2022年11月9日 水曜日
今週月曜日、ちゅうりっぷ組の子ども達に「ちゅうりっぷ組の部屋には作品や絵を飾りまーす。」と伝えると「イェーイ!」と大喜び。どういうことかわかってないだろうな…。と思いながら、その日は降園しました。そして、翌日登園してきた子ども達は、目と口を大開きしてびっくり仰天!ロッカーは倒されて、その上は布が張られて、おもちゃの棚まで作品置き場になっていたのです。しばらくびっくりして、キョロキョロ見渡していましたが、「そうだ、作品を飾るんだった!」「作品展楽しみ~!」と言いながら外遊びを楽しみ、展示の部屋に戻って1日を過ごしました。そして、今日からは園庭の青空の下でテント生活をすることになりました。外でシールを貼ったり、食事をしたりすることを伝えると、またまた「イェーイ!」と何でも喜ぶところが三葉っ子!!今日は朝から園庭の1角をもらいそこを拠点にして過ごしました。迷っている友達がいると教え合い、狭ければ譲り合い、今しかできない生活を満喫していました。(思い返せば、4月に入園した時もコロナでテント生活をしたちゅうりっぷ組とさくら組、当時は泣いたり、迷子になったり、集まれなかったりだった子ども達が今では何をするのも「イェーイ!」と楽しみ、3歳児なりに自分達で助け合う姿に時には嬉しく、時には感動し、初めて3歳児を受け持った4月の戸惑いを思い出す度に、幼児の日毎の成長の速さに驚かされます。)
ちなみに園庭で生活していると、色々な遊びが見えてきます。年長さんのペットボトルのお城づくりでは日に日にペットボトルが積み重なり、ついに子どもの手が届かない高さになってきました。そこで、机を1台持ってきましたが、それだけでは足りず、自分たちで足場を探します。その様子を見た、園長が背の低い脚立を1脚、年長さんに貸し出してくれました。するとすかさず、ちょっぴり大人の仲間入りをしたような表情でK君が脚立に登りました。貸したものの倒れたらいけないと少しの不安があった教師達が、「あっ」と思った時には、なんとMちゃんが脚立を支えているではありませんか。どこで知ったのか、大人の対応に驚かされるとともに、子ども達がグルグル回転させながら、協同作品を作っていることに感心させられました。
その一方で、わらのコーナーではアーチ作りが始まっています。アーチ作りと言っても、これも遊びの延長です。昨日のブログでもあるように園長がきっかけを作ってくれたアーチ作り、昨日飾った本物のコスモスはやっぱり生き物で数時間で枯れてしまっていました。そこで年長さんが運動会で使ったペットボトルなるこをコスモスの花にアレンジすることにしました。動いたのは年中さん。年長さんのすべてに憧れを持つ年中さんは、ペットボトルを切り、色を塗るのも見ていたのでしょうね。上手に進めます。そして、他の教師の動きをよく見ていたKちゃんは太い縄作りにも挑戦します。そんな様子を見て「すごーい!」と言っている年少児やプレ年少児はそれをしっかり覚えていて挑戦しようとします。そして、色々な遊びの技術は引き継がれ、伝統となっているのだと気が付きました。
お弁当を準備していると、今度は役員さんが買い物したものを運んでくださっていました。「何してるんですか~?」と聞くと「ゲームの景品だよ。お金がいるからね。」と説明してくれました。園長からは「お金がいるらしいよ!お手伝いしてお小遣い貯めていてね。」と声を掛けてもらいました。また一つ作品展への楽しみが増えました。作品展まであと3日、とにかく頼もしい子ども達と作品展に向けての準備をしながら、今しかできない生活を楽しんでいきます。
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