幼稚園の日記(ブログ)

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2022年10月23日 日曜日

10月22(土)の今日、ひよこ組の運動会を行いました。コロナ禍により今年4月からみかん組・れもん組は屋外遊ぎ場での生活が始まりました。子ども達は登園すると心地よい環境の中、テラスで遊んだり戸外で遊んだりして春・夏を過ごしてきました。そのおかげで子ども達は健康で元気いっぱいになってきました。10月に入り幼稚園の運動会の練習が始まりました。踊りやかけっこの曲を聞きながら保育園の子ども達の運動会ではどんなことができるかと保育教諭もそれぞれ考え、案を出し合いました。子ども達の遊びの様子を見ながら「あれはどうか」「これはどうか」思いあぐねている間に遊びはどんどん変化していきました。そして、方向が決まると、気が付くと幼い子ども達に教師の思いを押し付け「違う」「それはダメ!」などと指示・指導が多くなっていて、園長から子どもに合わせて援助することを教わり、大いに反省することがあり、改めてプログラム編成をやり直すことになりました。子ども達が興味を持った遊びを運動会用に替えることで、生き生きと活動できるということも園長から教わり急遽、変更することになってしまい私達の大いに反省することとなりました。1・2歳児ができること、楽しんでいることなど遊びの様子を見て、内容を考えなければならないと、もう一度子どもたちの姿を見直すことから運動会準備が始まりました。そうしている間に幼稚園の運動会が終わり、いよいよ次は保育園の運動会です。園長に練習を見てもらった初日。園長は「うーん。」と言いながら子ども達の遊びや動きを見ていました。そしてバスケットゴールや玉入れのカゴ・タンブリンなど子ども達が興味を持って遊ぶだろうと思える道具を幼稚園の先生に指示をして出して、幼児の高さに合わせて調節してくれたのです。すると、子ども達は出してくれた物でどんどん遊び始めました。そしてその翌日、雨が降ったので会議室に行くと、またまた園長が大きなマット・大きなボール・バスケットゴール・小さなボール・トランポリンなどなど子どもが喜びそうな物をたくさん出してきてくれたのです。幼稚園にいるもも組が先に上がっていましたが、なぜか動きません。そこへバスで上がってきたれもん組・みかん組の子ども達が加わると、急に活気が出て子ども達が遊び始めました。夢中になって遊ぶ子どもの姿に運動会始まりのプログラムが決まりです。毎日、そのようにして幼稚園で遊んでいくと子ども達はどんどん遊び始め泣いていたもも組の子ども達も練習の最終日には泣く子もいなくなりました。

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昨日「あと、一日ほしいわね」と園長は心配してくれていましたが、今日いよいよ運動会当日を迎えました。子ども達を保護者より一足先に会場にセットした遊び場に誘導し、保護者にはその間に席について頂き、運動会開始です。練習の時は張り切って遊んでいたれもん組の子ども達も保護者を目にして次々に泣き始め、保護者の所へ行こうとする子が出てきたのです。そこで園長がつぶやきます。「おやつー」それを聞きつけた幼稚園の先生がおせんべいを届けてくれ、まずはおやつタイムとなりました。2番目の踊りの次の、「磁石くっついた!」は子ども達が日常的に幼稚園の扉に磁石がくっつくことに気が付き、夢中になって試しながら遊んでいるもので急遽、入れることになった競技です。泣いていた子もお母さんの手を振り払って走っていく姿がとても可愛く、心の中で「大成功」と保育教諭達は胸をなでおろしました。

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それでほぼ落ち着いたと思っているとみかん組はそれでも泣き止みません。その理由は座席の位置だったのです。実は昨日、朝日がみかん組の子ども達の顔に当たって暑いのではないかと変更したのです。座席を保護者の前方にすると不思議。一人二人と泣き止んでいきました。そしてかけっこも予定変更し、保護者に抱っこしてもらってのアンパンマン競争になりました。「よーいドン」の合図で子ども達も笑顔です。もうどうしていいか分からなくなっていた保育教諭達はこの笑顔でホッと一安心、胸をなでおろしたのでした。そしてれもん組もやろうということになり、またまた変更!!保護者抱っこのアンパンマンです。子ども達は大喜びです。最後の踊りは幼稚園児の兄弟にも入ってもらい泣かずに参加することができました。

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こうしてひよこ組の運動会は無事?終了しました。毎回、反省ばかりの運動会ですが、保護者の方には喜んでいただき、またご協力いただきありがとうございました。園長からは泣くも表現・笑うも表現、それが子どもの素直な表現であること。保護者が来てくれて泣く子はいつもけなげに我慢している子だから、泣くことはお母さん・お父さんが大好きだということを今、自分で見守ってくれているお父さんお母さんに甘えられることを泣いて表現したのだから、良かったよねと言ってくれました。この言葉は運動会を失敗と気にしている私達保育教諭と、泣いていた子どもの保護者の皆様への園長からの励ましの言葉です。これからもこの正直に表現してくれる子ども達と何事も前向きに進みたいと思いました。

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