2022年11月14日 月曜日
昨晩のこと。明日に作品展を控え、作品展示の最終確認をしていると年長児のペットボトルのお城が崩れてきているのを園長が見つけ、すぐに修理が始まりました。学年を越えて色々な学年の教師が集まり、『明日は保護者に子ども達の素敵な作品を見てもらいたい!』と一生懸命に準備を進めてきました。
そして、今日。教師達の思いが通じたかのような晴天の秋空の下、令和4年度の作品展・バザーが開催されました。今年でコロナ禍での開催は3年目になりますが、コロナの感染者が増加傾向にあることも踏まえ、今年も人数と時間の制限を設けての開催となりました。
午前9:00。開門と同時に子ども達が保護者と一緒に笑顔でやってきました。まず始めに子ども達を迎えてくれたのは、正門に飾られたアーチです。先日のブログでも紹介されていましたが、素材は藁とペットボトル、落ち葉やまつぼっくり・・・。捨てられる物を利用したSDGsのアーチです。利用できる物を上手に使う三葉らしさのあるアーチでした。
そして、すぐ目に飛び込んできたのが、超大作の2メートルを超えるペットボトルのお城、年長の協同作品「夢のお城」です。1階テラスの一角にできた大きなお城に参会の保護者も釘付けで、「これを作るためのペットボトルだったんだ。」「年長さんってすごいねー♪」と感心されていました。年長児達の協力と今までに身に付けてきた技術と創造性等、全ての結晶で完成したお城ですが、このお城を作っている大量のペットボトルは年長児のみならず、年中や年少児等、色々な学年の子ども達が持って来てくれて出来上がったお城でもあったのです。
子ども達が見てもらいたいのは、やっぱり自分が作ったり描いたりした作品です。お父さんやお母さんの手を引いて作品の所まで連れていくと喜んで作品の説明をして、「上手にできてるね!」「頑張ってるね♪」と褒めてもらって、とても嬉しそうにしていました。そんな親子のやり取りを見て、私達教師もホッと温かい気持ちになりました。
子ども達の個人作品と共に、前述の年長児の協同制作「ペットボトルのお城」そして、年中児の「さんさんらんど」は子ども達の遊びの共同作品でした。木材で作った滑り台や廃材で作った遊具や果樹園を見て、「すごいね!」と感心してくださっていました。
年少児の集合作品「バナナの森にようこそ」は、子ども一人一人が廃材で作った動物がバナナを食べに来ています。自分が作った動物のことを一生懸命に説明しているのを保護者の皆さんが優しい眼差しで聞いてくださっているのが印象的でした。
プレ年少は「芋づる電車」を作りましたが、そこに一人ひとりが描いた可愛いお顔が乗っているのを見て、「これを作ったって言ってたんだね♪」と子どもの目線になって、作品を一緒に微笑ましく見てくださっていました。
園庭では先生達の手作り品が並ぶ「子どものお店」や手作りの芋アイスやみたらし団子が食べられる「喫茶」、調理師さんのお店や後援会のお店で賑わっていました。子どものお店は、子ども達が買い物をしやすい値段の物が多く、子ども達は何円使うかを決めて、自分で計算して買い物を楽しんでいました。
喫茶では天気が良かったこともあり、午後も大賑わいで芋アイスや手製のみたらし団子は追加する程で、「おいしーい!」「おかわりほしい!」とみんな笑顔で食べていました。
コロナ禍3年目の作品展は、子ども達がこれまでに体験してきた『嬉しい!楽しい!できた!』が作品にたくさん表現されていたように思います。こうした「今しかできない、今だからこそできる体験」は、保護者の皆様の理解や協力、子ども達のためにとしてくださる地域の方々のお陰だと感謝しています。本当にありがとうございました。
【作品展・バザーの落とし物】
お心当たりの方は事務所までご連絡ください。
2022年11月14日 月曜日
毎日の保育の中で、繰り返し絵本を楽しんだり玩具で遊んだり、そして遊んだものは片づけるなど、1日の流れの中で、自然と生活習慣も身につけていきます。そして遊びだけでなく、生活面でも、食事の準備やオムツ替えなど、生活の一部も日々、繰り返し行われています。そんな毎日の中で子ども達は保育教諭のことをよく見て、学んでいるのだなと日々感心する出来事があります。
遊びの中での1コマですが、Mちゃんは絵本を持つと床に座り、手を叩いたり、「しーーっ」と言いながら人差し指を口に当て、静かにしてというような仕草をして、絵本を誰かに見せるようにしていました。これは保育教諭が絵本を読む前にする「お約束」の流れなのです。ちゃんと友達のいる方へ絵本を向け、絵本が終わると「おしまい」と言って、深々と頭を下げていました。
またKくんは、オムツ替えをしている保育教諭の近くに置いてあるかごの中から、手袋を取り出し、自分の手にはめていました。右手が終わると次は左手。両手にしているときの様子は真剣そのもの!両手に手袋を装着するとにこっと笑って満足そうでした。その様子を見ていたSくんNくんもやってきて同じように手袋を装着。Nくんは手袋をすると、一緒に置いてあるチラシも広げて、引き出しからおしり拭きも持ってきて、自分の体をちょちょっと拭き、チラシに入れて丸めました。その様子が可愛くて、おかしくて保育教諭も大笑い!しっかりオムツ替えの様子まで見ていたのでしょう。忠実に再現されていました。
毎日の日課としている検温も、子ども達が自ら「ぴっ」と言いながら検温する保育教諭に近づいてくるのですが、記録を記入するのに、そっと置いておいた検温器が行方不明に!すると近くで「ぴっ」と音が鳴ります。Tくんがしっかり手に持ち、友達の検温をしてくれてました。本当はおでこに「ぴっ」なのですが、Tくんは近くにいたKくんに向けて計測。この行動にもほっこり笑顔が溢れました。
もも組は木曜日金曜日と二日間、以前少しの間、生活した、ちびっこハウスでの保育でした。前回のように環境が変わり、また不安になって涙が出てしまう子がいるかな?なんて心配していた保育教諭だったのですが、次々と登園してくる子ども達は笑顔で、そのまま外で遊んだり、室内で好きな遊びを見つけて遊び始めたり・・・「あら、平気なんだね!」と一安心。もしかしたら泣いてしまうかも!と思い込んでいたけれど、それは間違っていました。子ども達はしっかり成長していました。
さんさんらんどに行くのも、自分の足でしっかり歩いて行けます。気持ちが先に行き過ぎて転んでしまうこともありましたが、不思議と泣くこともなく、自分で立ち上がりまた歩き始めるのです。楽しいところに遊びに行くのに、泣いている場合じゃない!という子ども達の思いなのでしょうね!たくましさも感じました。
ひよこ組の中でも一番小さいクラスのもも組ですが、毎日の繰り返しの中で、見て学び、それをやってみようしていることに、とても成長を感じます。小さなことの積み重ねの一歩一歩が子ども達の成長となっていることを嬉しく思い、これからも見守っていきたいなと思いました。
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