2022年11月15日 火曜日
①アンパンマン列車送迎編
今朝、子ども達が登園してくると、数人の教師達がいそいそと何やらバックに詰め込んで準備をしていました。子ども達は「何しているの?」「どこに行くの?」と興味津々!すると、A先生が「アンパンマン列車に行ってくるね!」と手を休めず答えました。すると、お留守番の子ども達が集まってきて「いいな〜行ってらっしゃい!」と笑顔で言いました。年少の時にアンパンマン列車のお見送りをしたことを覚えていたRちゃんは、「みんなでバイバイしたよね!」と楽しそうに話していました。そして、お留守番の年長児達が長いカレンダーに「いってらっしゃい」の文字を書き始めると、うさぎ組のMちゃん、Rちゃん、Oちゃん達が「私達もやる!」と言ってクレヨン、ハサミを持って急いでやってきました。包装紙を切って可愛いうさぎさんを作って大きな横断幕に貼ったりアンパンマン列車にちなんでアンパンマンの顔を描いて飾り付けをしたりする子もいました。そんなお兄ちゃん、お姉ちゃんの姿を見て、すみれ組の子ども達も自分でお見送りの準備を始めました。「たのしんでね」を「たもしんでね」と書いていたり、「いってらっしゃい」を「いってらさい」と書いていたりと可愛い文字間違いもありでとても微笑ましい場面です。
準備万端で団地の前の踏み切り前に急ぎます。もうすぐ松山駅発のアンパンマン列車がここを通るのです。着いて電車を待っている時からワクワクの子ども達。「まだかな〜まだかな〜」と言いながら踏切が鳴るたびに横断幕を上げたり手を振ったりと落ち着きません。すると、汽笛が鳴って電車が…来たー!!子ども達の前に来るとアンパンマン列車はとってもゆっくりで今にも止まりそうな位スピードを落としてくれ、乗っている1人1人の顔が見えるのです。「◯◯ちゃん見えた!」「おーいってしてくれた!」と大興奮です。いつ、どの時でもみんなでのお見送りが恒例になっている三葉幼稚園ですが、今日のアンパンマン列車のお見送りは特別です。その光景はとても温かく、電車に乗っている子も乗っていない子も笑顔で手を振っている姿を見て、やっぱりいいなと改めて感じました。
園内では、アンパンマン列車の興奮が収まらず、ダンボール電車が出現しました。1つだった車両はどんどん増えていき、いつのまにか6車両になりました。そこで教師が白線で線路をかくと、三葉幼稚園駅が出来ました。代わりばんこで車掌さん、お客さんが乗って仲良く順番に遊んでいました。待っている子、並んでいる子も、さっき自分達がお見送りしたように「バイバイ〜」「行ってらっしゃい!」と手を振っていてその姿も可愛いのです。自分達が経験したこと、見た物をすぐに遊びの中に取り入れるのは流石三葉っ子だなと思いました。
帰りの電車が踏切を通るのは16時頃です。お迎えも預かりの子ども達と一緒に踏切で今か今かと待っていました。すると、帰りもゆっくり電車が走ってくれたので「おかえりなさい!」とみんなで手を振ることが出来ました。離れた所にいても心は1つの子どもや教師。三葉ならではの光景だと嬉しく思いました。
②アンパンマン列車の旅~編
昨日から「明日はアンパンマン♪すご~く楽しみ♪」と言っていた子どもたちと保護者の方たちです。今朝は「9時集合」に遅れることなく😊晴れやかな表情で集まって来ました。お見送りに駆けつけてくれた園長が「ポンタ農園のところで幼稚園の皆と先生たちがお見送りにきてくれますよ~」と話すと「ワ~すごい!ほんとですか?」と大感激でした。
『松山駅を出発!』のベルが鳴りました。古森先生・長曽我部さんそして~なんと!JR四国の方たちが勢ぞろいでお見送りをしてくださったのです。あまりの大勢の駅員さんたちのお見送りに皆、びっくりしてしまい、思わず必死でみんなで手を振り返していました。
そしていよいよポンタ農園の近くの踏切だと思っていると急に列車のスピードがゆっくり、ゆっくり・・・になってきたのです。ふと見ると・・・「わ~!♪すごい!!幼稚園の皆がいる~いる!!いる!!」大勢です!みんなが手を振ってくれていました。なんとその中にアンパンマンも立っているではありませんか?(T先生が子どもたちと作った段ボール仮面をかぶっていたのです。)もうあまりの感動で胸がいっぱいになってしまいました。
こうしてアンパンマン列車は、幼稚園の子どもたちと先生たちの心と遠足に向かう子どもたちの夢と期待をますます膨らませながら波方駅に向かって行きました。
アンパンマン列車の中はどこもアンパンマンだらけ!♪アンパンマンの曲を聞きながら写真撮影をしたり、トロッコ列車の風邪を心地よく感じたりしながらの旅となりました。
波方公園までの距離は約3キロメートル!田んぼのあぜ道を歩きます。親子で手をつないで風を心地よく感じながら楽しく歩いていきました。たくさん歩いた後の手作りのお弁当はまた格別です。
公園の遊具でも三葉っ子たちはたくましく、頼もしい姿を見せていました。たんぽぽ組さん、年少さんたちでもどんどん上まで階段をのぼったりとちょっと大丈夫かなと思うロープもよじ登ったりゆっくり降りて来たり思い切り身体いっぱい動かして遊んでいました。いっぱい遊んだ後の帰り道も・・・なんだかとても楽しそうに歩いていました。友達同士で手をつないで次々と色々な歌を歌って楽しそうに歩くちゅうリっぷ組さんたち。♪本当に心が和みます。
そして・・アンパンマン列車での帰り道。思いもよらない嬉しい出来事がありました。なんと!三葉っ子たちと先生たちが帰りも同じ場所にお迎えに来てくれるというのです。富田先生から連絡をもらった後、ポンタ農園が近くなると皆窓にかじりついて今か今かと待っていました。すると・・・・・いました!いました。預かりの子たちと先生たちがまた大勢で迎えてくれています。「おかえりなさい~」「たのしかった?」のお迎えの幕に代わっていてこれまたビックリでした。「ばいきんまんがいる~!!」と年長のMちゃん!が教えてくれました。あっという間にみんなの中にばいきんまんがいることを見つけていたことに又ビックリしました。
本当に三葉幼稚園の「温かい仲間の心」は一つだな~と嬉しくなります。感動です。今日遠足に参加された保護者の方々も温かい人ばかり・・・・。みんなで助け合ったり譲りあったり、仲間として一緒に心から楽しんだ一日となりました。♪JR四国の 方に心から・・感謝です。
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