2022年11月11日 金曜日
いよいよ明日は作品展!「あと何日で作品展?」「あと何回寝たら作品展なの?」と毎日のように聞いていたKちゃんが今日は、にやっと笑って「先生、明日やね。」とつぶやきました。
子どもたちは、自分の作品はもちろん、日ごとに素敵になっていく協同(共同・集合)作品を明日、お父さんお母さんに見てもらえることをとても楽しみにしています。
昨日のお昼に、園長が年長の協同作品「ペットボトルのお城」の前で何かしていました。その様子を青空教室で戸外にいたらいおん組の子たちが、「古森先生なにしよんやろ?」「見に行っていい?」と覗きに行くと、古森先生がお城の真ん中にくまちゃん人形を入れていました!そこで古森先生に「ずる~い!」と抗議に行くと「だって良いところに乗せてあげたいんだも~ん♪」という言葉が返ってきました。「そうやった!お城ができたらみんな作って乗せんといかんのよ~!!」と年長児は大慌て!「大変!大変!!」「ねぇ、お人形作った?」「早くごはん食べて作ろ~!!」とどこからともなく年長間に噂が回って、「え!どこどこ?」「うわ!本当や!」「かわいい!」と階段を上がったり降りたり代わる代わるお城のくまちゃんを見に行き、あっという間に、製作モードに切り替わりました。途中でお帰りの時間が来て、お人形を乗せるのは明日のお楽しみ~ということで今朝を迎えました。
今日の朝一番に園長が透明のプラスチックパックをいくつも持ってお城の元へ来てくれました。「窓がないって言ってたし~こんなのどうかな?と思って!」と、あのくまちゃんがちゃっかり座っているプラスチックパックを子どもたちに見せてくれると「それいい~!」とすぐにピンと来たようでお城のお部屋の増設が始まりました!
古森先生が大好きで仲良しのNちゃんは「古森先生(くまちゃん)の横、空いてるから誰か入れるけど?」と聞くや否や、さっと自分の人形を持ってきて「はい!わたし!!」とあっという間に自分の人形を乗せました。あまりの速さと要領の良さに周りで見ていた教師たちは大笑い!楽しい時間です。
“お城ができたら自分のお人形を乗せる”と聞いていたのでわたしたち教師は当然人型の人形を作るものだと勝手に思い込んでいたのですが、三葉っ子はやっぱりわたしたちの想像の上を超えていきます。「このくまちゃんが古森先生なんだって」と聞いたからなのか、Iくんが「できた!」と持ってきた人形には耳がついていました。「かわいいな、と思って♪」とにこにこ。次にMちゃんが持ってきた人形は全身まっかっかでわたしにはどう見ても足がたくさんついているように見えました。「Mちゃん、これって・・・?」と聞くと「うん。タコ!Mねタコになったんよ。」と一言。凝り固まった頭でなく柔軟に発想ができて面白いことを思ったように表現する子どもたちってうらやましいですね。
今日は、明日の作品展に向けてみんなの作品を見て回りました。年少児は、年中・年長児が作品と絵を飾っているホールに入ると目を丸くして驚いていました。走ったらいけない、触るのもいけない、と約束を聞いた年少さんは作品を見て回りながら、「先生こっち来て、これ見て!」「先生こっちも来て!すごい!!」と教師の手をひっぱりお兄ちゃん、お姉ちゃんたちの作品に夢中になっていました。ちゅうりっぷ組のHくんはらいおん組のMくんの作品「ちんあなご」が気になって気になって仕方ありません。触りたいけど、触ったらいけないし、気になるけど触れないし、とHくんは作品の前で座り込んでじ~っと見ていたそうです。
明日は先生たちや役員さんのお店もたくさん出ます。かわいい髪飾りや、キーホルダーがあるお店、みんなが掘ったさつま芋を使った「おいもアイス」がある喫茶、綿あめ、バルーン、くじ引き、ポテト!その言葉を聞くたびに目がきらっと光って前のめりになってくる子どもたちがとてもかわいらしかったです。
毎年思うのですが、特に今年の三葉っこたちの雰囲気はとてもよく、なんでも楽しい!やってみたい!うれしい!すごい!と物事をポジティブに良いように良いように捉えることができているように思います。なんでも楽しめる、自分で考えて生み出すことができる、三葉っ子の強みがぎゅっと集まったような作品展を明日はお楽しみください。
滞在時間や来園人数の制限がありますので、今一度案内状やお手紙を確認して頂いて、明日は感染対策を各々心がけてください。よろしくお願いいたします。
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