2022年10月21日 金曜日
今朝、年長の女の子たちが空を見上げながら、何やら話をしていました。聞いてみると、場所によって雲の模様が違っていると話していました。「あっちはなみなみで、こっちはフワフワしてる!」と言って、さらに「さっき見た時と、場所が変わってる!」と、新たな発見もしていました。「どうして変わったんだろう?」と考える子ども達。「風が吹いているから?」「地球は、回っているから?」など子どもなりの考えが、たくさん出て来て話し合っていました。様々な事に興味を持って、イメージを膨らませ、考える子ども達の姿には、感心するばかりです。
年長児は今日、レインボーファームに稲刈りに行きました。昨日の園内稲刈りで、包丁とはさみと鎌の違いや、稲の刈り方など教えてもらった子どもたちは出発前から「こうやって刈るんやろ?」「家でも練習してきたよ!」とやる気満々です。バスの中では「どれくらい大きくなってるかな?」「僕達と同じくらい?いや、先生くらいかな!?」と子ども達の期待は膨らむばかりです。レインボーファームに到着した子ども達の目の前に広がったのは、黄金色に輝く稲穂が一面に広がる壮大な景色でした!それを見るなり「すご〜い!」「早く稲刈りしたい!」と益々、笑顔になる子ども達でした。田んぼの前に着くと、鎌を両手に持った園長が「これは何だ?」と子どもたちに問いかけると「カマキリ!」と両手に持った鎌を見てピンッと来た子ども達が直ぐに答えていました。「正解!カマキリは両手に鎌があるからカマキリって言うんだよ」と教えてくれました。昨日、園内稲刈りでは3本植えた苗が18本になっていたけどレインボーファームのは何本になっているかな?と1束刈ってみんなで数えてみました。「1.2.3.4•••」と数えていきますが、中々減らない稲の束•••。植えた時には5本だった苗がなんと、48本に増えていたのです!!幼稚園のよりも沢山増えている稲に子ども達も大興奮!ますます楽しみになったようです。
そして、待ちに待った稲刈りの始まりです。危なくないようにと大きく足を開いて、大きな稲をしっかり持って鎌を引きます。しかし、太く育った稲は中々刈ることが出来ません。それでもさらに力を込めて鎌を引いて、1人3株ずつ刈ることが出来ました。刈った稲は一つにまとめて稲木にかけます。稲木にかける時も、園長から「太い足と細い足を作ってかけるんだよ」と教えてもらっていた子どもたちは上手に2つに分けていました。
今度は稲刈り機で刈る様子を見せてもらい、さらに実際に機械での稲刈りも体験させてもらいました。機械から出てくる稲は束になって結ばれていることにも気付いていました。束になった稲は自分達で稲木の所まで運びます。重くて1人で運べない時には、周りの友達が助けてくれて、一緒に運びます。そんな子ども達はまるで働きアリのように田んぼや周りをせっせと歩き回り、稲を運んでいました。稲の束を運び、稲木に全てかけ終わるとその稲木はまるで汽車のようになが〜くなっていました。植えた時と刈る時の田んぼの土の違いにも気付いていた子ども達は「植えた時は土がドロドロだったのに今日はカチカチだね」「ヒビが入っている!」と土の変化にも気付き、興味津々で土を覗き込んでいました。今日1日で様々なことに気付き、触れ、体験することが出来た子ども達は終始、稲刈りを楽しんでいました。昼食後、楽しかった絵を描いた時、kくんは「自分より稲の方が大きかったよね!」も自分の身長よりも高く伸びた稲を紙一面に描いて、嬉しそうに話してくれました。
今日刈った稲は、12月の餅つきで使うことを聞いてすでに餅つきが楽しみになっているようでした。その時は稲刈りをさせてくれた「まなぶさん」も手伝いに来てくれると約束してくれました。三葉の子ども達はたくさんの周りの方々に支えられて色んな体験をすることが出来ている事に感謝し、幸せを改めて感じる1日となりました。
コメント (「稲刈り楽しかったね♪」 らいおん組 西川友理 はコメントを受け付けていません)