2022年11月29日 火曜日
昨日に引き続き、幼稚園はお店屋さんで大盛り上がり!昨日の後半、年長の保育室があるテラスでは窮屈になってきたことから園長と「明日は外でお店屋さんを開こうか?そうしたら密にならないよね!」と約束をしていた子どもたちは、今朝の雨模様をとても残念がっていました。そこで、園長に相談すると今日はホールにお店を構えてもいいよ、と了解を得ました!それを子どもたちに伝えると「やった~!」と大喜びでホールまで友達と協力しながらせっせとお店の商品や荷物を運び始めました。
そんな子どもたちを横目に、わたしは別件で園長に相談があり、事務所に行きました。実は、昨日のブログにもあったようにサプライズを考えていたのです。お店屋さんの閉店セール(お店屋さんごっこの最終日)にお父さん、お母さんを招待出来たらいいな、と子どもたちと話していました。その招待の手紙を私がパソコンで作って園長に見てもらおうとしていたのです。ですが、園長はそれを一目見て、一言。「年長さんだったら自分で書けないかしら?」その一言にハッとさせられました!確かに!!近頃、菅野先生のお習字が楽しくて仕方ない年長児たち。Aくんは、一文字書く度に「な~んか、だんだん上手になってきた~!!」と声をあげる程です!
また、せっかくここまで子どもたちの力で作ってきたお店屋さんを、私が手紙を書くのと、子どもが自分で書いて招待するのでは全く意味が変わってしまうのです。ふ~危なかった!と慌てて子どもたちの元へ行き、さっきあった出来事を子どもたちに話しました。
最初、話を聞きながら?が浮かんでいた子どもたちですが、“みずほ先生がお手紙を書いたら、みずほ先生が招待することになってしまう!(=お店屋さんはみずほ先生の物?!)”と気づきました!「だめ~!」「自分で書ける~!!」「お店は子どもたちの物だから自分で招待するの!!」とブーイングの嵐!!
「12月5日(月) 10時~11時30分」これだけは共通で書いていないと、お店が開いてない時に来たらかわいそうだからね、と約束をして、各々手紙を書き始めました。様子を見に来た園長に「お店のチラシとか招待状ってかわいい絵とか写真があるよ?みんなも描いていいよ!」と教わると色鉛筆をさっと取りに行き描いていました。「一人だけ来ていいよ。」「マスクをして消毒をしてきてね」「わたしのお店は〇〇屋さん。他のもいいけど、絶対ここには来てね」「これは本当の話よ」、子どもたちがいろんな言葉で書いた招待状です。どの子も嬉しそうに帰ったら見せる~と話していました。5日ということで急ではありますが、年長児の保護者の皆様、ご都合があいましたらぜひ子どもたちのお店屋さんにいらしてください♪
今日のお店のオープンは10:50。年長児がせっせと準備していると45分頃、ホールの入り口からひょっこり年少児たちが顔をのぞかせていました!待ちきれなくて階段下まで行列になっていたようです!早めのオープンで、お客さんが来てくれました。ちょっとずつ接客の仕方が上手になってきた年長児たち。小さい子たちの手をつないでお店を回ってくれたり、商品を見立ててくれたり、頼もしい姿が見られました。
レストランの子どもたちは、役割分担がふわふわしたままで、レジもキッチンも案内も全部やる!!という子が多く見られ、てんやわんやの状態でした。それを見た園長がアドバイスをくれました。「メルパルクのコックさんは~・・・」とお泊り保育で行ったメルパルクのコックさんのことを思い出させてくれました!カレンダーを自分の頭に巻いて友達と協力してコック帽を作りました。するとフライパンを振る姿も様になって見えます!コック帽をかぶって鼻高々に料理をしていたYくんの元へ、澤近先生がやってきました。「カレーをください!」「ちょっと待ってください!(お皿にカレーをよそう)」「いくらですか?」「う~ん、10円でいいです!」と話がはずんでいます。ですが、カレーは400円と決まっています。「ちが~う!!」と側にいたAちゃんがコック帽を脱いでレジで「400円です!!」としっかり澤近先生からお金をもらっていました。
明日から3日間は、人形劇やアイススケートがあるので、商品づくりを中心に、お店屋さんを進めていきます。今日、バスのおじちゃんにも招待状を渡した年長児たち。バスのおじちゃんは嬉しくて「呼ばれちゃったなぁ」と照れていました。みんなを幸せに、楽しませてくれるお店屋さんごっこです。
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