いていました。それを見つけた瞬間「かわいい!さくらみたい!ふわふわのお花だね」と子どもたちが口々に友達と話していました。落ちている花弁を見つけると、「いっぱい落ちているから持って帰ろう!」とうさぎ組のRちゃんはポケットから袋を出して拾っていました。
園に帰ると早速園長に報告です。拾った花弁を見せると、「いいにおいがするね」と香りをかいで教えてくれたり、たき火の歌のように「北風ぴぃぷう吹いてたでしょ?」と話してくれたりして、サザンカの花と歌詞のイメージがつながり、ますますこの歌が大好きになりました。年中児達は今日も寒い時期に咲く美しいサザンカの花に負けないように身体をいっぱい動かして遊んでいました。その話を聞いて今日は年少児がさんさんらんどにサザンカの花を見に行きました。「サザンカってどんな花なの??」と楽しみにしていた子どもたちは、初めてサザンカを見て、さくら組のRくんは「さくらと一緒の色やね!」と興味津々で「これがサザンカって言うんだね!」と初めて見たサザンカの花について嬉しそうに話していました。私も実は今までサザンカの花を実際に見たことがなかったのでその可憐な花に感動しました。
昨日、緑テントの下には座卓を組み合わした小さな舞台ができていました。年少児は自分達で作った野菜のお面をつけて、オペレッタや踊りを楽しんでいました。そして今日、昨日より大きな舞台ができ、舞台の周りには多くの子どもたちが集まってきました。年中さんの踊りやオペレッタにも、年長児や年少児も入っていき、踊っている年中さんを見様見真似で踊っている姿がありました。
さくら組のYくんは小さなヒーローの踊りが大好きで、昨日はままごとコーナーで遊んでいたのですが、曲が流れると目を輝かせてままごとコーナーで踊っていました。今日も砂場で遊んでいて、曲が流れるとすぐに舞台に駆けつけて、またまた目を輝かせて踊っていました。降園前にみんなに踊りとオペレッタどっちがいいか聞いてみると「ぼくは踊りがいい」「トマト姫がした〜い!」とやりたい役が決まっていて驚きました。今からオペレッタや踊りをすることを楽しみにしています。
2022年12月14日 水曜日
今朝の気温は10度(6時30分頃)、昨日に比べて暖かいはずなのに北風が吹いて、とても寒く感じました。特に風が通り抜ける包丁ままごとコーナ-では、子ども達の手が冷たくて震えながらしていました。それを見た園長先生が冬になると取り付ける風よけのビニールのカーテンを思い出し、年長さんと倉庫に取りに行き、テントに取り付け始めました。冷たい風は下から来るからとカーテンの下に隙間を作らなうよう地面に着けて、風の通り道を防ぎ、東側だけ開けて太陽が入るようにしてくれると、お日様の日が入り、暖かくなりました。そこで包丁ままごとのテーブルもお日様の方に向きかえると早速年中さん達がままごとを始めました。野菜の中から株を見つけると小さく切り、その形が[パンツ]になりました。そして同じかぶを使って今度は体とズボン、顔に目や口、首や手等を作りました。またかぼちゃを細く切って髪の毛にしていきました。パンツの上にはズボンを履かせました。ズボンをめくるとちゃんとパンツが出てくるようになりました。自分達で考えて、そこまで作っている年中児に驚きと成長を感じました。
またビニールのカーテンに色々な野菜の絵が描かれていることに気付いた年少3人組は、「あっ!きゅうり」「ピーマン」「にんじん」「たまねぎもある」と野菜のパーティーに重ね合わせて喜んでいました。包丁ままごとコーナーでよく遊んでいる子ども達は野菜の名前もよく知っていました。色々な環境にかかわって遊んでいる三葉っ子達は、物事をよく見ていて、経験し、沢山の知識を身に付けています。
またその近くの年長さんのペットボトルのお城付近では、「寒いねぇ」「あっ!寒いのにサンタさんマフラーしてないねぇ」とお城の近くにいる雪だるまさん達はマフラーをしているのに、一緒にいるサンタさんはマフラーをしていないことに気付いた年中のSちゃんと年少のKちゃんが「マフラー あるかなぁ?」と探していると、そこへ園長先生がマフラーを持ってやってきました。そのマフラーは昨年の年長さんが手作りして園長先生にプレゼントしたものでした。そのマフラーを受け取った2人は、サンタさんに巻いてあげました。こんなことに気付いて探してあげる優しい心が育っている事にもとても嬉しく思いました。
また一方、園庭の南側にある大きな銀杏の木の下では、銀杏の落ち葉のじゅうたんが出来ていました。それに気付いた年長さん達が「銀杏のパーティーしたいねぇ」「くまて ちょうだい」と言って始まった銀杏のパーティー!!銀杏の葉っぱを両手にいっぱい拾いあつめて空高く投げて、パラパラと舞い降りてくる落ち葉を楽しんでいました。それを見つけた年中・年少さんも入って一緒に楽しんでいました。しばらく楽しんだ後は、落ちている銀杏の葉を集めて、花束にし始めました。その一つを園長先生がサンタさんにプレゼントしているのを見た年長さんのT君もしたくなり、銀杏の落ち葉で花束を作ると雪だるまさんにも持たせてあげていました。すると今度はHちゃんもペンギンさんの手に入れてあげて、みんなで写真を撮りました。
こんなことに気付く三葉っ子達、外でいっぱい遊んで、色々な事を経験していることだとまたまた嬉しく思いました。実はこの後、黄色い耳付き帽子の子ども達(たんぽぽ黄組)が、すてきな銀杏の葉の花束を見つけ、こっそり持って行っていました。昼食前に覗きに行くとサンタさんも雪だるまさんもペンギンさんも誰も花束を持っていませんでした。幼稚園で一番小さなお友達のかわいいいたずらです。
コメント (「おもちつきぺったん」 ひよこもも組 福井弘美 はコメントを受け付けていません)