2022年11月24日 木曜日
先日、年長くま組のHちゃんのお家からいただいた渋柿を干し柿にするには少し早いと言うことで、乾燥しないよう濡れた紙で包み、涼しい所で保管し、時折霧吹きで水分をあげ今日まで保管していました。
そしてお休みの前の火曜日、年少さんがさんさんランドへ遊びに行った時に、隣りの幼稚園の果樹園に行き、渋柿を収穫しました。渋柿を知らない年少さんは手にすると「後で洗って食べるんよね」楽しみにしていました。「実はこれは渋柿と言って、このままでは食べられないんだよ」と話すと、「えっ!」と不思議そうな表情をしつつも大切に下のキャリーまで運んでくれました。
そして今日、干し柿作りをしようと朝から干し柿作りの準備が始まりました。涼しい所に置いていた頂き物の渋柿や火曜日に収穫した渋柿、そして形の違う甘柿、縄に吊るした柿等が用意されました。並んでいる柿を見て「何をするの?」と聞きながら干してある柿に手を伸ばして「とどかないねぇ」などと興味津々でした。
10時になると園庭に集まり、園長先生のお話が始まりました。形の違う2つの柿を見せ、丸いぽっい方が甘柿であること、先がとがっているようなのが渋柿であることや「渋いって?」ということで、辛いのはしょうが・唐辛子等、酸っぱいのはレモン・梅干し等、苦いのはゴーヤやビール、「渋いとは?」ということで、実際に皮をむいて、小さく3〜4mmに切った渋柿と同じ大きさに切った甘柿を食べ比べてみました。渋柿の時はみんな何も言わないで、変な顔になっていました。それに対して甘柿は、「あま〜い」とK君、「美味しい」Rちゃん、嬉しそうな顔で口々に食べた感想を言っていました。この渋柿に甘柿の幹を接木をすると渋柿ではなく甘柿になること、そして渋柿を甘くするには、自然とそのままで熟すのを待つ方法ともう一つは、お日様にあてて、お日様のパワーと渋柿の渋ちゃんが仲良くなる方法を教えてくれました。実際、火曜日に収穫した渋柿の中に熟熟した熟した柿があり、それを2人の先生が味を見てみると、とてもにこやかな顔で「甘~い!!」と言っていました。そんな様子をずっと創価学会の建物の屋上からじっと見ていたのは、やはりいつものカラス達です。隙あらばと獲物を狙っていました。
いよいよ渋柿の皮むきの始まりです。今日はクラスの先生達が前に出てきて、子ども達の前で皮むき競争をする事になりました。1番早くむけたO先生は、皮は小さく切れ切れで、柿にも皮が付いていました。そして長く皮をむくことが出来た3人の先生が前に出て比べっこをしました。皮を薄くむいていかないと長くならないことを園長先生が教えてくれました。皮をむき終えた柿は市販の紐につるすのではなく、みんなでなった縄につるしていきました。出来上がると大きな鍋を持って来て、蓋を開けると湯気が上がりました。そうお湯です‼皮をむきたての柿は、色々な人の手で触っているのでばい菌が付いているかもしれません。見ている子ども達もお風呂に入って、汚れやばい菌を落としてきれいになること、それと同じであることを教えてもらった子ども達は、お鍋のお風呂に柿をつけると「1,2,3,・・・・29,30」と数えます。お風呂に入ってきれいになった柿はすぐに風通しがよく、お日様パワーが届くところに干しました。
例年は年長さんも手伝って、皮をむいて干し柿を作りをするのですが、年長さんは今、お店屋さんのopenに向けて商品作りに大忙しなのです。そのお店は11月28日(月)にオープンします。レストランがあったり、お菓子屋さんには“ポッキー”や“ペロペロキャンディー”等があったり、銀行には通帳、カード、お金があり「お金を出しに来てください」と今から宣伝をしていました。その他にカバン屋やお洋服屋さん、おもちゃさん、お花屋さん、ケーキ屋さんなどがあることを話してくれて、準備に上がっていきました。教えてもらった年中・年少・プレさん達も「ケーキがほしい」「先生にもケーキあげるね」とオープンを楽しみにしていました。
残った渋柿は先生達でむいて、縄につるし、お風呂に入れると2階年長さんのテラスの所につるしました。「甘~くなぁれ」「みんなも黒くなると元気になるように渋柿も風とお日様パワーで黒くなったら甘くなって食べられるよ サンタさんが来る頃(お楽しみ会)にね」と話してくれました。「甘くな~れ!!」と子ども達はとても楽しみにしています。そしてむいた皮も今、中央棟2階のテラスに干しています。これも美味しい柿の皮チップスになります。お・た・の・し・み・に!
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